応援コメント

第136話 天下への野心―2」への応援コメント

  • 死に花…この時代はそれが名誉だったのかもですが今の感覚だと壮絶で切ないですね
    今はまだのんびりしたとこほもある幸村がどう名将に変わっていくのか楽しみでもあります

    作者からの返信

    ある史家によれば、中世の人々は、洋の東西を問わず、現代では想像もつかないほど激情的であったらしいです。
    この戦国期の刹那的かつ殺伐とした余風は、大坂の陣直後の徳川期に入っても続き、「豊国祭礼図屏風」に描かれた傾奇者の朱鞘には「生きすぎたりや廿三、八幡ひけはとるまい」と、金泥で記されています。
    二十三で長生きしすぎたと感じ、武神八幡に対して、いつ死んでもいいよと吐露しているのです。
    時代の流れに、おもねらなかった幕末の新選組の若者にも、こうした意地と矜持があったのかもしれません。ラストサムライたちの戦い、そして藤堂平助の心情、興味深いです。




  • 「その一つしかない眸子に、幸村と同じ茜色の空が映った」…美しい場面ですねー。
    そして、その場面で、幸村の宿運を告げる十蔵。
    名場面だと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    筧十蔵の切ない胸の内を、茜色の空で表現してみました。
    この物語は「切なさ」と「一途」を胸に秘めた人物らが、
    最後は大坂の陣で全員死兵となって戦いへと突入します。
    お楽しみいただければ幸いです。