第73話 眠気を飛ばす歌の話
忙しくて、まったくといっていいほどカクヨムコン参加作を読むことができていない藤光です。つい先日も徹夜した上に午後4時まで仕事。ヘロヘロになって帰るのですが、クルマで一時間半ですからね。わたしが死んだら、県を相手どって賠償請求するように奥さんにはいっときます。(嘘です)
50歳オーバーなので、二日経っても仕事しながらじゃ疲れが取れないんですよ。週末もぐったりです。カクヨムでも、エッセイや日記の類は気軽に読めるから読むのですが、ストーリーを追わなくちゃいかない小説はどうしても後回しになっちゃいますねー。
さて、徹夜明けにクルマを運転していると眠くなるんですよ。当たり前ですが。でも、眠いからといってうとうとしていると事故ってしまうじゃないですか。コーヒー飲むと目が覚めますが、一時間半は持たないので、わたしはクルマの中で歌を歌ってます。
眠気覚ましに一番効くのは「絶唱すること」ですね(爆)
わたしの場合、まだ子供だった70年代から80年代のアニソンを主に歌ってます。
「ランナー」(超時空要塞マクロス)
「やつらの足音のバラード」(はじめ人間ギャートルズ)
「ぼくのミシシッピー」(トム・ソーヤーの冒険)
「宝島」(宝島)
「宇宙の星よ永遠に」(無敵超人ザンボットスリー)
「およげ!たい焼きくん」(いや……アニソンじゃねーし)
まだありますが、とにかく眠いので眠くならないよう情感を込めて熱唱します。どことなく寂しい歌が好きなので、歌ってて泣いてしまう歌もありますが、それもよし。寝てしまって事故るといけないので、泣いてる方がいいです。
アニソンといえば、紅白歌合戦。録画でウタ(Ado)の「新時代」を聞きましたが、うちの息子が熱唱するんです。
――なんで歌えるの? 「ワンピース」観てないやん。
――小学校の昼休みに流れてるから。
――へえ。
それ以外にも、いま流行ってる歌をいくつも歌える息子。いまの小学校じゃ流行りの歌を昼休みに流してくれるんですね。自分が小学生の頃じゃ考えられない。時代は変わったんですね。
ちなみに「新時代」はとてもいいですね。イマドキだと思います。聴いてると泣いちゃいます。
切羽詰まって残酷な「いま」をメタモルフォーゼ(変態)して「新時代」を迎え入れよう、それは「すぐそこ」だ――って歌ってるんですよね?(ま、わたしにはそう聞こえる)。
「いま」がクソだってこと。「ぼく」も同じくクソだってこと。「ぼく」が変わると「いま」が変わる。それこそが「新時代」だと――内省的かつ自虐的に世界を捉えるのが、ネット発コンテンツのひとつの特徴だと思いますが、メッセージが非常にネット的な上に、Adoのとんがった歌声が合っていて素晴らしいですね。
こういうのに出会うと、もうおじさんの出る幕はないのかな〜と思っちゃいますね。
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