第21話 vsセブン1
「ああん、何で私こっち側なんですかぁ!? 葉月先輩たちをお守りしたかったぁ!」
「うるせっ、黙って追え!」
ユノとハジメは今、夕暮れに染まる住宅街を全力で疾走していた。
一触即発の最中、なんとセブンがいきなり逃げだしたのだ。一同呆気に取られるも、最適解を導き出せるというアリスの本の指示により、二人は追いかけることになったのである。
ユノでは魔王のビームを防げないことが証明されてしまった。故にユノがセブンの相手になるのは必至であり、それに加えて半人前のハジメも同行させる、という判断なのだろう。
戦力的には妥当といえば妥当な采配なのだろうが、非戦闘員の二人を葉月に任せてしまって大丈夫なものかと、ユノは心配になっていた。
民家の屋根を伝って駆けていくセブンの背中を、二人は何とか離されずに付いていく。どこまで逃げるつもりなのか、またいつ本気を出されて撒かれるか不安を抱きつつも、ハジメの頭には別の懸念要素があった。
「なあ。相手は魔王を倒した女騎士だろ? そもそも俺たちが追いかけて勝てるのか?」
「分かりません。でも生前よりも弱くなっているのは間違いないと思います」
ほぼ確信しているような口ぶりで、ユノは前を行くセブンの背中を睨みつけた。
魂の状態で見ていた、セブンとグレイシスのやり取りを思い出す。あの会話の中で、どちらかが勘違い、もしくは嘘を付いているとは思えなかった。
「それにセブンが逃げたのも、葉月先輩が怖かったからだと思うんです」
「葉月が?」
「セブンの肉体は今、完全に葉月先輩のものと同じです。身体能力も魔力量も。二人が真っ向からぶつかればどちらが勝つかも予想できませんし、勝てたとしても重傷を負うはずです」
「なるほどな」
差があるとすれば、戦闘経験と己の身体の慣れくらいだ。前者はセブンに、後者は葉月にアドバンテージがある。最優先目標が元の世界に帰ることであるセブンにとって、リスクを避けたがるのも納得がいった。
「ってことはユノ、お前気をつけろよ。俺の魔力量を防げないってことは、お前の盾、全然無敵じゃないからな?」
「うぅ、反省してますぅ」
彼女の言が真実ならば、魔王の身体能力や魔力量もハジメとまったく同じであるはずだ。つまりどんな少量の魔力でも、やりようによってはいくらでもユノの盾を貫けられるということである。
盾の防御力を絶対視するなよと注意したところで、セブンが民家の屋根から地面に降りた。クールダウンするようにペースを落とした後、広めの児童公園の真ん中で立ち止まる。
「あれれぇ? もう逃げなくてもいいんですかぁ?」
「煽んな煽んな」
少し距離を置いて対峙したユノが、盾に隠れるようにして挑発し始めた。
振り返ったセブンは特に気分を害した様子もなく、口の端を吊り上げながら煽り返す。
「ん? なんだ、追ってきていたのか。あまりに気配が弱々しすぎるから、羽虫か何かと勘違いしてたよ」
未熟者二人には地味に効いたようだ。
こめかみの青筋がカチンと音を立てて浮き上がる。
「何言ってるんですか! あなたが逃げてたからわざわざ追いかけてきたんですよ!」
「そうだそうだ! てめえ、葉月が怖いんだろ!?」
「よく分からんが、私は逃げていたのではない。大型の《逢魔》を探していただけさ。ドラゴンのあの狭い口内で、魔王とともに身を寄せ合うのは嫌だったものでな」
嘘ばっかり! と、ユノとハジメはギリギリと音が鳴るほど歯噛みした。
セブンが自分のデジタル腕時計に視線を落とす。
「日没まで十五分と少しか。《逢魔》を探す時間を考えると、あまり遊んでいられる時間はないな」
《解放》したセブンが日本刀を握りしめる。
切っ先を向けながら、楽しそうに嗤った。
「来い。速攻で片をつけてやる」
「あ、その前に一ついいですか?」
「……なんだ?」
時間が無いと言ったばかりなのだが……と、セブンは目を細める。
だが疑問を抱くユノの顔は真剣そのものだった。
「あなたが自分の世界を救いたいというのは分かります。そのために魔王と手を組まなくちゃいけなくなったのも。でもグレイちゃんは? どうしてグレイちゃんに手を差し伸べてあげなかったんですか?」
おぼろげながらも、一連のやり取りは記憶に残っている。
一緒に元の世界へ帰ろうと誘うセブン。それを拒否するグレイシス。しかし一度手を払っただけで、セブンはあっさりとグレイシスを見捨てた。それが納得いかなかったのだ。
「グレイちゃんのことは幼い頃からお世話をしていたんですよね? そんな彼女を残していくことに心は痛まなかったんですか?」
