星ヶ丘の変異(カクヨム編)

15話

まずは浜崎さんから話し出した。

「こんな事して何が目的なんだ？」

すると犯人が「お前の目の前で人を殺す事だ！」と叫び人質になっていた女性に拳銃を突きつけた。

「まぁ、待て、焦るな。」

「焦ってはいないぜ！早く人を殺したくてうずうずしてるだけだ。」

犯人は今にも女性を殺しそうな勢いだ。

すると人質となっている女性が「嫌ァァァァァ！」と叫び犯人から逃げようと暴れ始めた。

そして犯人が女性に気を取られている隙に浜崎さんが合図を出し、警察官が突入して来て犯人は取り押さえられた。

「大丈夫？怪我は無い？」

と警察官に聞かれたから「大丈夫です。」と答えておく。

それにしても思っていた以上に呆気ない結末だ。

そして事情聴取を受けて家に帰って来た。

ちなみに職員通用口が開いていていつでも突入出来る状況だったらしい。それを聞いてなんとも言えない気持ちになった。

犯人マヌケすぎ。

スマホを見ると悠斗からメッセージが入っていた。『陽介、あのスーパー行っていないだろうな？』『行っていないせ！』と事件に巻き込まれた事は内緒にしておこう。

そして俺は冷蔵庫の中が空っぽだった事を思い出す。

「あ〜、そうだった。買い物には行かなきゃな…………。」

とりあえず今日はデリバリーサービスで済ます事にした。

翌日、学校帰りにスーパーに寄り大量買いしたのは言うまでもない。