第84話 中学生だったあの頃
現在、わたしは車で職場に通勤していますが、わが家には通勤で使う二台目の車を停める駐車スペースがありません。そのため、二台目の車は近くの(といっても歩いて7、8分かかりますが)月極駐車場を借りて駐車しています(車の購入費以外、これにもお金がかかるんだよね。クルマ通勤反対!)。
この駐車場までの行き帰りに歩いている道筋に、珍しいジュースの自販機を見つけました。『チェリオ』の自販機です。あまりないんですよねチェリオの自販機って。わたし買ったことないです。
その100円自販機の商品にあったのが『スイートキッス』という名のジュース(清涼飲料)なんですけど……スイートキッスって知ってます? Wikipediaで調べてみると1982年発売とありましたが、中学生の当時、このスイートキッスがめちゃブームになったんですよ。部活が終わるとみんな揃って学校近くの駄菓子屋さんでスイートキッス買って飲んでました。ただ、わたしは中学校にお金をもっていく習慣がなかったので、みんながおいしそうに飲んでいるのを指をくわえて見ているだけだったんですけどね(笑)
あこがれのスイートキッスが近所の自販機に、しかも値段は当時のままに100円というバーゲン価格(いや、当時は350ml瓶だったから、500mlペットボトルが100円ということは、いまの方が安いな)。と思って財布の中に小銭を探したのですが、運の悪いことに100円玉は見つからず、スイートキッスを買うのはまた今度ということになってしまいました。残念。
ってなんの話!? 小説と関係ないじゃん。
当時はね……本を買うお金を持っていなかったので、図書館で借りて読んでました。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを読んだり、ルブラン「アルセーヌ・ルパン」シリーズを読んだり、はたまた上野瞭『ひげよさらば』が収められていた理論社の大長編シリーズなんかを好んで読んでました。あと、子ども向けに抄訳されたSFもよく読んでました。ロバート・シェクリイ「不死販売株式会社」とか、アレクサンドル・ベリャーエフ「両棲人間」とか、アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」とかね。
児童文学って好きなんですよね。
このころが一番、本を楽しんで読んでいたかもしれないなあ。
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