8.7章 ミッドウェー空母の戦い 日米艦隊登場
サンド島とイースタン島が激しい攻撃を受けているころ、スプルーアンス少将が座乗する第20任務部隊は、ミッドウェー南方の近海へと急いでいた。既に、空爆を受けているミッドウェーの状況は断片的に情報が入っていた。
ムーア大佐が、今まで入手したミッドウェー島の状況を整理して説明していた。
「ハワイ経由の情報ですが、ミッドウェーは、既にヤマグチ部隊からの空襲を二回受けました。飛行場はほぼ破壊されました。防空隊の戦闘機は最初のうちは善戦しましたが、日本艦載機との空戦で全滅しています。飛行艇基地も完全に破壊されました。陸軍と海兵隊の航空機がヤマグチ艦隊への攻撃を行いましたが、戦果はほとんど無かったようです。そもそも攻撃した機体のうちの数機しか帰投してこないので、戦果もはっきりしていません。爆弾1発を空母に命中させたとの報告もあるようですが、大した被害ではないと思います。一方、海兵隊の島の守備勢力はまだ多数が残っています。陣地などは一部が攻撃されているようですが、偽装された守備隊のトーチカや地下壕などは残っています」
「つまり、我々と連携可能な航空戦力はミッドウェー島には残っていないということだな。もう少し敵に被害を与えてほしかったのだが、陸軍の爆撃隊も海兵隊の攻撃機も数は多かったはずなのに、簡単に殲滅されたものだな」
「開戦以来、我が軍の航空戦力は、何度も戦って大きな被害を受け続けています。それを新兵で補ってもベテランにはなりません。ミッドウェーの航空隊には、まだ経験が不十分なパイロットが相当数含まれていたとの情報もあります」
「海兵隊の戦力はある程度残っているのだろう。一時期、海兵隊員5,000人という数字を聞いたことがあるが、それからもっと増員されたはずだ。もしも敵の上陸作戦が現状で実行された場合の見通しはどう考えるか?」
「未知数です。干満の小さなサンゴ礁の島への上陸は浅瀬に阻まれて、それだけで困難という見方もあります。敵が上陸してくれば、海兵隊は反撃するでしょうが、日本軍の上陸兵力がけた違いに大きければ、やがて消耗します。逆に日本軍の上陸部隊の兵力を海上や海岸で削ぎ落せば、上陸を中断もしくは延期させる可能性があるかと思います」
しばらく、スプルーアンスは考え込んでいた。
「ミッドウェーの上陸を阻止するための作戦が、成り行き次第でミッドウェーからの脱出を支援する作戦に変わることもあり得るということか」
「現状で、敵の作戦を阻止せよとの司令部からの命令は変わっていません」
スプルーアンス少将は、ムーア大佐から受け取った報告書を折りたたんで、この話題が終わったということを示した。
「ところで、明日の我々の攻撃だが、もっぱら日本軍の攻略部隊を狙うということでいいな。ヤマグチ艦隊はミッドウェーの北側を行動中でまだ我々からは距離がある。しかも我々の位置はまだ知られていないはずだ。可能であれば、日本の主力部隊との対決は避けたい。敵は、珊瑚海で登場した新型機は今回も出してくるだろう。サム(烈風)とリサ(橘花改)、ジュディ(彗星)の3種類は戦闘に参加するはずだ。ヤマグチ艦隊はミッドウェーの北方からミッドウェーを攻撃したようだな」
「間違いなく新型機を搭載してきます。しかも、新型の比率が増えているでしょう。ヤマグチ艦隊は、我が軍にまず発見されるであろうという想定で当初から行動していたと思われます。実際、ヤマグチの機動部隊がミッドウェーの航空部隊から攻撃されました。一方、輸送船団は巻き添えをくわないために、別行動をしていた可能性があります。それが、想定以上に早く輸送船団が我が軍に発見されたということでしょう」
「輸送船団が単独行動しているのはあり得ないから、そちらにも護衛艦隊が随伴しているのだろうな?」
「日本には、小型の空母がいくつかあります。フィリピンやニューギニアの攻略でも上陸の支援に参加しています。今回もこのような小型の空母が上陸支援のために、輸送船団を護衛しているはずです。輸送船団の上空では戦闘機隊が警戒していると考えるべきです。しかし、我々はその小型空母を恐れていては、何もできません。最低限、攻略部隊の護衛空母は排除しなければ、目的を達成できません。但し、我々の艦隊が、まだこれからしばらくの間、発見されていないことが前提になります。早期に発見されれば、敵は待ち構えることが可能です」
スプルーアンス少将が少し考えて答える。
