サプライズ！

第1話 使い捨てじゃないカイロ

幼馴染の優くんが来るのを待ちぶせしていた。

まだかなぁ…

アッ！ 来たッ！

「 おまえ、まだこんな所にいたのかよ 」

「 ねぇ、一緒にあるこ？ 」

「 何でだよ 」

「 だって寒いんだもん 、優くんが側に来てくれたらあったかそうだから 」

「 オレは使い捨てカイロじゃねえっつーの！ったく… 」

と、言いつつも、優くんはわたしの横に来てくれました。

「 御礼にこれあげる 」

「 なんだよ 」

　彼は私の差し出した紙袋の中に手を入れた。

「 何も入ってねーぞ 」

「 あったよ！」

私もその中に手を入れた…そして、彼の手をギュ！

「 あ… 」

雪のように真っ白だった私のほっぺ、そして優くんのホッペも、見る見るうちに赤く染まっていった。

「 優くんのことが…好きです　」

それから私と優くんは正式につきあう事になりました。

終わり