「セブンという騎士は死んだんだ。炎に包まれる大聖堂の中、魔王との戦いでな。私は竜宮葉月の肉体を頂き、平凡な町娘として第二の人生を送るのだよ。もう姫様など知ったことではない。それに世話だと? してないさ。私は幼い頃から姫様の側にいたというだけで、別に世話などしていない。むしろ事あるごとに訓練の邪魔をされ、苛立っていた記憶はあるよ。騎士として、自分の主君を無碍に扱えるわけもないしな」
「……葉月先輩がセブンの名前を出した時、グレイちゃんはあなたのことを英雄だと言って誇らしげに語っていました。スカルマークとして、あなたも聞いていたでしょう?」
「他人を危険地帯へと送り込んで、自分たちは安全圏から傍観。そして死んだら勝手に英雄扱いか。反吐が出るな」
「…………」
ダメだ。もう何を言っても無駄そうだ。グレイシスが慕っていたであろう人物像から、セブンという人間はかけ離れてしまっている。これがセブン本来の姿なのか、それとも新たな身体を手に入れたことによる心変わりなのかは分からないが……どのみち彼女の心がグレイシスに向くことは、もう二度となさそうだった。
セブンの心の内を耳にしたユノは、静かに表情を引き締める。
「分かりました。これで私もグレイちゃんに遠慮することなく存分に戦えそうです。葉月先輩には深追いはするなと言われましたが、私もちょっと頭に来てしまったので」
「ふん」
お互いの間に、これ以上の言葉は必要なかった。
貴重な時間を無駄にしたと、セブンが刀を構える。
「ユノ、行くぞ」
先手必勝。銃口を向けたハジメが引き金を引く。
だが、容赦のないハジメの先制攻撃は二手しか打てなかった。二丁拳銃を構えてからビームを放つまでの約一秒で、セブンは一気に間合いを詰めてきたのだ。
「はやっ……」
さらに必中であるはずのビームを紙一重で躱す。その二撃をやり過ごせば、セブンとハジメの間を遮る物は何もない。神速で振るわれた日本刀が、ハジメの首を狙う。
もちろん一方的な強襲はユノが許さなかった。
セブンの圧に怯んで反射的に仰け反ったハジメの前へ、ユノが立ち塞がる。
しかしセブンはユノの防御を予見していたかのように、わざと空振りしてみせた。刀を手にしたまま盾の表面に足を掛け、高々と跳び上がる。ひらひらなスカートを翻しながら華麗な側転を披露すると、ユノの背後へ。
狙いはユノに守られて尻もちをついているハジメだ。
ユノの頭上を越えたセブンは真下にいるハジメへと切っ先を向け、空中で疾走する。落下速度が加速されたセブンの下突きはハジメの胴体を狙ったのだが……ハジメも負けじと地面を転がって回避。何とか串刺しは逃れられた。
とはいえ、セブンの判断能力も尋常な速さではない。躱されると見るやいなや、刀を引いて地面に突き刺さることだけは避ける。持ち前の身軽さで全身を反転させると、今までハジメが寝ていた場所へと見事に足から着地した。
次の狙いはユノだ。振り返ることもせず、ユノの背中へと斬りかかる。
防御が間に合わないユノを今度はハジメが庇う。寝転がったまま、セブンに向けてがむしゃらに引き金を引いた。
至近距離にもかかわらず、最初の数発は難なく躱される。そして直撃するビームは『切れ味:軟』のスキルにより弾き返された。
その間にもユノが身体を反転。盾でセブンの身体を薙ぎ払おうとしたものの……大きく距離を取られ、掠ることもなかった。
再び対峙する両者。しかしほんの数秒前にあった余裕は完全に消え失せていた。
軽くランニングした後のように息を切らすユノとハジメに対し、セブンは涼しい顔をしたまま一度大きく深呼吸をしただけだ。わずかな今のやり取りで……完璧に格の違いを見せつけられた。
「なんだよ! 全然当たんねえじゃねえか!?」
「未来でも視えてるんですか!?」
息を整えた二人が各々の愚痴を漏らす。
これほどまでに実力差があったことに、セブンはむしろ落胆するように言った。
「お前たちが弱すぎるんだ」
ぐうの音も出ない正論に、二人は無言のまま地団駄を踏んだ。
とはいえ、ユノも無計画に盾を振るっていたわけではない。セブンの動きに違和感を抱いた彼女は、突発的な攻撃に備えるよう盾を構えて問いただした。
「セブンさん。なんで今、『切れ味:硬』を使わなかったんですか?」
「…………」
ユノの問いに笑みを消したセブンは、目を細めてじっとこちらを見据えてくる。
回答が返ってこないことを見越して、未だ理解の至っていないハジメが訊ねた。
「どういうことだ?」
