16.8章 ロスアラモス攻撃
防空指揮官のモリス准将のところに、ミッチェル少佐の戦闘報告が入ってきた。
「P-80が飛行中の無人飛行体を攻撃した。爆撃機が発射した長距離ミサイルだったようだ。日本軍は周囲に対して、ミサイルを発射しながら飛んでいる。爆撃機への迎撃が優先だが、飛行爆弾も無視できないぞ。パナマの攻撃では、日本軍は、遠距離を飛行するミサイルを使用しているからな。爆撃機については、目撃情報によると、6発のエンジンを有する超大型機だったとのことだ。」
各基地からの報告を整理していたヤング中佐が答える。
「ここまで飛んでこられる爆撃機ということを考えると、6発機というのも納得できます」
その時、レーダーの探知情報が司令部に届けられた。ヤング中佐がメモを読む。
「レーダーの探知情報です。ニューメキシコに侵入した途端、敵編隊が多数に分離しました。20近くの目標が州内を飛行しています。恐らく、爆撃機が多数の長距離ミサイルを周囲に向けて発射したのだと思います。どれが日本軍の編隊でどれがミサイルなのかわかりません」
「どの目標のレーダー反射が大きいのか? 電波反射の小さな目標はミサイルのはずだ」
「レーダーで検知した目標のうちの、北部を東方に飛行している目標の電波反射が最大です。次に大きな反射は南側を東南に飛行している目標です。またコロラド州の南端を東に飛行している編隊も反射が大きいようです。それ以外の目標も大型機と推定できる反射を示していて、小型機ではないだろうとのことです」
モリス准将は、ニューメキシコ州の北寄りのアルバカーキの更に北側に政府の重要な研究所が建設されていることを聞いたことがあった。
「アルバカーキの北側、サンタフェの南西側に我が国の非常に重要な施設がある。研究内容までは知らないが、大統領の命令で建設した重要施設で、ロスアラモスの研究施設と呼ばれているはずだ。そこが目標だと考えると、この北側の飛行している目標が怪しいのではないかね?」
「ええ、ニューメキシコの北寄りを東に飛行している編隊はサンタフェの近郊を目指していると思われます。しかもレーダーの反射が最大で、順次高度を下げています。爆弾の命中率を上げるために高高度から降りてきていると考えると、辻褄が合います」
「君の意見に同意するぞ。この北寄りの探知目標を日本軍の主隊と想定する。日本軍の攻撃目標は、重要研究施設のロスアラモスだ。追尾が可能なジェット戦闘機は日本軍主隊への攻撃を優先させろ。アリゾナのウィンスローから発進しているP-80にも追跡させよ。燃料切れになってもかまわん。どうせ下は全部合衆国だ。いざとなれば、滑走路があればどこにでも降りてよいと言ってやれ」
「ジェット戦闘機は配備機数が限定されるので、主目標以外はプロペラの戦闘機が追跡することになりますが、いいですね」
「やむを得ない。最新型の戦闘機配備を沿岸部の基地に優先してきた結果だ。我々に可能なことを実行する」
まず、ニューメキシコ中央部のカートランド基地と北側のクロービス基地から戦闘機隊が離陸した。カートランド基地からは、20機のP-51と8機のP-80が発進した。クロービス基地からは、24機のP-38と8機のP-80が離陸した。
……
クロービス基地を発進したワグナー大尉が率いる8機のP-80は、地上からの指示に従って、東から西に飛行していた。途中でカートランド基地から離陸した8機のP-80と合流した。結果的に、ニューメキシコ州の西北側から越境して東へと高度を下げながら飛行している飛行体とは正面から近づくことになった。
西方向に飛行していると、基地から戦闘機隊を誘導するための指示が入った。
「方位270度、レーダー探知から大型機の編隊が飛行中、恐らく速度は500マイル(805km/h)だ。すぐにそちらとすれ違うはずだ」
高度6,000mあたりまで上昇すると、前方に編隊を視認することができた。双方が非常に高速なので視界にとらえてからあっという間にすれ違ってしまう。飛翔体の高度が下がったおかげで、P-80は高度を下げながらUターンすることになった。
「ワグナーだ。目標は小型の無人飛行体だ。数は20以上、高度15,000フィート(4,572m)で東に向けて飛行中。追撃して撃墜する」
無人機だとわかっても、ロスアラモスを攻撃する飛行爆弾の可能性がある。何よりも高度を下げているのは、地上を攻撃する意図があるように思える。結局無視して、他の編隊を追尾するというわけにはいかない。ワグナー大尉は、しばらく飛行体を追撃していた。
