あとがきと補足
こんにちは。車輪の再発明に定評(?)のある峰川です。
まず初めに『無敵』の嫉妬魔人を読んでいただき、ありがとうございました!
冗長で理解し難い場面も多く、おまけにシナリオ自体が結構ドロドロしており私自身何度か読み返しているうちに色々直したり消したりとしていました。それでも後に書くコンセプトやら何やらの下でなんとか完結までは書きたいと頑張っていました。
小説家になろう様で物語を執筆し始め、そのまま完結するのに費やした時間は開始した2019年から完結した2021年と約2年程で完結を迎えたその時の私には達成感がありました。
完結した時にコメントしてくれた方や読んで頂いた方々の意見は次回作へのエンジンにもなりました。
さて、ここからは物語についての補足をしようと思います。
ここで書くのは三つ。
コンセプトと神様と物語におけるルールの存在についてです。
初めにコンセプトですがこれは二つ。一つ目に無敵の人。簡単に説明すると無敵の人とは失うものが何もない人のことを指します。
主人公・緑波目也の場合は下記のような生い立ちがあります。
・幼少期から続く弟びいきの教育を家庭内で受ける。
・高校時代の進路に関する騒動。結果として望んだ進路も結果を得られなかった。
・入社二年目で会社をクビになり、社会で上手くいかない状態に陥る。
・唯一の居場所である自分の家を奪われかけた事件。しかも両親は息子を将来こき使おうと考えている。
このような人生の中では誉れもなく、財産もなく、理解者もいない。その結果としてこの無敵の人の状態にほぼなりかけていました。ここにメト・メセキが来てしまったことで最終的には無敵の人以上の殺人鬼と成り果ててしまいます。本作ではこの無敵の人と本作に出てくる嫉妬魔人(ジェラ・フィエンド)を掛け合わせて物語の時間を進めていました。
二つ目には嫉妬から始まる復讐劇になります。本編を読んで頂けると分かりますが今作は嫉妬より始まる復讐の話です。なぜこうしたコンセプトで書こうかと思ったかというと真新しさのある話を書こうとしていたからです(とはいえ妬みから始まる物語やら話って既にありそうですが)。
次に神様の存在についてです。設定だけはここで公開できる分だとこんな感じです。
年齢:不明。紀元前よりも前の生まれ?
性別:女性
身長:170前後
見た目:長い黒髪に20代半ばの顔つき。若い別嬪さん
服装:黒のゴシックドレスを主に着こなす
能力:三色の炎に加え、本来の姿で使える飛行能力を持つ。そのほか物知りらしいが……?
名前の由来:嫉妬という文字をよく見てください。
うん。短いですし分かりにくいですね。
なぜ書いたのでしょうか。
三つ目に物語に関するルールです。二つ設けました。
一つ目には主人公の緑波目也には絶対に死んでもらうということです。
いいのかそれでと思うかもしれませんが主人公のやった行いは戦争や事件でもなくファンタジーにおける戦闘でもない……普通の殺人です。それもかなり私的な理由の殺人です。おまけに一人ではなく九人(うち一人は自殺だが目也追いやられての自殺なので目也による殺人とする)も彼は殺しました。中にはほとんど無関係の人もいます。
だからこそ彼は幸せなままではいけないと思い、死亡は物語開始時から決めてました。更にはその最期は死んでからも苦痛を浴びせ続けられるという出来るだけ重い内容にしました。
二つ目は単純です。何が何でも完結させるという事です。それ物語に関係あるか?と思うかもしれませんが物語は完結させないと駄目じゃない?ってなったのでこのルールをあえて追加しました。実際に書いてる時にはどうかいていいかわからず辛い時もあれば仕事やら何やらで執筆時間が取れない時もありました。それでも懸命に頑張り、どうにか十九万文字近くある物語を完結まで持ち込めたのは駆け出しの自分にはとても嬉しい限りでした。
さて色々(?)書きましたがそろそろここいらで終わりにしようと思います。
感想やレビュー、文章上のミスや気になった点や質問などは随時受け付けています。
最後に物語を読んでいただきありがとうございました!それではまた次回作でお会いしましょう!
『無敵』の嫉妬魔人(ジェラ・フィエンド) 峰川康人(みねかわやすひと) @minekawaWorks
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