『濁流だ 濁流だと叫び 流れゆく 末は泥土か 夜明けか知らぬ』斎藤史『魚歌』(1940年)この歌を思い出しました。当時のニ・ニ六事件が起こった世相を詠んでいるとされるが、そんな事件でなくても、何かを想起させられる。この作者は女性。そして、このお話も。女性作家の面目躍如の作品であり、平和が日常でない事がわかってしまった今の日本人に対して、何か突き付けられた閉塞感が漂う感じの作品として、わたしは感じました。皆さんは、どうお感じなられるでしょうか?是非、ご一読を!(^^)