一方、モリス准将は、爆撃機を優先すべきとの判断をした。見逃した飛行体により多少の被害が出るのはやむを得ない。それよりも爆撃機が搭載している爆弾の方が、間違いなく大きな破壊力を有しているだろうと考えたのだ。
「無人機の編隊よりも、南側を飛行している編隊の要撃を優先させるのだ。今、追いかけている無人の飛行体は、見逃してもかまわん」
モリス准将の指示がワグナー大尉に届いた時には、既に2機の無人機をサイドワンダーにより撃墜した後だった。急いで編隊の列機に命令を伝える。
「このミサイルは、攻撃の優先度を下げてよいとのことだ。今から、全速で南南西を飛行している編隊に向かう。恐らく、6発の大型爆撃機だ」
ワグナー大尉は、内心舌打ちしていた。恐らく敵は高速のはずだ。それに対してこちらは高度をずいぶん下げてしまった。さすがのP-80も上昇しながらでは、速度が落ちる。あちこち引っ張りまわされたおかげで、会敵にはまだ時間がかかりそうだ。敵機の高度に上がるまでに爆撃が終わってしまうのではないかと考えた。
その頃、ワグナー大尉が追尾を放棄した無人機のうちの1機が、カートランド基地のレーダー電波をとらえて基地建物の屋上のアンテナに突入した。次は北側の扇側に向けて飛行していたうちの1機が、カートランドの北東にあるクロービス基地のレーダーにも命中した。いずれもおとり弾に含まれていた電波誘導弾だ。
……
山田中佐の富嶽隊は一旦南下してから、一定時間飛行してから北上に転じた。わざわざ遠回りをして南南西の方向から高度10,000mで、攻撃目標のロスアラモスを目指すことになった。
今は、いかにもロスアラモスを攻撃するように見せかけたおとりの飛行体が、うまく敵戦闘機を誘引してくれることを念じるしかない。飛行経路を西から東に最短距離で目標に接近するように飛行させた。しかも12機を編隊飛行させて、電探への反射も富嶽隊よりも大きく見えるように工夫したのだ。
北北東に向けて飛行してゆくと、前方にロスアラモスと思われる研究所施設が見えてきた。高台のふもとを切り開いて建設した30棟ほどの建築物からなる巨大な学校のような施設だ。工場と異なり建築物の形状がそれぞれ違っている。
中佐が編隊に向けて、攻撃を指示した。
「攻撃目標が見えてきた。先行爆撃隊は速度を上げて、突入せよ。後続の編隊は先に投下した誘導弾が爆発してから、投下だ。米国への土産物を搭載している機は、最後に投下するのを忘れるなよ。研究所で生成した大統領への贈り物が入っていると聞いている」
12機の富嶽から、編隊前方の3機が速度を上げて、どんどん先行して距離をとり始めた。ロスアラモスに接近しても対空砲火は撃ってこない。ここまで爆撃機がやって来ることまでは想定していないのだ。
3機の富嶽はやがて爆弾倉を開くと、各機が3発の超大型の4号爆弾を投下した。後部に推進剤を備えたロケット推進で加速してゆく爆弾だ。しかも、この爆弾は無誘導爆弾ではなく母機からの無線指令による誘導弾だった。重量は1発が3トンという超重量級の爆弾だ。各機に3名搭乗していた誘導員が、編隊で9つの周波数を使って9発の誘導弾を操縦していた。あらかじめ一定の広さに広がった研究所を想定していたので、エリアの東側から順次西端まで目標エリアを、それぞれ2人の誘導員に割り振って狙う目標が2つ以上重複しないように決めていた。
研究所施設に面して東北側には大きな丸い池があった。池の南側の細長い建築物に1弾が命中した。更に、池の南西の道路を挟んで南側の最も大きなH型の建物に2発が命中した。残りの爆弾のうちの1発が南南西の大きな正方形に見える建物に命中した。池の西方のきれいに列に並んだ建物群には、2発が直撃するか至近弾となって爆発した。西方の端の建物に1発が至近弾になった。続いて、1発が目標を外れて敷地外の北側の住宅地と思われるところに着弾した。最後の1発は丸池に落ちた。3トン爆弾の弾頭は、おおむね重量の5割が炸薬だった。それだけでも充分大きな破壊力があったが、爆弾の尾部には焼夷剤が詰め込まれていた。噴進用の推進剤と共に飛び散った焼夷剤が周囲に火災を発生させた。
続いて9機の富嶽が侵入してきた。各機が13トンの爆弾を投下した。一航過で全ての爆弾を施設に向けて投下した。爆弾は全て50番(500kg)で、赤外線誘導型となっていた。
