『あの日見た夢の果実が実るまで』 が書けるまで

●元ネタ

・ジョジョ、岸辺露伴はシリーズ(スタンド)

・狼と香辛料(舞台設定)

・ゴルゴ13(依頼を受けて行く所とか)

・ゼルダの伝説 夢を見る島(夢オチ)

・魔人探偵 脳嚙ネウロ(XIの変身能力とか)

・デスノート(名前が要る所とか)

・聖剣伝説(木になる所とか)

・魔法騎士レイアース(悲哀なオチとか)


・機械人間の国 by 雨蛙

https://kakuyomu.jp/works/16817330656122601370

>異世界&SFという斬新さと、風刺&メッセージ性があり中々考えさせられる作品



[人形&旅&異世界シリーズ共通設定]

●デ・マンドール&デ・マンドールの契約

 デマンド【demand】 需要・要求・請求とドール【doll】人形を合わせただけ。安易。

 双方がパートナーとして契約をする事で初めてお互いに能力が使える。

 一定距離離れると機能しなくなるので、高度な自律型でも自ら逃げたり裏切ったりしない。盗まれてもパートナー以外使えない。

 一度停止したら、もう一度体の何かが触れると再稼働する(体液は駄目)。



●登場人物&人形&地名

 ワイングラスのメーカー🍷&ワインの名前🍾&生産地から取ってるが、別に詳しくはない。ググっただけ。オシャレさと、パートナー感を出したかった。

 あと、全く新規で固有名を考えるのが面倒&馴染みが無い単語が頻出すると読む気が減るタイプなので。



●世界観

 人間というより、各土地に異能力が紐づいている。その土地で生まれた者に多かれ少なかれ影響を与えている。



●故郷:ソムリエ

 特殊な能力を持つ人間(能力師)と、人形を作って能力を与える能力者(人形師)と、契約という名の制約を両者に課す能力者(仲介師)が生まれ、育てられる国。国全体で彼らを保護&教育しており、独自性を保つため、能力や能力者は国家機密扱いで、デ・マンドールの契約も他の人間に悪用盗用されない為に作られた制約。

 その機密性から極一部の限られた者のみ出国や異国人との接触を許されている。



[登場人物]

●ロブマイヤー パトリシアン トラベラー:ロブ

能力名:【夢を見る果実】アビス コレクタ ー バイ ヘル

能力:人の記憶を吸い取り、フィオーラに移す。記憶を吸い取るには、相手の顔と名前を知っていて、かつ相手を一度でも名前で呼んでいる必要がある。

・顔が見えないのは全身を藍色のローブで包んでいたからだ。

・金色の糸で袖口に花の模様が描かれている。辛うじて見えるのは顎下と左手だけで、この地方にはまず無い白さだ。背が高く線も細いため、この見た目では男性か女性か分からない。足元も長めの革靴を履いているのが歩くとチラリと覗けるぐらいだった。

・男性にしては高く、女性にしては低い声

・すらりと伸びつつも筋肉質の全身と目鼻立ちに乳白色の肌、そして更にもっと白い髪が首まで真っ直ぐ伸びている


・かつて恋人が死の間際にある時に自身の能力を使い、記憶をフィオーラに閉じ込めた。ただ、本来の使い方ではない事もあって、フィオーラが能力を発動できるのが月一回のみ、普段は只の人形になる、という重い制約を課された。

・月一回フィオーラに他人の記憶を移し、恋人と束の間の再会をする事、そしていつかは完全に元の恋人を蘇らせたい。それだけが今の彼の生きる目的になっている、その代償がどれほど神の教えに背く事であっても。

・「大丈夫、あなたの事は彼女が忘れないから」


●フィオーリビアンキ シャルドネ フリッツァンテ:フィオーラ

・能力名:【夢を喰う蛇】デッドリー リメンバー ミー

・能力:移された記憶を元に見た目を変化させ、再現する。大きさも見た目も同じになる。発動できるのは月一回、新月の夜のみで、時間も短い。

・自律レベル:普段は1(無反応) → 能力発動中のみ4(人間並みだが逆らわない)

・行動レベル:普段は1(全く動かない) → 能力発動中のみ3(幼少人間並み)

・二十センチ程度の大きさ

・見た目の年齢で言えば二十代後半の細身の女性を思わせる。翡翠色の両目は月光によく映えそうだが、半分以上閉じていて、どこも見てはいない。腰まである長い黒髪を革紐で二重螺旋状に縛り、薄暗い蝋燭の明かりでも煌々と反射するほど艶めいている。

 反面身に着けているのは服と言うよりは長細い絹製の帯だけで、それを首から下腹部まで蛇のようにグルグルと巻き付けている。

・「お願い、どうか私の事を忘れて。新しい幸せを見つけて」





●シャンパーニュ

・かつて栄華を誇っていた戦強国。

・実の姉弟であるカヴァとフレシアが愛し合っている事を知った当時の国王(実父)が、カヴァに他国侵略の為の遠征(という名の実質国外追放)を命ずる。

・その後すぐ国内で内乱が起き、完全に滅亡してしまう。



●カヴァ キュヴェ エスペシアル 弟

・能力は無い

・何とか生きて帰ってきたものの、姉が変わり果てた姿になってしまい、しかも国民はそれを何の疑問も持たず利用するだけ、どうしてこんな事になってしまったんだ……と絶望していた。(誤解だったわけだが)

・自国が崩壊してでも姉を解放する為に、それが実現可能な人物を探して独自に調査していた所、ソムリエの存在を知り、秘密裏に呼び出して依頼をする事を決意する。



●フレシネ キュヴェ エスペシアル 姉

能力名:【楽園の大樹】エバー ワールド コーリング

能力:かつての自国シャンパーニュを再現し実体化する。再現された人間には自分が作り物という自覚は無い(町NPCのようなもの)。当然能力が解除された瞬間存在ごと消える運命である。

・弟の帰りを待たずして自滅していく国に心底絶望し、「ここでカヴァの帰りを待ち続けたい。もう一度逢いたい」という強い想いから能力が発動。ただ、余りにも大規模な力の発動の代償として、自身は自我無く弟の帰りを待ち続ける大樹になってしまった。以降は地上に伸ばした木から雨と太陽光を浴びて生き永らえてきた。

・今はその記憶も奪われて、ただの植物としてゆっくりと朽ちていく運命である。

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