廉、家を買う

あの壮絶な会議から一ヶ月がたった。


そこまでそうぜつじゃなかったかもしれないがまあそこはたいして重要


じゃない。



今、汐音さんと会社名を決めている


「私はPFCがいいと思います。」


「それいいね」俺はその意見に納得した。今回はすんなり決まったな。まああの名前つけるのが下手な奴がいないからはやくきまったのかもしれないな。



まあ、みんな会社名を決めるのはどうでもいいから一ヶ月に何があったの報告しようと思う。


よし教えてやろう。


まあ、まずは奏からいこうか。特に目立ったことはなかったが新曲を二曲あげた。それが見事急上昇ランキング3位をとったんだ。なんだ三以下と思った底のお前、世界で三位だぞ残念だったな日本じゃないんだ世界だ。その反響はなかなかすごかったあのキー局からの出演オファーがあった。もちろんOKをしておいた。なんだかんだ言って奏の歌声を聞いちゃうとほとんどの人が感動して泣くんだ。それぐらいすごいってことだ。まあそのぐらいかな。

じゃあ次はレオに行こうかえーっとだなレオには遊び程度にプログラミングを練習してもらったんだ。そしたらレオが俺らの想像の範疇こえてだななんとゲームを三つ作ってしまった。あのだな、まだゲームを配信していないけどこれは絶対にはまるぞ。現在おれはレオの作ったRPGゲームにはまってしまった。そこに奏の音楽を入れるとやばい考えただけで鳥肌が立ってしまった。こんな奴らが俺の眷属だとはなんだかうれしいな。あああとレオには株式投資をしてもらっていたんだが。50万円が気づいたら5000万になっていた。レオが言うにはどこかの企業が株価を間違えたみたいでその時にめちゃくちゃ稼いだらしい。5000万って聞くとなんだかお金の感覚がくるってきた気がした。ダメだ俺よ正気を取り戻せ。あと少しで金持ちになってしまうところだった。いろいろあったけど簡単に言うとこんな感じだ。


それで現在会社名を決め終えてなんかいろいろ手続きをしようとしているまじで汐音さんの仕事が早すぎてすぐ終わった。なんで会社を作るのかというと税金対策でと言っていた。まあよくわかんなかった。


そしてだな、俺らは今四人で不動産屋に来ている。今俺の前にいる人はとても紳士そうなサラリーマンだ。ここから熱い激闘が生まれていく。まあ俺が圧勝するがな


今は本社を作る為の物件を探しに来ている。


まず俺が仕掛けていく「すいません、きれいな地下付き物件はありませんか?」


さあみんなここでふと疑問に思っただろう。


なぜ地下付き物件なんだろうと、君たちの考えは僕にはお見通しなんだよ。


なぜかって言うと雰囲気を大事にしたいんだよ。大体ダンジョンって地下にあるイメージだろ。


俺はそれを大事にしたいんだよ。ということで地下付き物件を探しているんだ。


この小さな不動産屋が闘技場のようなところに変わった。


「さあ、現在小林廉選手対紳士マンの世紀の一戦が始まろうとしています。実況は私関羽が担当します。実況は名を孔明姓を諸葛という諸葛孔明が担当します。」


「かんかんかん」


「さあ、開始のゴングが鳴りました。最初に攻撃を仕掛けるのは紳士マンだ。」


「少々値が張りますがあります。こちらです」


どうだこの金額を見てびっくりしただろう俺はわざと金額を挙げていっつも取引し、毎日相手がビックリする顔を見て優越感に浸っているのだ。さあお前はどんな顔を見してくれるんだ?そう思って廉の顔を見てみると。


廉の顔は虚無に包まれていた。


「おおっとこれは何をしているんでしょうか?孔明さん」


「これは紳士マンが廉選手に向けてジャブをかましましたね。けれど廉選手がうまくその攻撃をかわしたようですね。廉さんは今まで一切情報が無かったのですが異常な反射神経を持っているんだと思います。」


残念だったな。俺はお前の言ったことが嘘か誠かすぐわかるんだよ。鑑定という能力を使ってな。


内心廉は驚いていた。


思っていた以上に高かった。その金額はなんと一億円。今の俺らには到底払えない金額だ。けれどあいつはうそをついていた、少しでも値下げをして俺らに徳があるようにしてやろうと持っていた。


そこで俺は右ストレートを相手の溝に充てるように言ってやった。


「これ本当は5000万ですよね。」


本当の金額はわからないけれどとりあえず仕掛けていった。


「この行動は何なんでしょうか?」


「そうですね。これは様子見の右ストレートですね。相手の力量を見計らっているかのようですね。」


「残念ながらそんなに安くないんですよね。」


思っていた以上に普通の顔で言っていた。やはりなかなかの腕前を兼ね備えていた。


そして何よりあいつの言っていたことは本当だった。そこで俺は作戦を変更した。ちょっとずつお金を減らせていこう作戦だ。まず9000万だ。


「少し負けてもらいたいので9000万はどうですか?」


「すいませんこれは元々の値段が9000万なのでそこまでは下げられないです。」


ふっふっふ俺は内心笑っていた。お前の嘘などバレバレだ。お前は俺の手のひらで踊らされているんだ。さあゲームの始まりだ。俺はさらに仕掛けていった。


次は一気に7000万だ。


「7000万はどうでしょう?」


「本当にすいませんそこまではできません。」


「廉選手は素晴らしい攻撃を持っていますね。廉選手の落ち着いているけれど、攻め続けている、本当に恐ろしい選手ですね。」


「そうですね。まるですべてをわかっているかのような動きをしていますね。」


「6999万円でどうでしょう?」


「本当にできません。」


ポーカーフェイスはいまだに健在だったけれど本当に焦っているのか、首のあたりに冷や汗をかいて得るのがここからも見えた。もう相手は瀕死寸前だった。俺は最後の最後で怒涛の攻めを仕掛けた。


「6900万」


「もう出せません。」


「6800万」


「・・・」


「6700万」


「ギブ、アップです。」


「決まりました。廉選手の怒涛の攻めが決まりました。」


「廉選手は相手がもう限界だとわかっていたようですね。」


く、なぜここまで的確な値段で交渉してくるんだ?普通は8000万とかで手を打ってくるのに何で6700万まで下げようとしてくるんだ。もしかして俺の顔の表情を読んでいるのか?いやこの道20年のベテランだぞポーカーフェイスはできている。もしかしてこいつは天才か?まずいどうしよう?


そんな風に思っているんだろうなあいつは。なぜか相手の思うことがすんなりと浮かんできた。


今回の死体は俺の圧勝だな。そしてあいつの表情を見てみると惨敗した敗者の顔をしていた。めちゃくちゃ気分がよかった。


あの家は引っ越しするわけではなく、あくまで本社になるからな。まあ俺はここに住むつもりだし。


引っ越しの手続きとかもあって一か月後になるからまだ時間がかかるな。じゃあ俺も人助けをしに行くかと言いたいところだけど日本平和すぎてあんまり危険な状況が無いんだよな。まあまだやんないといけないことがあるからいろいろしていかないといけない

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ダンジョンリスタート 極上トマト @gokuzyoutomato

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