「葉月先輩のスキル『切れ味:硬』なら、私の盾でも紙のようにバッサリと斬れるはずなんですよ。にもかかわらず、セブンはわざわざ盾を乗り越えて背後を取ろうとした。そのまま盾ごと斬っちゃえばよかったはずなのに」
「舐めプってことか? そもそもスキルが使えないとか?」
「いやいやいや。獅子堂先輩のビームも『軟』で弾かれてるじゃないですか。中身はセブンだからって、別にスキルが使えないわけじゃないです。が、セブンさん。おそらく葉月先輩のスキルに慣れてなくて即座に発動できないんですよね?」
当たりをつけたユノは、セブンに問いかけるように声を少し張り上げた。
返事はない。沈黙は肯定の証だ。
「スキル所持者の葉月先輩は、切れ味を一瞬で変えることができるんですよ。ですが他人であるセブンにはスキルを変換するまでにちょっと時間がかかると思うんです」
最初、セブンは遠距離攻撃であるハジメのビームを警戒して『切れ味:軟』を発動したまま距離を詰めた。しかしスキルを変更する余裕がなく、ユノの盾を回避。背後に回って生身の二人を狙ったのだ。
ユノの解説を聞いて、ハジメはピンときた。
「つまり刀が『軟』の時はユノが、『硬』の時は俺が攻撃すればいいってことか!」
「そういうことです。それが唯一、私たちにとって付け入る隙……セブンの弱点です」
「分かった。じゃあ、今どっちのスキルが発動しているか見分けることはできるか?」
「できます。スキル発動中は刀身がオーラを発してるんですよ。発動してないと何もありませんが、『軟』だと赤、『硬』だと青に見えるはずです」
ハジメは目を凝らす。微妙に赤っぽく光ってるような気がした。
「判るか!」
「えぇ!? めちゃくちゃ判りやすいじゃないですか!」
「俺はお前みたいな葉月マニアじゃねえっての!」
少なくとも戦闘中に見極められるレベルではない。これはユノに何か合図でも送ってもらわなければ不可能そうだった。
「あとは伸びる刀身に気をつけないとだな」
「それは大丈夫だと思いますよ。こちらがセブンの攻撃をギリギリ避けるみたいなポカをしない限り、彼女は使ってこないと思います」
「なんでだ?」
「だから獅子堂先輩、自分で言ったじゃないですか。私は葉月先輩マニアなんです。葉月先輩のことをずっと見てきたんです。『刃渡り:変化』で刀身の長さが変わる速度が、私と会った頃より段違いで速くなってるんですよ。たぶんセブンが使えば、発動してからでも余裕で対応できるはずです」
伸ばすのに時間を要するのなら、元の長さに戻す時も同じはず。あれだけ速く動けるセブンが、わざわざ隙が大きくなるリスクを負ってまで間合いを広げるとは思えなかった。
「おーい、まだ作戦会議は終わらないのか?」
「あっ、すみません。もうちょっと待ってください」
「……友達かよ」
のほほんとしたセブンとユノのやり取りに、ハジメは呆れてしまった。
盾で顔を隠したユノが、ハジメに向けて言う。
「実は私、秘策があるんですよね」
「奇遇だな。実は俺も試したいことがある」
「じゃあ獅子堂先輩、お先にどうぞ。私のは一度きりの切り札なので、獅子堂先輩がセブンの隙を作ってください」
「分かった」
作戦会議を終えた二人が、暇を持て余しているセブンを睨みつける。
二人の視線に気づいたセブンは、少しばかり嬉しそうに顔を歪めながら刀を構えた。
「おっ。なんだ、終わったのか?」
「ええ、終わりました。時間がないくせに律儀に待っててくれたんですね」
「よくよく考えたら、元の世界に帰るのは別に今日でなくてもいいと思ってな。日没を迎えてしまったら明日にすればいい」
確かに異能力のある《黄昏時》ならばセブンの逃走を妨げることができるが、日没後ではそれも難しい。セブン自身も能力は失うものの、その前に身を隠されでもしたら追う手段が無くなってしまう。
セブンにとっては二人の抹殺は絶対ではないが、二人にとっては今日ここで何としてでもセブンを倒さねばならない。彼女の落ち着いた態度は、心に余裕ができたためのものだった。
もう残り十分ほどで日没だ。
戦闘の合図もなしに銃を構えたハジメは、有無を言わさずビームを乱射した。
「懲りない奴だな」
呆れたセブンが、迫ってくる幾発ものビームに向けて真正面から突進する。それだけ避ける自信はあったのだろう。事実、至近距離からの銃撃もさほど苦労なく躱していたし、手にはすでに『切れ味:軟』を発動させたままの日本刀が握られていた。
たとえ何発だろうが、ハジメの銃撃はセブンに命中することはない……はずだった。
「スキル発動。『必中:レベル2』」
