第9話 下鴨神社の境内を自転車で走るのは……。
このエッセイは、私が投稿している小説に関するものです。
投稿している小説は、正式なタイトルを「私が投稿している小説「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ! 親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」です。
長いので、以下「(略)下鴨女子寮へようこそ!」としますね。
小説は→https://kakuyomu.jp/works/16816927860159349467
今回は、主人公の美希が怖い人(でも言っていることは正論)に怒られてしょんぼりしていたところから始まります。
前回は悪いことが起こりましたが、今回は良いことが起こります。
まず、寮生に明るい声を掛けられて気分が上がったところに、下鴨神社の馬場で優しそうな西都大学の男性に「可愛い」と褒めて貰えます。
さて。
拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ!」のこの場面で、下鴨神社の馬場で自転車の練習をするという設定について。
うーーーん。
この辺りはどうか大目に見てやってください。
第7話の最後で、下鴨神社で自転車の練習をすることに関して、美希と新市さんとの間で以下の会話が交わされています。
”「わあ、下鴨神社って世界遺産なんですね! 『糺の森』ですか。そんな由緒ある所で練習しても大丈夫でしょうか? 自転車の乗り入れ禁止とか……」
新市さんが笑う。
「自転車乗れないなら”乗り入れ”てもないんじゃない? 自力走行ができてから心配すればいいよ!」 ”
ウン十年前、私が京都で学生だった頃。
自転車に乗れなかった私は、この下鴨神社の馬場で練習してたんですよ。
そして乗れるようになってからも、しょっちゅう境内を通り抜けてました。
この時の体験を拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ!」にそのまま書こうとしたのですが……。
ところが。
今では下鴨神社にも「自転車の乗り入れ禁止」の看板があります。
そして皆さん自転車マナーが向上したのか、確かに参道を自転車で通り抜けるような人もいなくなりました。
一方で、この下鴨神社は地域の人にとっての憩いの場でもあります。
特に馬場はだだっぴろく、拙作で書いたように学生のデートはもちろん、お年寄りのご夫婦がのんびり散歩されていますし、親御さんに連れられた子どもが縦横無尽に走り回っています。
中には、小さい子どもさんが、子供用自転車でヨタヨタ練習していることもあります。
このような利用者にまで目くじら立てるようでは、さすがに地域の神社としては料簡が狭すぎるでしょう。
そこで。
幼児ではありませんが、まだ乗りこなせていない美希がヨタヨタ練習するくらいならギリギリ許容範囲かなあと思って、下鴨神社で練習するという設定にしています。
ハンドルを切って自在に操れるようになったら、下鴨神社は卒業で、公道に出て練習してもらいますw
下鴨神社の糺の森は、平安京以前の原生林が残っています。
「原生林」と「原始林」は微妙に違いがあるのだそうです。全く人の手が入っていないのが「原始林」であり、それに準じるのが「原生林」なのだそうです。
さすがに糺の森は京都の市街地にあるので全く手つかずという訳ではありませんが。
森は森として保存されてきたので、都会の公園に比べるとなかなかワイルドな環境です。
何年か前まで、森の奥に、かなり太くて巨大な倒木がそのままドーンと横たわっており、苔むして茸をはやしながら朽ちていくがままの迫力のある光景が広がっていました。
通路なんかも整備されておらず、道なき道を歩くことができたものです。
なんだかファンタジー小説の中で描写される森の中の世界みたいでしたよ。
(今はロープで立ち入りが細かく制限されて、ちょっとワイルドさが薄れてしまったように感じます)。
そうそう、森見登美彦さんの小説「有頂天家族」で狸が住んでいるとされています。本当に、そんな不思議な森の中という感じです。
なお、森見さんの「夜は短し歩けよ乙女」の古本市が開かれるのも、この下鴨神社の馬場です。
なお、私は境内で自転車の練習をしていいかどうかを気にしていますが。
観光客が敷地まで乗ってくるのは大丈夫ですよ! 中に入る前に自転車を止めればいいです。北西には駐輪場もあります。
今は京都市内にもレンタサイクルのお店も多いです。
京都市内を移動するのに市バスはダイヤが当てになりませんから、レンタサイクルおススメです。
(市バスのあてにならなさは、第2話でも触れています。「第2話 京都市左京区ってどんな場所?」https://kakuyomu.jp/works/16817139557002643221/episodes/16817139557378995064)
さて。
拙作では、世界遺産の下鴨神社の糺の森で、美希は清水さんという優しそうな男性とちょっとイイ出会いがありました。
さあ、この男性は美希の王子様となってくれるでしょうか。
美希の大学生活はまだまだ波乱が待ち構えています。
どうか今後ともご愛読賜りますよう!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます