第10話 最終話 二元の世界とは。

ジャンだ。

これまでかなり書いてきた私の作品だが。


そろそろ、終わりにしようと考えている。


初めは1話で完結のつもりが、神々の要望などによりここまで、よく書いて来れたものだと思う。


最後までお付き合い頂いたあなたに、感謝する。


ありがとう。


さて、最後のお話はやはり、二元である


「闇と光」について。


本当の闇を知らなければ、「闇は悪い」と言う概念は消えないだろう。


私は闇を、知りたく暗黒の闇の世界の境目に身を置いた。闇を知らなければ、光は見えにくいものだ。


だが、知らない人は光に身を置いても、そこが光だとは気が付かない。


なぜなのだろうか。


例えば、どんなに恵まれた環境に身を置いても、「幸せ」とは頭では、又、思考では認識する。


しかし、「幸せだ」と感じられるだろうか?


五体満足に身体が動く、しかし、ある日突然に身体が不自由になれば、どうだろうか。


事故等で、身体のどこかが、不自由になり、思うように動かない。


こうなってから、初めて不自由さを感じ、不自由になる前が幸せだったと、思うのではないか?


この、不自由を感じる事が大事であり、この経験がなければ、ずっと、五体満足の有り難みは知らないわけで、そして、

「あたりまえ」となるのだ。


人は皆、「幸せになる為」に生れるとされている。


この「幸せ」とは、何を持って「幸せ」とするのか?


目に見えるものが揃っていることか?


大切な、家族と一緒なことか?


愛し愛されることか?



「幸せ」の概念は至る所にある。


しかし、私は考えるのだ。


本当の「幸せ」とは、


「幸せだなぁ。」とどれだけ感じれるか。その心を持てるか。


この世を去るまでにどれだけ


「なんて幸せ〜。」


と感じれるか。これこそが「真の幸せ」ではないか。


その幸せを感じる為に真逆の不幸せ、不自由を経験する事でその心を養うのである。


これこそが「闇と光」の役割であり、「二元の世界で生きる」

に繫がるのである。。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

二元の世界で生きる 中筒ユリナ @ariosu-siva

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