いつも楽しく読ませてもらっています。
主人公が電気系出身であれば、
史実よりもだいぶ早いですが、半導体(ゲルマニウムダイオードやトランジスタ)について民間や大学へ研究を依頼するという形で登場させて、電子機器装備の性能向上を狙っても良いかなぁとも思います。
毎日更新大変だと思いますが、頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
半導体開発については、確かに開発ストーリとしても面白そうですね。どこかの外伝で触れるかもしれないです。
やるならば、主人公は今の半導体を知っているので、ゲルマニウムトランジスタのように歴史をトレースするのではなく、シリコンのPNP型を最初から目指すでしょう。
近接信管〜♫ 近接信管〜♫
果たして日本の技術で開発出来るのか?
隠れた人材は出て来るのか?
次号を待て‼️w
作者からの返信
ありがとうございます。
近接信管のところ、コメント結構きています。
作品中の説明の通り、真空管使って実験用の回路まではできたけど、そこから先の超小型化、砲弾発射時のGに耐える、しかも大量生産しなければならない。
というところの壁が相当に高いでしょう。
VT信管の実用化は、この時代の日本の工業技術では
かなり難しいでしょうね。
衝撃に強い小型マグネトロンの品質を安定させるには、
高い工業生産技術と材料技術が必要で、
この時代の日本では、試作すらも難しそう。
高射装置と連動した時限信管の調整技術は、
米軍よりも進んでいたので、
こっちを強化した方が早くて実用的でしょう。
実際の日本機の撃墜は、
VT信管よりもボーフォース40mmの方が
遥かに多く、鬼みたいにボーフォース生産して
大量配備した方が、効果的かもです。
作者からの返信
ありがとうございます!
近接信管について一部誤解があるように感じます。アメリカが第二次世界大戦中に実用化した近接信管は、ネット上で回路図まで公開されていますが、真空管が3本の構成です。動作は、本作品中で主人公が説明している通りです。
すなわち、短波長の電波は放射しますがレーダーのようなマグネトロンを必要とする周波数帯域ではありません。周波数帯が短波無線機の領域でしかも、音声通信のような変調も一切不要ですので、実験回路程度なら当時の日本でも簡単に作成できたと思います。ただしサイズはは大きいです。無論当時は回路は秘密でしたので、日本は知ることはないですが。回路構成を回路図で私も確認してから、この物語を書いていますが、昔、真空管で作った5球スーパーという普通のラジオよりも相当簡単です。
作中でも書きましたが、回路自身よりも、強い衝撃に耐えたり小型化する部分は米国の当時の電子技術を総動員して開発したという面はあると思います。
ボフォースの方がたくさん落としているというのは、恥ずかしながら初耳です。VT信管は従来信管に比べて、4倍の撃墜率とかいう話はどこかで読んだ記憶があります。
何が辛いってアメリカは電波式近接信管の実用化のために何万発も試射してるってこと。同じことは日本にはできない。
そもそもまともな真空管を量産できない国なんだから電波式より磁気式目指すほうがいいかもしれない。
ドップラー効果利用した兵器といえば近接信管もだけど、爆雷の方が優先度高いと思う。
作者からの返信
ありがとうございます!
おっしゃる通り、近接信管は試作機の回路はできても、それを砲弾に入れ込むところまでたどり着くのに非常にハードルが高いと思われます。本編でもそこで足踏みしています。
潜水艦や地雷を見つけるのに使われている磁力線を使うこともあり得ますね。但し、とんでもなく近距離でない限り、磁力コイルに発生する誘導電流の増幅には真空管が必要だと考えております。つまり、部品レベルでは電波利用と同じ課題に帰着するだろうというのが私の考えです。
将来的には紫電改ジェット戦闘機、橘花の戦闘攻撃機、彗星の攻撃機で大型空母の艦載機になりそうな感じですね。
中型以下は烈風、彗星で。
三菱震電は局地っぽいですが、震電の艦載機型には浪漫が…笑
VT信管が実用、小型化が達成できると空対空ロケット弾という手段が選択肢になりますね。
アメリカ側もジェットではやや指示では遅れますが、加速するのは間違い無いでしょう。
最初の山場はパッカードマーリンが早期に実現すると最強のレシプロ戦闘機が現れるところでしょうか?
