痛いし、苦しいけどとにかく前を見て進む。
何の恩恵も与えられずに異世界へと転生した彼女は、異世界転生やそれらの知識の一切を持たない真っ等な女性です。
隣人が苦しみ、時には身近に死が間近に迫る過酷なスラムの環境下で家族の皆と身を寄り添って闘って生きながら、他者に心を痛められるその有り様は本当の意味での人としての強さと魅力をもった尊敬出来る主人公と言えるでしょう。
2章からは毛色が変わりますが、変わらず何が自分にとって大切なのかを決して見失わないブレない有り様は読んでいて安心感すら有ります。
続きを楽しみにさせていただきます