第6話 アニマルズについて
「それじゃあさっそく、私たちの『ANIMALUZ株式会社』を簡単に説明しましょうか。
『ANIMALUZ株式会社』は普段、技術開発を進めているのよ。例えばスマホの最新アプリの開発やVR技術の開発を中心に行っているの。そして、私たちは『ANIMALUZ株式会社』はVTuber事務所『アニマルズ』を運営しているの。
『アニマルズ』ではライバーのやりたいことを自由に配信をしてもらっているわ。それに『アニマルズ』では生き物が擬人化して配信をしているっていう設定だから、所属しているライバーのみんなは身体の一部に何かしら変化があるから捜してみて欲しいな。あ、ちなみに『配信するときはリスナーと喜怒哀楽を共にすること』これが私たち『アニマルズ』の最低条件ね。」
要約:『アニマルズ』に所属するなら、アバターは生き物を基準とした擬人化アバターを使うことになる。また、配信はリスナーと喜怒哀楽を共にし、ときに癒しの場になること。
「それでも良いなら合格にしようと思ってるわ。これでも結ちゃんのことを少しは知っていると思うからね。」
「出来ます!」
「それじゃあこの契約書に同意してくれない?一応同意するにはお姉ちゃんのサインが必要だからね。」
そうしてどうこうしている内にボクは『アニマルズ』の二期生ライバーになることが決まった。
「それじゃあ結ちゃんのアバターを書いて貰わない──」
「それは私がやるわ!結のママは絶対に譲らないもの。それに、こう見えて私は絵を描く才能はあるのよ。翠もそのことくらい知っているでしょ?」
「確かにお姉ちゃんは勉強も運動もダメなのに、何故か絵を描くことや歌を歌うことは何かと上手だったよね~」
「でしょ!だから私は結を忠実に描いた絵の中の結も私の
「そ、そうなんだ……流石だね、お姉ちゃん。」
今のママは残念な人に見えてしまう。
「あ、でも他のライバーと被らない擬人化アバターを作ってよ。本当に」
「そんなに心配することないわよ。気にしすぎよ」
本当に分かっているのだろうか。
「ならマネージャーは───」
「マネージャーも私がやるわ!結に保護者は私だけで良いの!だから私が──」
「お姉ちゃん!流石にマネージャーは任せられないよ。」
「どうして?」
「お姉ちゃん、スケジュールの管理や調整ってちゃんと出来るの?」
「…………」
「だからマネージャーは他の人に任せるわ。それにお姉ちゃんには結にイラストを描いて貰わないと」
「うう…分かったわよ」
初めてママが暴走したところを見ちゃったかも。
こうして根負けしたママは、せめてボクを可愛く描いてやると息巻いていた。
そして一ヶ月後に『アニマルズ二期生』が誕生するのはまたの話。
──────────────────
次回 結の初配信①
あとがき
こんな感じで書いてみましたが自分でも変な感じがして落ちつきません。修正箇所があれば報告お願いします。(やっと配信前の出来事が終わりました。ついに次から念願の配信です。)
『アニマルズ』の擬人化した生き物
一期生
狐(女)・猫(女)・犬(女)・龍(男)
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