作者からの返信
ありがとうございます!
非常に鋭いご意見と思います。
艦載機のすみわけ的なこともありそうですね。
近接信管は、砲弾に入れられるほどGに耐えられなくてもロケット弾ならば使える見込みがあるんですよね。
そうなんです、パッカードマーリンは昭和16年には生産が始まっています(但し、1段過給機タイプ)。それが翌年にはマーリン60系列の生産が加わって、という流れですが、早まりそうですよね。ムスタングが。
雷電、彗星、烈風、橘花改、銀河、4号爆弾
、、、
どれも素晴らしい成果ですねえ。
800kg 4号爆弾が命中したら
エセックス級空母も一撃で真っ二つかもな。
機関部で爆発されたら大破確定。
どれほど修理に時間と経費がかかるのやら。
多大なリソースを消費する事になるかも
しれませんね。
特にジェット機に関しては米軍も
驚愕するでしょうね。
超高額なB17やB29が撃墜されるのは
米軍にとっても痛いでしょう。
史実と比べると米軍の損害は倍に増えるかも
しれないな。
作者からの返信
ありがとうございます!
自分も忘れないように、今まで開発編で登場した機体を含めて整理してみました。
4号爆弾は、史実でも開発がされていて、25番は昭和16頃に目途がついたような記録も残っているようです。昭和17年には50番も80番も実験されていました。なぜか大々的に使われないで終わっていますが、こちらの世界では、開発も若干早まって活躍してくれるでしょう。
ジェット機の開発も早まっていますが、B-29の本土爆撃は、当面先のようです。そこで艦載機にすれば、活躍できるんじゃないかと考えてみました。
更新有り難うございます♪ヽ(´▽`)/
やっぱり開発の『選択と集中』になりましたね。見極めが大事だし、この世界で今後登場する機体と装備等が知れて良かったです(*-ω人) 彗星が流星の代わりになるのはビックリしましたw
空技廠トップも近接信管の開発に積極的に関わっているなら期待が持てるけど、どうせなら『おねだり』ばかりの草鹿参謀長等に『力を貸して借りを返せ』とお願いしてもいいのでは(´・ω・`)?
次回を楽しみにしていますヽ(`ω´)ノ
作者からの返信
ありがとうございます!
開発編でも登場していたお話含めて、棚卸的に書いてみました。
彗星は2000馬力超のエンジンを搭載した時から、雷撃も可能にしようと考えていました。
近接信管は、まだまだ難しそうです。これからどうなりますでしょうか。
追記) そうだ、磁器探知機の一式陸攻への搭載は、前回コメントいただいたので、盛り込んでみました。
無理に近接信管の開発しないでもいいんじゃないかなぁ
と、思ったりします
近接信管のような精緻な物の大量生産は日本には荷が重いんじゃないか?
と
日本には時限信管を装填時に自動で設定できる自動調定装置があります
これを活用すれば近接信管と同じとはいかなくても似たような効果が
あるんじゃないかと思います
もっとまともな管制装置と自動調定装置を連結し、自動調定装置の設定を
自動でできるようにすればそれなりの命中精度を出せるんじゃないかと
思います
こっちの方が、装置の改良だけで済みより生産能力への負担が軽いかと
作者からの返信
ありがとうございます。
自動調定装置というと高射砲の側で時限信管(例えば91式時限信管の頭のところのダイヤル)の作動時間を設定する装置ですよね。
通常は、94式高射装置に光学測定データを入力して演算させて、求めた答えのうちの弾丸が届くまでの時間を計算して得られた答えを、自動調停装置で設定していることになります。今のコンピュータで言えば例えばプリンタのように、演算した結果を出力する役割ですね。
つまり命中精度を出すためには、94式高射装置の結果が非常に重要です。但し、この高射管制装置が、米軍のMk.37射撃式装置や英海軍のHACSと呼ばれる高射装置に比べて、性能が良かったかというとなかなか難しいのではないかと思います。