『水よりも固く、石よりも柔らかに』が書けるまで
●書き始めるまで
最初は軟体な子が緊張で硬くなった瞬間車に轢かれて粉々に……という描写できれば良いや、って感じだった。
いまいち突拍子も無い流れをどうにかする為、まずはキャラ設定を固体と液体から膨らませ、じゃあ気体も、となり、あくまでもスライムに見えるだけ=男に問題がある=トラウマ……と膨らませていく内にハッピーエンドに出来そう、と大まかな流れが出来た所で、定期更新とかやったらどうなるか、と。
結果、もう少し書き溜めてから毎日更新とかにすれば良かったな、と😣
そもそも、時系列で書いていくタイプじゃないのよ。俺。ジグソーパズルみたいにあちこちでネタを膨らませて、繋いでってやるタイプ
タイトルは最初「石よりも硬く、水よりも柔らかで」だったが、第一話時点の状況ではなく、今後の二人の精神的な成長を願って今のタイトルになった。硬い体→固い意志という意味で。
●漢字
柔和:態度や物腰がものやわらかであること、その様
硬い ①物が頑丈で、外からの力が加わっても容易に形を変えないこと ②緊張してぎこちない様子
固い ①ものの形が普通よりも変化しにくい様子 ②厳格で揺るがないこと
堅い ①中身が丈夫でしっかりしていること ②あやういところがなく、確実 ③まじめで几帳面
柔らかい:しなやかでふっくら、穏やか、押しても元に戻る
軟らかい:ぐんにゃりして手ごたえがない、弱々しい、押すと元に戻らない
毎回どの漢字を使うか迷った😓
●ネタ元(はっきりわかるもの)敬称略
ゲーム『kanon』より:オチとか
漫画『ホムンクルス』より:人が別のものに見える。深層意識の視覚化という設定から
カクヨム作品『灯台守と鯨の夢 by 空烏 有架(カラクロアリカ)』より:登場人物が軟体で、現代ドラマという世界観から
カクヨム作品『硝子少女 by koumoto』より:登場人物が硝子で、現代ドラマという世界観から
カクヨム作品『幸運少女と笑わない探偵―古小烏探偵事務所の事件簿― by 月見 夕』&『水中浮遊 by 月見 夕』より:全体的な流れや雰囲気を。これを読んだ後に降りてきた。最後の1ピース🧩と言える。
カクヨム作品『田崎結菜はもういない by くろ』より:初期プロット、当初のオチ
自分の中で確実に何かが残りつつも、どう消化したら良いのか分からなかった物を、ここで一気に昇華できた感じ。
この話が気に入ったら是非ネタ元作品も読んでみて下さい🙇♂️
●イメージ曲(後付け
キセキ GReeeeN
蝸旋 jon-YAKITORY feat. Ado
どりーみんチュチュ emon
●人物裏設定
・金護 大鎁 かなもり だいや
固体担当
自分の行動が原因で人を殺したと思い込み、罪悪感から精神が壊れるのを防ぐ自己防衛本能で、記憶が封印された。
鎁:昔の名刀 鏌鎁(ばくや) から
一人称:俺
他称:お前、雨ヶ咲、空先生
趣味:金属加工、テトリス、アーマードコア
好きな食べ物:大豆バー、大豆チョコレート
所持:硬度計
イメージカラー:赤黒
肉体:氷を嚙み砕いたり、水分の多い食べ物を齧る事でしか水分補給ができない。体に異常があるわけではないが、何故か液体を飲む事ができない。原因が分からない。
性格:①曲がった事、灰色な事が嫌いだが、それを他人に押し付けるのは反感を買うだけで誰も得しないのを分かっている為、そういう人達とは距離を置くようにしている。結果「近寄り難い真面目」というイメージを抱かれている。
②一度決めた事は曲げない。考え方も硬い
③昔で言う硬派な一面と、父の影響もあり、感情を表に出すのが苦手
