第5話 翠叔母さんと面接
準備をし、ママの待っている車へと乗った。
「準備は出来たの、結?」
「いつでも大丈夫だよ」
「それじゃあ行くわよ」
そうして周りの景色を眺めていること25分。
「さ、着いたわよ」
「ここが、翠叔母さんが経営している会社……」
そこには『ANIMALUZ株式会社』と書いてあった。
「それじゃあ入るわよ。中に入ったら翠も居るだろうから」
「う、うん」
今になって緊張してきた結だがもう引くことが出来ないと知ってか、一歩ずつ歩を進める。
中に入って直ぐに翠叔母さんが待っていた。
「翠、久しぶりね」
「お姉ちゃん久しぶりだね。それ結ちゃんも久しぶりね。前に会ったときよりも100倍可愛くなってるわ」
今話している翠叔母さんは、ママの二つ下の妹だけどママと違って身長が低い。なんと成人しているのに160㎝ちょっとしかないのだ。ちなみにママは170㎝を超えているくらいの高身長だ。
「いつ見てもちっちゃいんだね、翠叔母さんは」
「お、叔母さ……それよりも低いとはなんですか低いとは。少なくとも結ちゃんにだけは言われたくありません!」
「ボクはママの
そう言って結は翠に張り合うかのように胸を張った。
「取り敢えず場所を変えましょ。こんなところで争っていたら迷惑になっちゃうわよ」
「うっ……」
ママにそう言われた翠叔母さんは冷静になり、直ぐに顔を青ざめた。
「そ、それじゃあ少し歩きましょう」
翠叔母さんについていって10分程経過すると…
「じゃあここに入って」
そこには『アニマルズ事務所』と書かれたプレートが貼ってあった。
そしてボクとママが部屋に入ると直ぐに─
「それじゃあこれから結ちゃんの面接を始めるわ!」
と言ったのだ。
「と言っても私は昔から結ちゃんを見ているからほとんど合格みたいなものだけど……とりあえず得意なことを言ってくれる?」
突然の面接に慌てながらも質問されたことにはちゃんと応えた。
「得意なことは絵を描く事と歌を歌うことかな?他には勉強も少しは出来るよ」
「次にVTuberをやってみたいと思ったのはどうして?(ボソッ……私が誘ったんだけど)」
「ボクは、ボク自信を変えるためにVTuberになりたいんだ。このままじゃ、なにもしないボクはきっと後悔すると思うし……だから翠叔母さんの誘いに乗ってVTuberになってみようと思ったんだ」
「そうだったのね…まあ結ちゃんを誘った時点で受けてくれるならさせてみようとも思ったからね。」
そうだったんだ。でも翠叔母さんはいつ会社を作ったんだろう。
「それじゃあさっそく、私たちVTuberグループ『アニマルズ』を簡単に説明しましょうか。」
─────────────────
次回 アニマルズについて
あとがき
私は未成年なので面接がどう言うものなのが全く分かりません。そんな未成年作者の作品ですがこれからもご贔屓にお願いします。
(私の学校では、今日から夏休みが始まりました。学生の皆さんはどのように過ごすのでしょうか?ちなみに私は一日中家でゴロゴロする予定です。)
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