「輸送船の護衛部隊が2隻ないし3隻の小型空母だと想定する。我々には、2隻の正規空母に加えて、4隻の護衛空母の戦力がある。この6隻の航空戦力をうまく合わせれば、圧倒できるだろう。後方の4隻の空母戦力をうまく活用する方法を考えなければならない。それに我々には新型の戦艦部隊がついているからな。敵の艦載機を排除して、砲撃戦にでも持ち込めば、戦艦部隊も活躍できるだろう。それと珊瑚海で日本軍が使ったレーダーに対する電波妨害だが、対策はできているかね?」
ムーア大佐はポケットからメモを出してから説明を始めた。
「前回の戦いでは、日本軍は選択的に射撃管制レーダーのみを妨害してきました。搭載量に制限がある航空機からの電波妨害手段としては、うまいやり方です。それに対して、我々も射撃管制レーダーの改修を行っています。さすがに新型レーダーに置き換えるには時間も足りないので、従来のMk.4への改修です。それも全ての艦艇のレーダーは無理なので、大型艦と空母の防空艦に関しては、改修を終わらせています。同じ手は食らいませんよ。それに近接信管もかなりの艦艇への配備が完了しています。もはや近接信管を小出しに使う余裕はありませんから、一斉に使います。今回は敵の攻撃隊が我々の防空網にやられる番です」
ブローニング大佐が続ける。
「逆にこちらから仕掛けることも考えています。敵のレーダーに関する情報はある程度収集しています。TBFアベンジャーに妨害電波発信器を積み込んだ機体も何機か準備できていますので、敵のレーダーに目つぶしを食らわせる予定です。それにより、敵が混乱した間に更に新型兵器を使います」
「うむ。心強い限りだ。だが、敵もその程度のことは予想しているぞ。電波妨害ももっと進んだやり方を出してくるかもしれないぞ。彼らを侮らない方がいい」
……
ニミッツ大将は頭を抱えていた。海軍作戦部長のキング大将を経由して、ルーズベルト大統領の見解が届いていた。ミッドウェーの戦況をどこかで聞いたのか、横やりを入れてきた。
あくまで私的な意見としながらも、アメリカ合衆国の領土の一部であるミッドウェー島を安易に手放すことを望まない。ミッドウェー島の兵隊も米国民だ。簡単に彼らを見捨てないように最大限の努力をしてほしいと書かれていたのだ。
ルーズベルトにとっては、あんな小さな島でも合衆国の領土が削られるのは我慢ならないらしい。いや、領土ではない、この戦いの結果に対する国内での風当たりを気にしているということだ。ここまで考えてはっきりした。この戦いで、大統領が望む勝利を得られなければ、自分はこの椅子に座っていることはないであろう。ミッドウェーは軍事作戦から、政治的な考慮を要する対象に変わりつつあった。
ニミッツは横に立っていたロシュフォード中佐に顔をゆっくりと向けた。
「スプルーアンスへの命令変更は行わない。日本軍の上陸作戦を阻止するために、全力でヤマモトの上陸部隊を攻撃せよ」
……
ミッドウェーの南方海上には、第八潜水戦隊の潜水艦群が哨戒線を張っていた。フィジー・サモア方面とミッドウェー島の間を、敵艦隊が航行するであろうとの想定で哨戒を行っていた。警戒をしていた伊25に逆探知の反応が出た。
通信士が田上艦長に報告する。
「逆探が不明電波を探知しました。南方の方角、強い電波です。電探を回しますか?」
「いいやダメだ。電探を動かせば、こちらの存在を向こうに教えることになる。電波の到来方向にしばらく走る。ギリギリで急速潜航だ」
水平線上に、戦艦のマストと煙が見えたので田上少佐は潜航を指示した。伊25にとって幸いなことに、25ノット以上で航行する艦隊は簡単には水中の潜水艦を発見できない。
米艦隊は伊25から離れたところを通り過ぎたが、それでも北に向かって航行する空母と戦艦を認めることができた。
田上艦長は直ちに連合艦隊司令部に、米軍の機動部隊発見を報告した。
『空母2、戦艦1、駆逐艦多数。ミッドウェー島、南西600浬(1111km)。北上中』
スプルーアンスが日本船団の攻撃のために、想定していた自らの艦隊が早期に発見されないという条件が早くも崩れ始めた。
……
角田少将はいらいらしていた。山本長官に彼が指揮する三航戦もミッドウェーへの攻撃に参加したいと申し出たが、当面は護衛に徹せよとの命令が出たのだ。既にミッドウェーへの空爆は終盤を迎えており、明日には次の段階に移行するだろう。忠実に護衛という任務を実行していたが、来るか来ないかわからない敵を警戒するのも若干うんざりしていた。
