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2024年2月8日 08:12
名誉や体面が行動の動機づけだったのが、欲や怨嗟の連鎖を防ぐ事へ変わる戦後処理は、ある種、戦の渦中以上に過酷さを増すのかな、と思わされました。日常感覚からしても、殺伐としているのが当たり前だったのでしょうね。
作者からの返信
「洋の東西をとわず中世の人々は刹那的、激情的であった」これは、今日の史家のコモンセンスとなっています。基本的なことは、ほとんどの人間が短命であったこと、そして飢餓、病気、戦争でいつ死んでもおかしくないという意識があったからです。こういう時代状況では、人は死に対して鈍感になります。人生は槿花一日の栄。短命だからこそ中世は、我欲、妄執、野心、名誉欲、残酷、背徳の花が、原色のように鮮やかに花開いたのだと思います。
名誉や体面が行動の動機づけだったのが、欲や怨嗟の連鎖を防ぐ事へ変わる戦後処理は、ある種、戦の渦中以上に過酷さを増すのかな、と思わされました。日常感覚からしても、殺伐としているのが当たり前だったのでしょうね。
作者からの返信
「洋の東西をとわず中世の人々は刹那的、激情的であった」
これは、今日の史家のコモンセンスとなっています。
基本的なことは、ほとんどの人間が短命であったこと、
そして飢餓、病気、戦争でいつ死んでもおかしくない
という意識があったからです。
こういう時代状況では、人は死に対して鈍感になります。
人生は槿花一日の栄。短命だからこそ中世は、
我欲、妄執、野心、名誉欲、残酷、背徳の花が、
原色のように鮮やかに花開いたのだと思います。