自作品のネタバレ裏話（設定とか、元ネタとか、書くきっかけとか）

『紡がれた糸の先に爪を立てて』 が書けるまで

　ずっと書きたいなーと思いつつ、自分には無理だなーと思っていたものを今回何とか形に出来た。

　正直異世界ファンタジーは全然読んで来なかったので、量産型かどうかも分からないけど。少しでもオリジナリティを感じてもらえると😄👍

　タイトルもっと分かり易くしたいけど、今後どうなるかもフワッフワだし、能力書いたらネタバレになるし…うーん🤔

●元ネタ

・ジョジョ、岸辺露伴はシリーズ

・狼と香辛料

・笑ゥせぇるすまん

・寄生獣

・HUNTER×HUNTER

◯カクヨム作品から

・たびねこ奇譚　by ＤＡ☆

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891434066

＞全体的な構成等。最後のアイデア補完。

・うらみ通りの藁人形（ストロー・ガール） by 空烏 有架(カラクロアリカ)

https://kakuyomu.jp/works/16816452219622800064

＞自律人形好きにはかなり刺さる作品。ぶっちゃけパク🤐

・【掌編】木を大切にする国【777文字】 by 石矢天

https://kakuyomu.jp/works/16817330653863892369

🌾連作短編７作構成です

＞こういうのならいけるかも…と思って書いてみたらかなり方向性が違うものになった😓

[人形＆旅＆異世界シリーズ共通設定]

●デ・マンドール＆デ・マンドールの契約

　デマンド【demand】 需要・要求・請求とドール【doll】人形を合わせただけ。安易。

　双方がパートナーとして契約をする事で初めてお互いに能力が使える。

　一定距離離れると機能しなくなるので、高度な自律型でも自ら逃げたり裏切ったりしない。盗まれてもパートナー以外使えない。

　一度停止したら、もう一度体の何かが触れると再稼働する（体液は駄目）。

●登場人物＆人形＆地名

　ワイングラスのメーカー🍷＆ワインの名前🍾＆生産地から取ってるが、別に詳しくはない。ググっただけ。オシャレさと、パートナー感を出したかった。

　あと、全く新規で固有名を考えるのが面倒＆馴染みが無い単語が頻出すると読む気が減るタイプなので。

●故郷：ソムリエ

　特殊な能力を持つ人間（能力師）と、人形を作って能力を与える能力者（人形師）と、契約という名の制約を両者に課す能力者（仲介師）が生まれ、育てられる国。国全体で彼らを保護＆教育しており、独自性を保つため、能力や能力者は国家機密扱いで、デ・マンドールの契約も他の人間に悪用盗用されない為に作られた制約。

　その機密性から極一部の限られた者のみ出国や異国人との接触を許されている。

●世界観

　人間というより、各土地に異能力が紐づいている。その土地で生まれた者に多かれ少なかれ影響を与えている。

[登場人物]

●タヴェルネッロ オルガニコ サンジョヴェーゼ：ターヴィ

・能力名：【同じ結末の二択】チョイス オブ ア デス

・能力：デ・マンドールの中でも最高性能な自律行動＆身体能力LV５（１～５まであるがLV５の従順度は本編を見ての通り）、爪と糸を操っての拘束攻撃。

・生体感知機能は能力というより後付けMODのような物。当然高価。

・見た目は10歳前後の6頭身で30センチ程だが、89歳。年齢をイジると確実に切り刻まれる

・自尊心が高く、自分の力に絶対的な自信を持っている。お節介焼きな所があるが、発揮するのは自分が心を許した相手だけ。自分の弱みを見せるのが苦手で、自分に関心が向いてないと不機嫌になる。要するに〇〇〇レ。

・普段他人が居る時は人形のフリをしている。

・出会った当初はワインレッドを基調としたゴシック風の格好で、薔薇をあしらったカチューシャ、床にまで届きそうなアズレージョ柄のリボンを８の字にして背中に着け（ゼンマイを模してるらしい）、カボチャが入るくらいに丸く広がったバッスルスカートとコルセットが一体化した物を着ていた。

・それら全てが旅に邪魔になると判ると、徐々にスタイリッシュになっていった。動いてもズレない様なサスペンダー付きの藍ハーフパンツにガーター付きのロングソックス、日除け用の留め具付き大型藁帽子、薄茶フリルベスト、腰まであった綿あめの様にふんわりとした絹糸製の銀髪も肩まで切った。乳白色の肌とワインレッドの瞳によく似合っていたのだが……。殆ど自分で歩かないので靴だけはそのまま黒エナメルのチャンキーヒールにクロスベルトだけど。

・「選ばせてあげる。爪と糸、どっちで死にたい？」

●リーデル グラン クニュ

・能力名：癇癪持ちの子供（デッドライン トイボックス）

・能力：一時的に人形になれる。その間は決して死なない。非常に柔らかくなれて、壊すこともできない。細かく各パーツに外れて動かせるが50メートル程度まで

・能力の影響で12，3歳くらいに見えるが実際は30歳超え。育った環境も手伝って子供のような無邪気さと残酷さ、大人のような合理性と非情さを持ち合わせている。つまりパスな人。

・普段の外面は子供っぽく見せた方が警戒されないと考えて。

・「あ〜あ、や〜だ、や〜だ」（「やれやれだぜ」っぽいもの）

●マルケス・サンジョベーゼ

能力名：孤独知らず（ライフメイカー）

能力：ボルドーの町に居る人間を人形にしたり、人形に一時的に生命を与えて使役できる。一度に動かせるのは１０体が限度で、多いほど複雑な命令ができない。能力を使えるのも町の中だけ。

ただし、一度人形にした人間は町を離れてもそのまま、というか戻せない。

・他にも同様の能力を持っている者は生まれてきたが、自分が人形にされるのを恐れるあまり、他の能力者も含め町の住人を全員人形にして売ってしまった。

・裏切りを恐れるあまり他人を一切信用できず、孤独を慰める為に発達した能力と言える。