第7話 結の初配信①
機材の準備は整っている。配信時間まであと5分程。
「結、準備は終わったの?」
「うん!もうバッチリだよ!」
結がそろそろ始める頃、
【初配信】初めまして、
6,582人が待機中 20XX/05/XX 20:00配信予定
コメント
:新しい子だね
:この子は鳥の擬人化か……?
:今回の二期生は4人なのか
………
……
…
:いつの間にか5分切ってるな
:俺的にこの子タイプかも
:諦めろ。中身がそうか分からな─
:それを口にしてはいけないよ
:……消されたわね
:南無阿弥陀仏
:そろそろ三分切るから落ちつくぞ、同士たちよ
「ママ、凄い居ない?」
「当たり前よ。私が結ちゃんの全てを詰め込んで描いたフレンちゃんなんだから……と言いたいんだけど、ここ最近VTuberに人気が出てきているのと翠の会社はそれなりに大きいみたいだから注目も浴びているみたいよ。」
「ならみんなの所もそうなんだろうね」
「緊張してきたの?」
「緊張はしているけど覚悟はとっくに出来てるよ!」
「そう、なら精一杯頑張って配信してきてね」
「うん!ボク頑張るよ!」
◇
そして配信時刻になった。結はミュートを解除した。
「初めまして!『アニマルズ』二期生の
:(・∀・)キターーー
:ロリ声ありがたい
:フレンちゃん、ぐへへ…ぺろぺろ
:通報しました
「ちょっと凄い人が居るけど気にしないでおこうか」
:だね
:変態さん、お帰りはあちらです
:話がそれ始めている……だと!?
「あ、そうだった!みんなにボクのプロフィール見せて良い?」
:良いよ
:大丈夫だよ~~
:僕っ娘属性だと!?
花蓮ママ:私のフレンちゃんが可愛すぎる!!
:まさかのママさん登場
:なおママさんは母性が働いている模様
「ママ見てるの!?」
花蓮ママ:当たり前じゃない!娘の初配信を見逃すママじゃないわ!
:これがママの鑑か
:娘想いのママさんだな……(泣)
:何故泣いているのかはあえて詮索しません
:家族愛が素晴らしいからさ
:応えちゃったよこの子
:茶番は程々にしてそろそろ進めよう
「そうだね、じゃあ早速ボクのプロフィールを公開するよ!」
──────────────────
次回 結の初配信②
あとがき
VTuberの初配信はこんな感じで良いんでしょうか?初めてVTuber関連の作品を書いたので未熟者ですが、これからも今作品を宜しくお願いします。(小説を書けている人は尊敬します。)
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