第2話 あーあ、夏休み

 ストック・ゼロ日記、というくらいなので、公開に先立って書き溜めるということが、なかなかできません、藤光です。


 息子の通う小学校は昨日から夏休み。今日は近所の図書館へやってきて、夏休みの宿題を片付け中です。わたしがこうやってエッセイを書いている間、息子は隣の机で宿題に向かっています。なかなか集中が続かず、えんぴつを持ったままぼんやりしていますが(汗


 小学生の頃、夏休みに入る前には必ず、学校で「夏休みの計画」なるものを作らされていました。夏休み40日間の予定と、一日のスケジュールを作りなさいというやつ。これを読んでいるみなさんの中にも「おー、それやったね」と覚えている方がいると思います。


 わたし、あれが苦手だったんですよね。計画が立てられない。それでも書かされるのですが、つぎは計画通りに夏休みの宿題を片付けることができない。夏休みに入ると、だらだらと時間を過ごしてしまう。その日やるべきことは、「明日すればいいよね」とどんどん先送りするタイプ。


 結局、8月31日には山ほど宿題が残っていて「もう無理〜」という状態になり、新学期に入っても宿題が提出できない子どもでした。そりゃ親や先生にはいい顔されませんが、学校は基本的に子どもたちのためにある施設。できない宿題を無理強いされることはなかったので、夏休みの宿題をきちんと提出したことは、小、中、高校を通じて一度もなかったと思います。


 このように無計画&計画通り物事が進められないわたしですから、小説が計画通りに書き上がるわけがないんです(笑笑


「明日書こうっと」

「まだ、締め切りまで日数あるよね」


といま現在も、自主企画の三題噺に手をつけないでいます。


 ――三つ子の魂、百まで


というがありますが、まさにその通りで、いい年になったいまも子どもの頃の悪癖がわたしを苦しめ続けています。いい加減書かないと、月末の締め切りに間に合わないですよね。ああ、ストック・ゼロの呪い。




って、書いてると、隣の息子の手がまったく動かなくなりました。教えないと宿題が済まないので、エッセイはそこそこにして、これから息子のケツを叩くことにします。


 まったく誰に似たんだか……。

 わたしか〜〜〜!

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