第22話 新たな武器




休日を満喫した。満喫しすぎて2週間近く経ってしまった


その間、素材屋で換金を全て終わらせ合計で金貨1枚と小金貨90枚

少し色をつけてくれたので多めにもらえた


「っあ、武器のことすっかり忘れてたな、、、」


「そうだったね」


慌てて準備をして武器屋に向かった


「すいませ〜ん!遅くなりましたが武器の依頼をしていた者です!」


「おぉ〜!ようやくきおったわい!いつまで待たせるつもりなんじゃ?」


「すみません。しばらく休息日をとっていたらすっかり忘れてしまったんです」


「しょうがないの〜。ほれ!これが今回頼まれてた武器じゃよ」


そう言われ、カウンターを見ると剣と杖が1本づつある


「そんなに気になるのか?早く見たいのか?」


ニヤニヤと笑いながらこちらを見てくる。しまったそんなに顔に出ていたかな


「ゴホンッ!じゃぁ早速見せてもらってもいいか?」


武器を包んでいた袋を剥がし武器を確認する。そこにはどこにでもありそうな木の杖と刀身が深い青色の剣


「まず杖じゃが世界樹の枝から作り上げた物じゃ。これは、杖の中でダントツで魔力伝導率がいい!その上杖自体もとっても硬い。じゃからもしもの接近戦でも問題なしじゃ!」


「おお!世界樹の枝か!最高峰の杖じゃないか!今のニーナにもぴったりな武器じゃないか。これでさらに戦闘しやすくなるな!」


「うん!こんなにいい杖を用意してくれるなんて嬉しいよ!これでこれからも、もっと頑張るからね」


ニーナは新しい武器が嬉しかったのかすごい笑顔で話しかけてくる。こんなに喜んでくれるなら俺も嬉しいな、頼んでよかった


「こっいつがお前さんの剣じゃ!アダマンタイトを使っている為加工に苦労したわい。魔力伝導率と硬度の両方を揃えるにはこれしかなかったからの」


とても綺麗な剣だな。刀身は深い青色で人の気持ちを惹きつけるほど美しい、柄の芯はアダマンタイトだが直接握る部分は黒金というかなりの強度をほこる真っ黒な鉱石が使われている。もともと黒金は魔力伝導率が低いのだが柄の芯をアダマンタイトにするという加工をすれば魔力伝導率は落ちずに強度を出せるという


簡単そうに説明していたが芯のアダマンタイトと柄の黒金の穴が寸分違わず加工しないと戦闘中に壊れたりするのでかなりの技術が必要だったりする



「期待以上の物ができていたので見惚れてしまいました。ありがとうございます」


「おう。ワシの渾身の出来じゃからなその分金額も少し高いぞ」


金額の話しをしながら顔は疲れ切っている。よっぽど苦労してたんだな、少し高いぐらいでも納得できるできだから大切に使わせてもらうよ


「金貨1枚と小金貨50枚じゃ!出せるか?」


え?そんなに安いの?


「え?そんなに安いの?」


「お前の〜安くはないからの」


しまった!声に出してしまったか。それもそうか、金貨1枚なんて普通に稼いだら何年かかるんだって感じだったしな


「すいません。最近もらうお金の額がおかしかったもので、、、はい。こちらが武器のお代です」


「お、おう。てっきり分割で払うと思ったのじゃがまさか一括でくるとわな、、、たしかにきっちり全額受け取った!その武器でしっかり魔物を倒してくれよ。メンテナンスは割引してやるからの」


「ありがとうございました。メンテの時はまたお願いしますね」


「ありがとうございました。この杖大切につかうね!またね〜」


俺たちは挨拶を済ませそのまま宿に戻り晩ご飯を食べている


「明日からまた本格的に依頼を受けていくからな」


「わかってるよ〜だ」


楽しく話しながらご飯を食べる。明日に備えて今日はゆっくり寝ることにしたのでキスだけして眠りについた


明日からどんな依頼を受けて行こうかな

休息も取りすぎたから少しならしから始めないとな


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種族進化とスキルポイントで無双する!〜ゴブリンから人間への転生〜 カズ @tetsura

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