総計234発、117トンの爆弾は、先導機が誘導爆弾により発生させた火災を目標にして落下していった。おおむね7割以上がロスアラモスの研究所エリアの敷地内に着弾した。すなわち160発以上の500kg爆弾が研究所の施設エリア内に落ちたことになる。しかもそれ以前に7発の3トン爆弾が施設内に命中している。研究所地域を外れた爆弾も火災が発生していた研究所北側を中心とする住宅地周囲に落下した。このため人的な被害もばかにならないだろう。
山田中佐の編隊はそのまま一航過で、目標上空を北東方向に抜けていった。編隊後方の機体が最後に投下した荷物から落下傘が開いた。落下傘にぶら下げられた四角形の物体はふわふわと、ロスアラモス研究施設の敷地内に落ちていった。5個投下された荷物は、風の影響で2個が敷地外に流されたが、3個は研究所内に着地した。
いくつかの富嶽には、カメラを搭載していて、爆撃の前と後の地上の様子を上空から撮影することになっていた。後になって偵察が可能な場所ではないので、攻撃効果の判定のためには写真が必要だ。
編隊前方の機体は攻撃前の様子を撮影した。編隊後方の伊藤大尉の機は、攻撃後の地上の様子を機体後部から撮影しなければならない。伊藤大尉が爆弾投下と同時に写真撮影を命令した。
「藤村上飛曹、橋本上飛曹、地上の様子を撮影してくれ。二度とこんな所には来ることができないぞ。どこに爆弾が落ちたのか記録しておくのだ」
富嶽の編隊は、北東から北に向きを変えるとニューメキシコ州境の北端まで飛行して、西側に変針した。往路よりやや北寄りの飛行ルートを一気に太平洋に向けて帰ることになった。
……
ワグナー大尉はいまだに、敵編隊を求めて飛行を続けていた。上昇により速度が落ちたのと、地上からの誘導が中断して、敵編隊を求めてジグザグに飛行していたのが原因だ。
基地と交信して、なんとか敵編隊の位置を確認しようとしていた。
「こちらはカートランド基地だ、レーダーが故障したので、敵編隊のはっきりした位置は不明。恐らくそちらの東北東のあたりを東あるいは東北に向けて飛行中だと思われる」
誘導を求めても不確かな情報しか返ってこない。それでも目視を頼りに上昇していった。やっとのことで、日本軍の6発機が斜め上方に見えるところまで上昇することができた。
上昇している途中で、10機近くの爆撃機が多数の爆弾を投下するのが見えた。どう見ても各機が20発以上の爆弾を落としているように見える。
「日本の大型爆撃機が、爆弾を一斉に投下した。繰り返す。既に爆弾は投下された。全部で数百発は落としたようだ。ビルに命中した爆弾が地上で激しく爆発している」
モリス准将はこの報告を聞いてめまいがしたが、合衆国を攻撃した敵機を無事に帰すつもりはない。
「かまわん、敵爆撃機を撃墜しろ」
敵機が確認できたら、後は強引に追い詰めるだけだ。16機のP-80はエンジンを全開にしてぐんぐん上昇していった。
……
山田中佐の編隊の最後尾を飛行していた伊藤大尉の富嶽から、敵戦闘機探知の報告が入る。
「こちらは伊藤です。電探で後方から接近する戦闘機を探知。10機以上。速度からジェット戦闘機と推定」
続けて編隊の後方を飛行していた他の機体からも同様の報告が入る。
「赤外線誘導弾を発射してくると思われる。敵が誘導弾を発射したら、おとりの熱線弾を投射しろ」
……
ワグナー大尉の編隊は、徐々に大型爆撃機の後方に接近することができた。一部の機体は、既に長距離ミサイルの撃墜にサイドワインダーを使っているので、ミサイル発射可能な機体は半数だった。やがて前方を飛行していた機体から、前方に見える4機の大型爆撃機に向けて、順次サイドワインダーを発射した。それぞれの爆撃機に向けて4発、総計で16発のサイドワインダーが白煙を引いて、ゆるくらせんを描きながら飛行を開始した。
次の瞬間、前方の爆撃機の後部胴体が、オレンジ色に光ると胴体の左右に向けて、百発以上のオレンジ色の光が円錐状に放射された。大部分のミサイルはこのオレンジ色の燃焼剤の赤外線に惑わされて狙いを外していった。しかし、最後尾を飛行していた機体の左翼下で欺瞞されなかった1発が爆発した。左翼の外翼部にポッド形式で装備していた2基のジェットエンジンからは真っ黒な煙が噴き出してくる。
ミサイルを発射したワグナー大尉の編隊は、一撃だけで南東に引き返し始めていた。東西に行ったり来たりしたために、燃料がかなり厳しくなっていた。最も近いカートランド基地に着陸するしかない。
……
伊藤大尉の機体では、被害を受けたエンジンを何とかなだめて、運転を続けようと機関士の岩淵上飛曹が悪戦苦闘していた。
