第4話 ママside①
─ママside─
「話しておくことって何かしら?」
結からスマホ受け取った私は真人君に尋ねた。
『いや、結に友達が出来ないのは何故かと思ってな。結は確かに少し人見知りだが、それでも人懐っこい性格だ。そんな結に友達が出来ないのはどうしてなのかと思ってな……』
「それはなんとなく分かったわ。多分、結が可愛くて近寄りがたい存在になっちゃってるのよ。」
『そうなのか?』
「真人君は半年も家を空けてるんだから分からないのも無理もないわね。女はね、日々成長していく生き物なのよ!」
『それなら男の子もじゃないか?他にも絶滅を危惧する動物なら尚更─』
「と、とにかく、そう言うことなの。分かった?」
『まあ美玲が言うならあながちそう言うことなのだろうな。それじゃあそろそろ切っても良いかい?』
「まだあの一言を貰ってないわ」
『美玲、愛してる』
「私もよ、真人君」
『これっていつも言わないとダメなのか?』
「当たり前じゃない。会えないんだからそれくらいはしてくれないと!」
『そうか、それじゃあまたな』
「またね」
そんな結を心配しているのか甘酸っぱいことがしたいのか分からない電話は終わった。
「それじゃあ翠の所に行く準備をしないと!VTuberのママには絶対に私がなる!なんならマネージャーも私がやってやるわ!」
真人との電話を終えた美玲は、私の娘を取られまいと息舞うのだった。
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次回 翠叔母さんと面接
あとがき
私には恋人すらいないのでこんな展開で良いのか少し分からなです。分かる人は教えて下さい。m(_ _)m
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