吸血鬼を倒すべく生み出された人工少女が、それはもう滅茶苦茶に強い吸血鬼の男性に師事する物語。
バトルものの現代ファンタジーSFライトノベルです。
このゴリゴリの厨二感! まさに「男の子の好きなもの全部のせ」って感じの、贅沢な設定の奔流がたまりません。
こういう、エンタメ性に全リソースを突っ込んだみたいな作品、もう本当に大好き。
魅力はやはりキャラクター、もうあざとさの塊みたいな造形が本当にすごい。
人間、誰しも死ぬほど強い吸血鬼になって、素直になれない戦闘少女に教育を施しつつ、でもときにはちょっと甘えられたりしてみたい……と一度は思うものですが、そういう需要を全部叶えてくれます。
というか、紹介文に並んだ「性癖」の一覧、こちらを見るのが一番手っ取り早いです。
全部あります。素敵。
作品のスタンスそのもの、サービス精神の塊みたいな姿勢が嬉しい作品でした。