泣かないで、一人では誰も生きられぬ

実に良い。
余計な情報を入れずに読んで味わうのが一番。
現代ファンタジー作品。
ミステリー要素もある。
どきり、びっくり、うらぎりの三要素がある。
どんでん返しが素晴らしい。
マンガやアニメなどで見てみたい。

些細な違和感を小出しにしていく書き方が上手い。
出し惜しみせず、小出しにどんどん出していく書き方が実に良い。
見せ方が上手い。

どんでん返しとは、登場人物と読者を騙すこと。
読者だけでなく登場人物たちも騙し、驚かせた。

本作は西野樹の一人称で書かれている。
三人称ならと考えるも、ラスト会話が多くてスッキリしない。
なので、一人称で書くのが正解だろう。