第68話 感動することができる力
えー、ご無沙汰しています。
なかなかエッセイを書く時間が取れません。カクヨムコン参加作の更新も一週間に一度程度というありさまで……、はあ~自由な時間がほしい。フォローしている作品を読むこともままなりません。どうにかならんのか? 大晦日は宿直。人をボロ雑巾のようにこき使う職場です。
今日、NHKで「ドキュメント72時間」のスペシャル番組がありまして……。あ、ドキュメント72時間というのは、番組スタッフがあらかじめ「ここ」と定めた場所で、定点観測的に取材を丸3日間行い、そこで出会った人たちの様々な人間模様を時系列で纏め上げるっていう感じのドキュメンタリーです。めちゃおもしろいです。
今日のスペシャルは、この一年間で放送してきた「ドキュメント72時間」のなかからベスト10を選ぶという、毎年恒例の企画でした。これを観るとファンの人は「あー、こういうのあったねー」と番組を通してこの一年を振り返ることができるのです。
全部は見ることができなかったんですけど(NHKプラスで見直してます)、わたしは第二位だった「看護専門学校 ナイチンゲールに憧れて」が一番よかったですね。看護専門学校に3日間密着した回だったんですが、年齢や経歴、背負っているものが異なり、いろいろな事情を抱えた学生さんたちが、看護師になるという目標に向かって頑張る姿が感動的でした。
いま若い人の数が少ないですけど、看護師になろうと入学してきた人には結構年齢を重ねてからの人がいて、まずそれに驚きました。それに若いと言えなくなってからでも頑張ろうという人の姿には励まされますよね……ある程度年を取ると(笑)
学校っていいですよね。
若いころ、学校に通っていたころは、学校が嫌いでしたが、学校を卒業して数十年たつと学校ってとてもいいと思うようになりました。学校って学生たちが頑張るところだし、みんな一緒になって頑張れるところじゃないですか。いいな~しゃにむに頑張れるっていうのは。わたしもまた学校に通ってみたい。
今年も「ドキュメント72時間」で感動させていただきました。NHKさん、ありがとうございました……が、秋に職場が変わって以降、気持ちに余裕がなくなっているのか、ドキュメント72時間を観る元気がなくなったというか……。
人が感動するのには、心の余裕のようなものが必要なんですねえ。気持ちが切羽詰まっているうちは、心のあちこちが機能不全になって、感性の産毛も磨耗しちゃうんでしょう。繊細な感動することのできる力は大事にしないといけないな〜と思いました。
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