隕 石

@tibor

第1話

 明日隕石が落ちてきます。と、突然ニュースで流れてきた。

 !?!?!??!??????意味がわからなかった。え!?隕石??どういうことえ?死ぬよな確実に。え?何すればいいん?俺明日塾なんやけど!どこに落ちると?え?福岡!?福岡だと!?直径350km!?…

 色々な考えが俺の頭を飛び交った。心の準備を考える余裕すらなかった。1時間ほどしてようやくおさまった。

 推定衝突時刻は明日の15時34分。あとちょうど23時間後だ。何しよう何しようと困惑する。だが、すぐに決まった。

 裸で町を走り回ろう!そんぐらいよかろアハハハハハ!!

 明日に備えて眠ることにした俺は、ワクワクでベットに入る。

 起きて時刻を確認すると、15時32分!旗はアフ様はタラ田端はあはははあら!!!!!!約20時間も寝た驚きと残り2分という絶望が同時に押し寄せてきてそれを跳ね返した。俺は裸にならなければならん!

 俺は服を全て脱ぎ捨て、家のドアを開け外へ出た。四肢をあらゆる方向に動かしわけの分からない動きをしながら内股で走ってみた。うおおおおおおお!!!!!

 何か、上に引っ張られている感じがした。下を見ると、俺の足が地面から離れて浮いている! 

 何事かと思い上を見ると、もう隕石が鼻の先にあった。周りのものを全て引き寄せている。うおおおおお行ってたまるかああああああああああ地球万歳!地球万歳!日本万歳!地球万歳!と叫びながら、木を掴んで離さないでいた。

 耳が無くなりそうなくらい大きい音が聞こえたと同時に、俺の視界は全て光で包まれた。衝突したんだ!と思った瞬間、視界は全て黒になった。死んだ。

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