角田少将が、ミッドウェーの状況を気にしていると、河村大佐が慌ててかけてきた。
「大変です。米機動部隊が向かってきます。我々の南側600浬で、潜水艦が米艦隊を発見しました。空母は少なくとも2隻です」
角田少将はメモをのぞき込んだ。
「この距離だと、明日の昼以降には攻撃圏内に入ってくるな。空母と戦艦の部隊か。やってやろうじゃないか、こちらだって空母は4隻だ。艦隊を南下させるぞ。輸送船団が先に攻撃されてはかなわんからな。我々の艦隊が輸送船団の南に出て、敵艦隊を迎え撃つ」
……
ミッドウェー島に送り出した第三次攻撃隊の帰投を待っていた一航艦のところにも、米艦隊発見が報告された。
早速、山口長官の周りに参謀が集まってくる。
「どうやら、明日になれば敵艦隊がやってくるおそれがある。空母2、戦艦1と報告されているが、艦橋の低い潜水艦からの発見報告なので、まだ後続の艦隊が存在している可能性もある。これだけだと思わない方がいい」
草鹿少将が行動予定を説明した。
「現状で最も敵艦隊に近いのは三航戦だが、我々も南下して敵を迎え撃つ。敵は南方から北上してくるだろうから、ミッドウェー島の西側を南下して三航戦の東側に出る予定だ。今日のミッドウェーからの攻撃隊には液冷エンジンの新型機が含まれていたが、この空母にも新型機は配備されているだろう。明日は、偵察機を数多く出して、先手で発見したい。航空参謀、敵の想定位置から偵察範囲を決めてくれ。それと電子戦機材を搭載した彗星も準備してくれ」
全員が緊張した面持ちでうなずいた。
……
6月6日の朝が明けて、スプルーアンスの艦隊は、ミッドウェーへの最短距離をとらずに、西方へと回り込んでいた。背後からミッドウェー攻略部隊を攻撃しようと考えたのだ。常識的に船団の後方には輸送船やタンカーが続いているはずだ。それをたたけば上陸作戦は頓挫する。空母エセックスは日本船団の位置を把握するために、レーダー装備のTBFアベンジャー発艦の準備をしていた。
……
三航戦の角田少将は300浬(556km)を空母による航空攻撃の間合いと考えていた。その距離に入ってきた敵の空母には攻撃を受ける可能性があるので、必ずそれ以前に発見しなければならないとの信念で偵察を実施させていた。敵艦隊が南西から仕掛けてくることを想定して、その方位を中心に西から南西方向を偵察させていた。一方、一航艦からの偵察機は、三航戦よりも東側の海域から、ミッドウェー島の真南にかけての海域を捜索していた。
……
エセックスから偵察任務のTBFアベンジャーを発艦させてから、しばらく東方に航行していると、サウスダコタのレーダーが未確認機を探知した。電探で艦隊を探知した隼鷹の二式艦偵が確認のために接近してきたのだ。
ムーア大佐が慌てて駆け込んでくる。
「敵の高速偵察機が飛んできました。空母艦載機です。残念ながら我々は発見されました。我々の攻撃隊は強襲になります。直衛のF6Fが迎撃に向かいましたが、逃げられました」
「さすがに、日本海軍は見逃してはくれないな。しかし、ここで逃げるわけにはいかない。作戦は続行する。攻撃隊を速やかに準備させろ」
二式艦偵にも烈風と同様に高品質のガソリンが搭載されていた。敵に発見されたら、逃げるために遠慮なく使えと指示されていた。
……
同じころ、三航戦の隼鷹にもスプルーアンスの機動部隊発見の報告がもたらされた。
参謀の宮崎中佐が無線報告のメモをもって駆け込んでくる。
「ついに見つけました。空母が2隻と戦艦3隻、それに巡洋艦です。攻略部隊の西方約290浬(537km)の海域です。空母のうち1隻はかなり大型との報告です。どうやら新型のエセックスと呼ばれる空母が登場してきたようです」
「攻撃可能な距離に入っているじゃないか。すぐに攻撃隊の準備だ。準備している間に上空の戦闘機も増やす。それと、敵艦隊発見を艦隊の各司令官に連絡だ。艦隊の航路を変えるぞ。敵に近づくようにこれから西に向かう」
ミッドウェー攻略部隊の司令官である近藤中将は、三航戦による敵空母への攻撃を認めた。この場合、攻撃することこそ最大の防御だと考えたのだ。加えて、三川中将が指揮する戦艦金剛と比叡、それに第七戦隊の最上級巡洋艦に対しても三航戦と行動を共にするように命令した。米空母の護衛に3隻の戦艦が随伴していることが判明したからだ。
