なないろのにじのひみつ

影神

にじはなにいろ?



あるところに。


めんどくさがりやなかみさまがいました。



そのめんどくさがりやなかみさまは、


もっとえらいかみさまから。


そらのいろをまかされていました。



ところかが。


めんどくさがりやなかみさまは、


まかされたしごとがめんどくさくなり。


てきとうに、そらのいろをきめてしまいました。



めんどくさがりやなかみさま「はれたらあおいろ、


あめにははいいろ。あさとゆうがたはおれんじいろ。


よるはむらさきいろ。で、いいや。」



こうして、そらのいろがきまりましたが、


もっとえらいかみさまは、めんどくさがりやなかみさまが。


"てきとうに"きめたそらのいろのことを。


きにいりはしませんでした。



なぜなら、しんけんに。


きちんとかんがえてきめてほしかったからです。



もっとえらいかみさまはおこりました。


「なんできちんとかんがえてやらなかったんだ!!」


めんどくさがりやなかみさまは、おこられてはんせいしました。


「すいませんでしたあ、、



ごめんなさい、、」


もっとえらいかみさまは、おこるとものすごくこわいのです。



めんどくさがりやなかみさまは、ないてあやまりましたが。


いちどきまってしまったそらのいろは、かえられません。



めんどくさがりやなかみさまは、かんがえました。


「どうしたらゆるしてもらえるだろうか、、」


めんどくさがりやなかみさまは、


じぶんのやったことをふかくはんせいし。


もう、にどと。


てきとうにやらないことをちかいました。



もっとえらいかみさまは、


めんどくさがりやなかみさまにおこったときに、


こういいました。


「おまえにまかせたのは。


おまえがきちんとできると、しんじていたからだ。



おまえが、しんけんにやったのなら。


たとえ、どんないろでも。


わたしはそれでいいとおもった。



それは、おまえのかんせいをしんじていたからだ。


おまえのさいのうはすばらしいもので。


そのさいのうを。


わたしはみなに、みとめてもらいたかった。


だから、まかせたんだ。



それをおまえはてきとうにやった。


じぶんのちからを、"むだ"にしたのだ。」



もっとえらいかみさまは、


めんどくさがりやなかみさまのことが、


けっして。きらいなわけではありません。


それを、めんどくさがりやなかみさまも。


きちんとわかっていたのです。



めんどくさがりやなかみさまはずっと。かんがえます。


「どうしたら、、どうすれば。


ゆるしてもらえるだろうか、、」


もっとえらいかみさまもずっとかんがえます。


「おこりすぎただろうか、、


でもわかってほしかったから。


どうしたら、、


なかなおりできるだろうか、、」



それをみていたちがうかみさまが。


めんどくさがりやなかみさまのところへいきました。



「もう。じゅうぶんはんせいしたかい?」


めんどくさがりやなかみさま「はい、、


きちんとかんがえてからやるべきでした。」


ちがうかみさま「じゃあ。つぎはきちんとかんがえて。


もうひとつのとくべつなきれいなそらのいろをきめようか?」


めんどくさがりやなかみさま「えっ、、?」


めんどくさがりやなかみさまは、いみがわかりませんでした。


ちがうかみさまはいいました。


「とくべつなそらのいろ。それは、



"にじ"だよ。



にじは、ね。


きみのきめたいろのそらに。


たまに、あらわれるんだ。



まいにちではないし。


もう、このきまってしまったそらのいろは、


かえられはしないのだけれども。



きみのえらんだそらにも。


きっとあうとおもうんだ。



けれど、このにじは。


いつも。じぶんで、かかなくちゃいけない。


てきとうなおもいや、かんがえでは。


にじのいろじたいがでないんだ。



しかも。


にじがかけるのは、きまったときで。


みじかいじかんしか、あらわせないけれど、、



それでもいいなら。


もういちどやってみたらどうだろうか??」


めんどくさがりやなかみさま、ちがうかみさまにいいました。


「どうか。かかせてください。



きちんとかんがえて。


きれいなにじをいっしょうけんめいえがいてみます。。」


めんどくさがりやなかみさまは、しんけんに。


たくさんのいろのなかから、いろをえらびました。



もっとえらいかみさまがおこっていたため。


そらはあれて、ふあんていなそらでしたが。


もっとえらいかみさまもはんせいしたため。


そらはじょじょにはれてきました。



すると。。



「なんだ!!あのきれいなそらは!!」



そのそらには、なないろにかがやくにじのそらがありました。


ちがうかみさまは、もっとえらいかみさまにいいました。


「かれは、いっしょうけんめいかんがえて。


じぶんがやってしまったことをふかくはんせいし。


あのいろのそらをえがくことができました。



あのそらは、いつもあるわけではありませんし、


きちんとしたおもいがなければいろすらもでません。



かれはにじがでられるときには、まいかい。


きちんとかくことをちかってくれました。



にじは、みるものによって。


いろがちがってみえます。



あのいろは、けっしてかんたんにだせるものではありません。



きっとあのいろがだせたのも。


もっとえらいかみさまの



『やさしさ』



が。あったからではないでしょうか??



どうですか??


きれいでしょう??」


もっとえらいかみさま「ああ。


すばらしいものだ、、



あれは、あいつのちからだ。



、、わたしは、なにもしていないよ。


ほんとうに、きれいだ。」



ちがうかみさま「ふふふ。



では、またどこかで、、」


もっとえらいかみさま「、、きみは!??」



こうして。わたしたちのみれるにじには、


めんどくさがりやなかみさまじゃない。


めんどくさがりやなかみさまのおもいのつまった。


きれいないろがあったのでした。



めでたし、めでたし、、



















きょうはにじはみれるかな??


ちがうかみさまはなにものかって??


それよりも。


きみには、かれのえがいたにじが。



どんないろにみえるのか。


ぼくはしりたいな。



きっときみにもかけるよ。


もちろん。


ちゃんとしたつよいおもいがなければ。


それはむずかしいだろうけどね?






















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