4話 初体験!?

「ねえ、緊張してるの?」

「…うん。」

「ふふっ、初めてはみんなそうなるから安心して」

「……」

「じゃあ、いくね」


カチッ!


「ハイ!おしまい!」

「お、おわり?」

「うん!」

「そっか…」


そうか、終わったのか俺の初…ピアス


「初めてはみんな緊張するよねー」

「うーん、痛いのかと思ったけど意外と一瞬で終わって痛みもなくてびっくりした。」

「でっしょー、怖がる必要ないのよー」

「うん…でもなんでピアスを俺に?」

「え?だってかっこいいじゃん」

「いや、ほかの人はそうかもだけど俺は……」

「ねえ!」

「!?」

「別にさ謙虚なのをやめろとは言わないよ?けどさあ、もうちょっとは自分に自身持ちなよ!」

「で、でも」

「あー、もう私はかっこいいって思ってるんだからもっと…自信持ちなさいよ」

「! 宮井さん…」

「だ!か!ら!そんな自信のない晴一君の為に第一歩としてピアスを開けてもらったの!」

「あ、そういうこと…」

「だから、これからは少しでも自身持ちなさいよね……」

「う、うん!ありがとう!頑張るよ!」


こうして俺は人生初ピアスを開けた。

ちなみに片耳だ。


「ちなみに宮井さんはピアス開けてるの?」

「んー?開けてないよ?」

「あ、そうなんだ!じゃあ僕が…」

「まだ開けないよ?」

「え、」

「君がもうちょっと自信がついたらその時開けてほしいな、それまでお預けー」

「えええ!!」


僕がピアスを開けてあげるのはまだ先のお話。。







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その恋はいづれ終わる。 氷雨業 @hisame-gou

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