④恋愛という感情がそもそもよく分かってない。
⑤つまり頭の中も固い。ただ最終話以降は、空と流海との交流を経て徐々に柔らかくなっていく
対空:ボケ担当、いいかげん、胡散臭い、信用できない
対流海:嫌悪感は無いが、好奇心以外の何かが関心を寄せている。
予想外の事態が起きた時の最初の反応と対処:表面上は固まって、脳内で情報処理に全振りする
●金護 茂(しげる)・陽子(ようこ)
陽子:看護師、デブ、豪快、おおらか
茂:鉄工所、寡黙、職人気質、細身で筋肉質
大鎁の両親。流海への慰謝料の為に借金をした為、以降共働きになった。息子が記憶を封印した事に気づき、その事に触れないのが暗黙のルールになっている。最終話以降はその事を打ち明けて、雨ヶ咲の家族も含め良好な関係を築いていく。
・
気体担当(ある意味台風レベルだが)
たまたま以前住んでいた町の学校に勤務する事になった為、(物理的に)妹を傷つけた金護という男が今どうしているか知りたかった。
と思っていたら、初日に向こうからやってきた。しかも今研究中の病気になっているらしい
さらに妹まで同じ相談を持ちかけられ、妹(と論文)の為に何をすべきか考えた結果が今回の話になった。
「公私混合を避けたい」という建前で、流海と姉妹な事は隠していた。知っていたのは未出演の校長だけ。
ちなみに、第四話で「復讐に来た」という噂を流したのは彼女で、それを聞いた金護がどういう反応をするか知りたかったから
所属:養護教諭・精神科医
一人称:私
他称:ダイちゃん、ルーちゃん
趣味:アロマテラピー、イオン空気清浄、エースコンバット
好き:酸素、アルコール(酒ではなく匂いが好き)
所持:酸素スプレー、気圧計、吸気チェッカー
性格:気まぐれ、気分屋、年下の男の子をからかうのが好き。
イメージカラー:白水
見た目:細く長い黄褐色の髪、巨乳、露出度高い
対大鎁:年下の男をからかうのが好きなだけで、好意は全く無い。あくまでも流海が望むからそうしただけであって、流海が大鎁を恨んでいれば躊躇無く復讐に手を貸していた。むしろ大事な妹を取られそうで、つい意地悪をしてしまう(本人談)
対流海:シスコン
結婚:既婚(旧姓:雨ヶ咲)
年齢:26歳
予想外の事態が起きた時の最初の反応と対処:ポーカーフェイスを保ちつつ、さり気なく探りを入れる
・雨ヶ咲 流海 あまがさき るみ
液体担当
一人称:私
他称:かねもりくん、お姉ちゃん
趣味:ぷよぷよ、風呂
好き:水族館、特にヒョロ長いのがユラユラ泳いでるのを見るのが好き
所持:湿度計、水筒3本それぞれに、野菜ジュース、豆乳、牛乳が入っている
性格:積極性はなく、常ににへらとしている。引っ込み思案で、内に溜め込む。流されやすい。
家族構成:母と姉
イメージカラー:深青、深緑
対空:尊敬しており、姉の言う事に従っていれば大丈夫と思っている。反面自分で決断するのが苦手。だったが、金護との出会いがきっかけで少しずつ精神的に自立……しようとしている。
対大鎁:第一印象は得体の知れない鉄の塊。昔の出来事は空に言われて気づいた。
特に恨みなどは無く、逆に自分のせいで苦しんでいると知り、どうにかできないかと考えるようになる。
が、そのアドバイスを求める先がほとんど空なので、しょっちゅう素の性格に合わない言動を取る羽目になる。
肉体:胃が機能不全で、固形物が食べられないので、ゼリーや野菜をミキサーに掛けたジュースを飲んでいる。
予想外の事態が起きた時の最初の反応と対処:姉を頼る
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