　二話つづけて競馬の話になってしまい、申し訳ありませんが、今日は「場外馬券売場（じょうがいばけんうりば）」について書きます。場外馬券売場（正確には「場外勝馬投票券発売所（じょうがいかちうまとうひょうけんはつばいじょ）」というらしいです）に行ったことありますか。知らない？　なにをするところか分からない？

　説明しましょう。日本の中央競馬及び地方公営競馬では主催者が、勝ち馬に金を賭ける馬券（勝馬投票券）を発売することができます。それ以外の者が馬券を売ったり、それを買ったりする行為は「ノミ行為」に当たり違法なので、やらない方がいいです。最悪、逮捕されます。――通常の場合、馬券を買うためには競馬場まで出かけなくてはなりませんが、特別に競馬場の外で馬券を発売することが許されている施設があります。それが場外馬券売場です。なお、競馬の勝ち負けにお金を賭けるのは賭博であり、本来なら「賭博罪」を構成するのですが、法律により正当行為と規定されているため、違法ではありません。

　中央競馬は、全国にウインズ（WINS）と呼ばれる場外馬券売場を開設していて、競馬場まで出かけなくとも、ウインズへ出向けば馬券が買えるようになっています。今回は仕事帰りに、職場近くのウインズへ行ってきた話です。

　明日（20日）に札幌競馬場で開催される札幌記念（Ｇ２）に、今年わたしが好きになった馬、ソダシとパンサラッサが出走してくるので、応援馬券を買いに行ったのです。札幌記念の出走メンバー、豪華です。Ｇ１馬が５頭いるんでしたっけ。春の天皇賞（Ｇ１）より出走馬のレベルが高いです。

　むかし、20年くらい前は、春と秋のＧ１シーズンには何度も通っていたウインズ。ひさしぶりに入ってみると、なんか雰囲気が違うような。。。

　まず、馬券を買う人が少ない。いまはＧ１シーズンから外れているし、今日は土曜日（競馬の大きなレースは日曜日に開催される）なので、お客さんが少ないのは分かるのですが、それにしても少ない。少な過ぎる。

　あと、高齢者が多い。ジジイばかりだ！

　これは明らかに以前とは違う。わたしなんてめちゃくちゃ若手だ。平均年齢70超えてるんじゃない？　みんなヨボヨボだよ～。

　そしてわかりました。インターネット全盛のいまどき、場外馬券売場へ馬券を買いに来る人って、スマホやパソコンの使い方を知らない年寄りばかりなんだと。そういえば、ＴＶで「オッズパーク」のコマーシャルやってるのをよく見ます。むかしはパソコンやケータイで馬券を買うのはハードルが高く、一般的でなかったのですが、いまはカンタンらしいです。中央競馬だけでなく、日本中の地方競馬や競艇、オートレースも買えるとか……。

　ギャンブルしやすい時代になったんだなあ。

　むかしは公序良俗に反する――とかいって反対されてたのに。

　良識は退けられ拝金主義がはびこって……政治家が「カジノ誘致」とか言いだすはずだよ。どうなるんでしょうね、この国は。

　良識はともかく、

　パンサラッサとソダシの単勝を500円ずつ買ってきました。がんばれ～。