三航戦には第十五駆逐隊の親潮と黒潮、それに第十六駆逐隊の雪風、時津風、天津風、初風が護衛についていた。第十六駆逐隊の4隻の駆逐艦は、艦隊護衛の能力強化の実験艦に選ばれて改造が行われていた。艦尾の2基の12.7cm連装砲をおろして、秋月級の主砲と同じ10cm連装高角砲を搭載した。また、40mm連装機関砲も6基を搭載した。秋月級と同様に対空電探の二号一型と射撃管制の二号四型と対艦電探の二号三型を新たに搭載して、艦橋後部に電探室も新設した。更に、一式一号音波探信儀と一式二十八連装十センチ対潜弾も搭載された。追加装備の代償重量として魚雷発射管が1基に削減され、次発装填魚雷もなくなっている。
やがて、西方に向かう比叡の逆探に、未知の周波数の電波が探知された。同時に電探にも西から接近する2機の反応が出た。
三航戦の上空を警戒していた直衛機から、3機の烈風が電探の探知した位置に向けて急行する。烈風は2機のTBFを発見するとすれ違い直後に急旋回して、後方から接近すると20mmの全力射撃で1機を撃墜した。しかし、その間にもう1機のTBFには逃げられてしまう。TBFは烈風が接近してくるまでの間に前方に発見した日本海軍の空母と戦艦の位置を通報していた。しかし、前方を航行していた隼鷹と飛鷹から離れて航行していた瑞鳳と祥鳳は、すぐに追い払われたために発見できていない。三航戦が西に向かったため、米艦隊との距離は280浬(519km)に詰まっていた。
宮崎中佐が角田少将に大きな声で報告する。
「我々の艦隊に向かって飛行してきた米軍機を撃墜しました。電探を備えた敵の艦上機です。我々の位置は打電されていると考えるべきでしょう。ミッドウェーの飛行場は、攻撃されてまだ使えないはずです。間違いなく空母から飛来した機体です」
角田少将は黙ってうなずくと、ニヤリとして独り言のように話した。
「攻撃の間合いでお互いを発見したというわけだ。我々も敵もほぼ同時に攻撃隊を出すだろう。どちらが先に相手をたたき潰すかの勝負になったということだ」
……
偵察任務のTBFアベンジャーによる空母2隻の発見の報告は、スプルーアンス少将にすぐに上がった。
「やはり輸送部隊にも空母がついていたぞ。どうやら小型のようだ。この艦を排除しないと我々の任務は達成できない。攻撃隊を編制してくれ。直ちに第一次攻撃隊として発艦させる。護衛空母は我々の後方250マイル(402km)以内にいるな。彼らの艦上機をこの艦に向けて直ちに発艦させてくれ。一度、本艦に着艦させて補給してから第二次攻撃隊として発進させる。第二次攻撃隊は攻撃目標を空母とするか輸送船とするかは、今後の状況次第だ」
サンガモン級の護衛空母は足の遅さから、ミッドウェーに急ぐ艦隊についていけなかった。そのため、艦隊の数百km後方からスプルーアンスの艦隊を追いかけていた。それでも航空機にとっては、1時間半もかからない距離だ。
エセックスとレンジャーの艦載機は、第一次攻撃隊の準備ができると直ちに発艦してゆく。2隻合わせた攻撃隊は、F4Uコルセア21機、FJ-1ムスタング27機、SBDドーントレス36機、TBFアベンジャー35機となった。エセックスの搭載機が多いため、合計で100機を超える大編隊となった。実質的には30機程度の3群の編隊に分かれて、東に飛行していった。
……
三航戦は、任務であるミッドウェー攻略部隊を含めた艦隊の直衛機の強化をまず実行した。上空の既に上げていた直衛機に加えて、4隻から追加の戦闘機を発艦させた。上空の戦闘機は烈風12機、零戦16機、橘花改12機、彗星16機となった。彗星は身軽ならば、330ノット(611km/h)以上の速度が出て、主翼には13.2mmを搭載している。このため噴進弾も搭載して防空戦闘の一部を担うことにした。
追加の上空警戒機を先に発艦させたため、三航戦からの攻撃隊の発艦はスプルーアンス部隊よりもやや遅れることになった。角田少将は三航戦の全ての搭載機を新型機とすることを希望したが、十分な新型機の機数がそろう前に日本を出撃したため、瑞鳳と祥鳳には零戦が搭載されていた。
その代わり、爆撃機は全て彗星に置き換わっている。雷撃を可能とする改修も実施したため、半数の彗星が急降下爆撃にも雷撃にも使用可能となっていた。三航戦が米艦隊に向けて発艦させた攻撃隊は、烈風10機、零戦16機、彗星38機であった。なお彗星には雷撃装備機が約半数含まれている。
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