レベル40

そこに居たのは、洞窟にお宝が眠っている事を教えてくれた町の商人だった


トル○コ?それは違う商人

あのピラミッドにあの様な隠し通路があるなんて賢者ですら知り得なかった、お主何者じゃ?と俺に商人は尋ねる


俺は盗賊だから罠や隠し通路が分かると教えたら納得して商人は交渉してきた

ワシ等はピラミッドの財宝が欲しい、お主は呪いを解きたい、利害は一致してないか?

と商人は提案してきた、俺の回答は

俺はこのままだと一週間後に死んでしまう

財宝なんかより命あっての物種だ


交渉成立じゃ


翌日、商人と共にピラミッドへ向う

俺は能力を使って隠し通路から棺のある部屋へ

昨日と違い、複数のミイラが徘徊していた

昨日は一体だったのに?どうして増えた?

ミイラの行動を見ていて明らかになる

ミイラが棺を開けて仲間を増やしているのだ

このままでは埒があかない

商人はミイラに対して謎の液体を振り掛ける

商人が合図を送る、今じゃ松明を使え

松明に火を灯して火でミイラを攻撃するとミイラはあっという間に燃えて塵と化した


レベルがあがりました

あれだけ大量のミイラを討伐したのだから、一気にレベルが40に上がっていた


棺の部屋にいるミイラは全滅したが

俺の手の黒い斑点は無くなってなかった

呪いの元凶であるミイラはここに居なかったのか?一体何処に?


ピラミッドの頂上部に到着した

人体模型の人肌が無い様な化け物がいる

あんな化け物までいるのか?と思った


化け物が念波で語り始めた

我が眠りを妨げし者に災いあれ


何とあの化け物は昨日俺が蘇らせたミイラだったのだ

あれだけ数ある棺の中から王の棺を一発で引き当てた幸運?いや不幸?そのせいで呪いにかかって死んでしまうかもしれないのだ


商人が液体を化け物に振り掛ける

俺は松明を使い化け物を燃やした


しかし、化け物は燃え尽きなかった

火が効かない

このままでは勝てない

恥も外聞も捨てて逃げ出した

そしてピラミッド内部で鬼ごっこが始まった


棺の部屋に辿り着くと商人は尋ねる

最初に開けたという棺はどれじゃ?

そんな事を今尋ねる事か?

化け物がこちらに向かってきてる

商人は自分の命より財宝と思った

が、違かった、詳しい話を聞くと王家の墓に隠されていると云われている盾があるそうでどうしてもその盾が必要なのだというのだ

俺は商人を案内して最初の棺を開ける


「盾」を手に入れた


と同時に化け物に追い付かれたのだ


絶対絶命


俺達は死を覚悟した、次の瞬間

謎の光がピラミッドを包み込むのであった。















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大魔王からは逃げられない? @ariproject

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