僕も急いでいたけれど、

出合い頭、

あんな猛スピードで駆けてくる子は、

とても避けられない。

ぶつかって転がった女の子は、いい匂いがした。

遅刻は免れそうもないから、

あっちは電話で謝るとして…

「大丈夫？」

目が合った彼女は、

「ち、がーう！」

と叫んで逃げてった。

齧り跡のついたトーストを残して。

★☆★

シンデレラかな？（笑）

〖３年目：第018話　全速力　《3-018》-1⃣〗

ko-todo様から頂戴したコメントを想像したら、面白くってね。

☆★☆

次のお題は〖寒い〗

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