第7話 要塞都市

要塞都市は魔物を入れない為に要塞化したあと近隣の町や村から逃げてきた人などで、人口が増えて、都市となった。ヨーデルの国王は議会制を重んじていて、儀式の為だけに王位についているらしい。女神の力が弱まると魔物が溢れるので、定期的に女神に祈るのが、国王の国事行為らしい。

そして討伐隊を指揮する軍隊も所有している。王都に向かうまでにはここから9日前後かかるらしいが、途中には要塞都市が二つだけで、あとは見た目は普通の街があるっておしえてくれた。ここの要塞都市は活気があって、治安も安定してるので比較的他国の人も観光目的で、よっていく。ヨーデル国の宰相

ミゲール様は教えてくれた。

ミゲールさんはお祖父様のお友達で、奥さんがヨーデル国の人だったんだって、今はお一人で暮らしているみたい。「息子さんは留学中なんですって。お嫁さんを連れてきてくれるのを期待してらっしゃるみたいだけど、まだ新しい奥様を迎えても良さそうな若々しい方ね。」って言ったらみんなが驚いた。5歳児発言じゃない。そうだよね。でもミゲールさんどストライクだったんだよね。知的好奇心を埋めてくれるほどの物知りで、嫌味のないイケメン。ふぅ素敵!楽しかった〜次はいついらっしゃるかなぁ。

今日の護衛は昨日の赤毛の毛むくじゃらで、ヤンさんって人だった。市場に行きたいと伝えたので、「市場に詳しくて、顔がきくので、選ばれました。宜しくお願いします。」って勢いよくすごい笑顔?笑ってても怖いって何?

籐籠を片手にお買い物〜ってスキップしたい気分だけど、護衛の、ヤンから出発の時に「私の先に行ったらロープで全員繋いで移動するので、嫌ならみなで手を繋いで私より先に出ないように」って忠告をうけたので、歌ってがまんした。歩こう歩こう私はー元気ー歩くの大好きーどんどん行こう♪孤児院の院長と手を繋いで歌っていると「よい歌ね。」「ええ、ウチの子とお散歩の時にいつも歌ってたから、覚えてしまったの。」って院長の顔を見て失言に気づいた。「王宮の本にあったのですよね?」って念を押されてうなづいた。

きっと院長は聞き間違いって思ってくれる。そう思って、願って市場の通りにさしかかった。

市場の大通りはアメ横のようで、人がいっぱい溢れてた。横道は二条市場のようなふいんきで、花咲蟹を買いに行ったのを思い出した。残念ながら、外食はしないしきたりだったので、のれん横丁には行った事がないんだけど、もし目が覚めたら、この歳まで、経験した事ないことを子供達と経験しよう。と思いながらあるいた。生地屋さんによって、50センチ角以下の端切れを1ヶ月銀貨1枚で院に下ろしてもらう交渉をして、シルクの生地と、刺繍糸と、針、竹ばりと毛糸を五セットずつ購入した。

小さい子達はお留守番だったので、お土産に砂糖と、燻製を仕入れて、今日のお散歩終了。って籠をヤンさんに向けてつき出したら籠を奪って走っていく後ろ姿に驚いて、尻もちをついてしまった。う〜なまぐさーい。

ヤンさんはあんなに大きな体を身軽に軒先に乗せて、走り出した。軒先から飛び降りた下には、私の籠が無惨な姿にあ〜ヤンさんは片手にぶら下げながら「この辺で生活してるキーボです。」って教えてくれた。

食べ物を大事そうに抱えてる男の子に

「燻製のお魚だけど食べる?」って聞いて差し出してみたら、驚いた顔で「いいの?」って聞いてきた。影から3人の子達も出てきたので、みんなで燻製を咥えて帰った。門番が開けてくれたのに彼らは入ろうとしない。

キーボが「チビ達のところに帰るぞ」って行ってしまう。私は大きい声で。「待ってるね。いってらっしゃい」て言った。「伝わっているかなぁ伝わっているといいな。」そう思って屋敷に戻って、尻もちついたので、おふろに入って、着替て綺麗になったころ、ミアが「お嬢様大変です」ってとびこんてきた。

玄関に行くと、子供達が7人いたので、キーボに「おかえりなさい。みんな兄弟?」って聞いたら、「まさか」ってわらいながら、「全員親がいないからある意味兄弟かもな」って教えてくれた。男の子と女の子にわかれて、お風呂に入ったあと、タオルの巻頭着姿で、クローゼットにむかった。

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女神のいとしごは優しい世界に @shi3

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