第七話 ゲームの結末(語り手:すて)
『1、2、3...これで全員だよな。』
とらもこれで死んだ。
あつとしょうは毒を盛って殺した。
ゆうも心臓が止まって、頭蓋骨が割れるまで殴って殺した。
まあ、しゃーない。
お前ら全員、あつを殺そうとしてたんだから。
殺人鬼を殺して何が悪い?(まあ、俺もあつのこと殺したんだけど)
ゆうは最後まで信じてるだとか、友達だとか言い続けてたけど、そんなもんはないんだよね。どうせどんな奴も、追い詰められたら人は殺せる。その相手が親でも、恋人でも、親友でも。
俺の場合は簡単だ。あの事件以降、人を殺す事に躊躇がなくなった。
それどころか、たまに、無性に人を殺したくなる。
毒殺でも刺殺でも撲殺でも、俺が誰かの残り人生全てを奪うと考えると、少し楽しい。
ただその発作が起こって、あつを殺し、ついでに他の奴らも殺しただけ。
動悸とか考えても、殺人事件は結局はこんな面白味のないものしかない。
ああ、急がないと警察が来る。
『次の同窓会はそっちだな。またあの世で...な。』
「速報です。本日、大企業グループ星屑の御曹司、星屑あつ様含む男女5名が、星屑家の所有する”人狼館“で、遺体で発見されました。警察によりますと、通報があった後...
原作:人狼館殺人事件/狐のアツ
製作:At2Pr
人狼館殺人事件 At2Pr @At2Pr
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