「第1、第2ジェットエンジンが損傷し、消火器が作動しました。2基のジェットエンジンは既に停止しています。左端の第1ターボプロップエンジンは稼働していますが、温度上昇のため回転数を2割ほど下げて運転します。いつまで運転できるかわかりません」
「最終的に用廃になってもかまわん。とにかく動けるだけ動かしてくれ。ここから2時間飛べば太平洋上へと抜けることができる。なんとかそこまで持たせるんだ」
6発機の富嶽は、爆弾を投下した後なので、ターボプロップエンジンが1基くらい停止しても安定して飛び続けることはできる。それでも巡航速度が落ちるので、編隊から遅れて単機で飛行することになる。伊藤大尉は今のうちは6基のエンジンにより、できる限り編隊についていこうとしていた。
山田中佐のところにも、伊藤機の被弾が報告された。今のところは編隊についてきているが、遅れ始めたら置き去りにするしかない。編隊の他の機体を危険にさらすわけにはいかない。これから、アリゾナとカリフォルニアを越えなければ太平洋には出られないのだ。
……
ウィンスロー基地を離陸したミッチェル少佐の編隊は、小型の飛行体を攻撃した後は、モリス准将の指示により、ニューメキシコの中央あたりを目指して東方へと飛行していた。しかし、飛行の途中で、ニューメキシコ州北側の目標が攻撃を受けたとの報告を受けた。今からアルバカーキの北方を目指しても間に合わない。結局、燃料補給のために、ニューメキシコ中部のアラモゴード航空基地に降りることにした。アリゾナに戻れるのは補給を受けた後だ。
そのような理由で、アリゾナ州内で迎撃できる戦闘機は一時的にP-51とP-47だけになってしまった。しかもウィンスローのレーダーが被害を受けたため、アリゾナとユタの州境を飛行する編隊の探知が遅れた。西へと飛行する編隊を探知した時には、既にアリゾナに再侵入して、西方に7割ほどの距離を飛行していた。P-51とP-47に発進を命令したが、高高度に上昇している間に、日本爆撃機の編隊はカリフォルニアへとすり抜けていった。
……
山田中佐の編隊はアリゾナからカリフォルニアへと入ると残っていた12機のおとり弾を全て発射した。おとり弾は北と南の2方向に向けて飛行していった。
富嶽隊が東から接近した時も、流星に攻撃されたマーチ基地はまだ混乱していた。レーダーを屋上に備えた通信棟が誘導弾で破壊されて、誘導路に面した格納庫のうちのP-80の整備棟も攻撃された。しかもサンディエゴの防空に向かったP-80は、サンディエゴ軍港の周辺の基地に補給のために着陸していた。
マーチ基地のレーダーが破壊されていたため、ロサンゼルス北方に向けて飛行してくる富嶽の編隊の探知が遅れた。高速の富嶽に対しては、犬追いのように後ろから追いかける態勢になると、プロペラ機では全く追いつけないことが明白になっていた。
東から太平洋に抜けようとする富嶽に対して、合衆国西岸の防空を指揮するリンド少将は、中部カリフォルニアの基地からジェット戦闘機のみを発進させた。しかし、富嶽隊の飛行経路に最も近いロサンゼルスの基地には、発進可能なジェット戦闘機は待機していなかった。まだこれらの基地は日本軍からの攻撃から回復していなかった。
サンフランシスコやサンディエゴから発進したジェット戦闘機が富嶽隊を目指していったが、富嶽隊の南北に飛行するおとり飛行体に欺瞞された。富嶽を視認する以前に山田中佐の編隊は太平洋へと抜け出ることができた。
山田中佐は、初めての米大陸奥地への攻撃を成功させて安堵していた。
「何とか無事に戻れそうだな。ここまで来たら全機無事にハワイ島まで帰るぞ」
「中佐、伊藤大尉からの連絡です。エンジン不調で編隊から遅れていましたが、高度も徐々に下がっているとのことです」
……
最後尾を飛行していた伊藤機は次第に編隊から遅れていた。ついに機関士の岩淵上飛曹が異常を報告する。
「伊藤大尉、左翼の第1エンジン、排気口から火が出ました。消火器を作動させます」
エンジンの火災は消えたが、第1エンジンは停止した。高度を7,000mあたりまで下げて、なんとか飛行を安定させた。
しばらくして、副操縦士の沢田二飛曹が叫んだ。
「前方にマウナケアの山頂が見えます。ハワイ島まで戻ってきました」
雲の上に、頂上が雪でうっすらと白くなったのっぺりとした火山の頂が見えていた。
「よしっ。ここまで来たら無事に着陸するぞ。ヒロ基地を呼んでくれ。本機の状況を伝える」
山田中佐が望んだとおり、12機の富嶽はヒロ基地に戻ってくることができた。
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