小声でハジメが宣言する。
その瞬間、セブンが弾いたもの以外のビームがすべて軌道を変えた。
「なっ……」
絶句したセブンは驚きのあまり足を緩めてしまう。それもそのはず。未だ彼女の元へ到達していなかったものも、すでに躱したものも、頭上を通過しているものも、あらゆるビームの矛先が自分の方へと向いていたのだから。
「行け」
囲まれたセブンに避ける余裕はない。刀で振り払うのも間に合わない。四方から迫るビームが、すべて直撃する。
セブンの防御手段は腕のみだ。両腕で頭を庇った瞬間……何発もの爆発音とともに砂埃が舞った。
「おっしゃ、命中!」
「獅子堂先輩、すごいじゃないですか! いつの間に新しいスキルを覚えたんですか?」
「昨日葉月に言われてからずっと考えてたんだよ。自分に何ができるか、自分にあったスキルは何かってな。んで、今『必中』ってスキルがあるんなら、その能力を伸ばす方向で考えてみたんだ」
その結果の『必中:レベル2』である。放たれたビームの進行方向を一度だけ軌道修正できるため、標的への命中精度が格段に上がったのだ。
今のは不意打ちだったが、軌道を変えるビームなどいくらセブンでももう一段階上の対応を余儀なくされるだろう。であれば、先ほどよりかは彼女を追い詰めることができるはず。いやそもそも、今の攻撃で粉々になったのでは?
などと期待しながら砂埃が治まるのを待っていたのだが……。
そこに立っていたのは、ゴスロリ衣装が少し焦げただけの、ほぼ無傷のセブンだった。
「えっ……?」
この事実に一番驚いていたのが、攻撃を受けたセブン本人だった。
数発ものビームを直で喰らったというのに、自分の身体は原形を留めているどころか深い火傷すら負ってはいない。肌の表面がヒリヒリと痛む程度だ。
何故これほどまでにダメージが少ないのか、驚愕の眼差しでハジメを見据える。
同じく呆けているハジメの反応を見て、セブンはようやく状況を理解した。
「ふふ、ふははははは! そうだ、思い出したぞ! 獅子堂ハジメは確か、葉月にまったくダメージを与えられなかったのだな!」
「――ッ!?」
一昨日のことである。初めて《解放》した直後、葉月の脳天にビームを放った。結果は涙目になる程度。それだけハジメの攻撃力と葉月の防御力に差があったということだ。
訓練という名の拷問で、あれから少しは火力も上がっているはずなのだが……わずか二日ばかりでは、さすがに明確なダメージを与えられるほどの成長は見込めなかったようだ。
本当に愉快だとでも言いたげに、セブンが声を押し殺して笑い出す。
「くくくく。なんだ、結局お前のビームは避けるまでもないじゃないか! これは傑作だ! 防御と治療だけに特化した盾女と、未熟とすら呼ぶのもおこがましいただの雑魚。ふははははは。どういう理屈があって、お前たちはこの私を倒すなんてほざいていたんだろうな!」
セブンの言う通り、ユノとハジメの二人では決め手に欠けていた。
攻撃型のハジメと防御型のユノ。『軟』と『硬』のバランスで攻めれば、セブンとて追い詰めることができるかもしれない。と、アリスの本は考えていたのだろうが、そもそもの大前提から覆ってしまった。ハジメの攻撃では、セブンにまったくダメージを与えられなかったのだから。
それでも銃口が触れるほどの至近距離でブチかませば、肉体を吹き飛ばすくらいのことはできると思うのだが……生き残ることが第一目標のセブンが、果たしてそれほどの接近を許すだろうか。
高笑いをしたセブンが、一歩一歩ゆっくりと近づいてくる。
「分かった。ああ、分かったさ。文字通り遊んでやる。こちらのスキルを『切れ味:硬』に固定して、日没寸前まで目一杯遊んでやるよ」
魔法属性であるハジメのビームが効かないのなら、もう『切れ味:軟』は必要ない。この場で唯一セブンでも手を焼く盾に対応するべく、切れ味を固定させるのは道理だ。
さらに『切れ味:硬』では、人間の柔らかい肌を切断することはできない。つまり『硬』で固定するということは、日没後に追って来られないよう徹底的に痛めつける宣言でもある。
葉月が怖く、魔王を信用していないセブンは、もうドラゴンの場所へは戻らない。
もう一日だけこの世界で過ごす覚悟で、ユノとハジメの足止めに専念する。
歩きながら刀を構えるセブンと、恐れから後退する二人。
逃げるか、それとも日没まで抵抗するか。
選択を迫られた……その時だった。
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