公衆電話、週刊誌……ちょっとした固有名詞の使い方もさることながら、記者がいろいろな怪異を扱うスタイルで淡々と書いて行く感じも、「昭和の週刊誌記者」という設定にマッチしています。「蛇のような目をした老人のような顔」という表現がとても素敵でした。世界の怪奇において、発想が似通っていることを不思議に思う気持ちにとても共感します。人類共通の恐怖……というか、「ナニカ」があるんでしょうね。面白いですよね。
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