the 100 Moments for far Away.

黄呼静

√ 羽根の少女


   今夜も月が車輪を照らし、【user_name】を土くれから蘇らせる。

 どこへ行くべきかも知らない、どこから来たのかも覚えてはいない――


                  


【000】ここは牢獄だ。錆びた鉄格子は閉じ、鎖と枷が壁にかかっている。


 【press S】〈ステータス〉

          【user_name】

            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

             【体力】 100/100  【浸食】 63%

             【プレイ傾向】 せっかち


             【関係】

               【羽根の少女】 信頼(喪失)

               【灰の巫女】  友好

               【鱗の竜】   不干渉

               【???】   なし

               【錆びの騎士】 敵対

               【土くれの魔女】???

            ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

       〈システム〉

 【press X】


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉

         ┃ ┣〈壁〉

         ┃ ┗⇒《床》  

         ┣ 〈話す〉

         ┣ 〈呼ぶ〉

         ┣ 〈待機〉

         ┗ 〈別れる〉


 【press Z】


【001】寝床の下に穴が開いている。道具があれば下に降りられそうだ。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣ ⇒《ロープ》

            ┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

            ┃ 植物の繊維を編んだ丈夫なロープ

            ┃

            ┃ 何かを縛ることも伝って上り下りもできるが

            ┃ 使用して降りる場合、回収できずその場に残る

            ┃ 

            ┃ 絆はいつか助けとなる

            ┃ しかし道に堕ち自ら暗い道を歩むなら

            ┃ 手放すこともまた他者への想いだ

            ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

            ┣ 〈石のつぶて〉×99

            ┣ 〈鞘の無い短剣〉×2

            ┣ 〈睡眠の香〉

            ┣ 〈銀の歯車〉×2

            ┣ 〈灰水晶の瓶〉

            ┗ 〈 爆弾〉×23

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【002】【user_name】は下へ降りた。

    ……どうやらここは坑道のようだ。

    どこからか風が吹いているが、暗くて道は見えない。


 【press ↑】


【003】ここは暗くて道が見えない。


 【press ↑】


【004】ここは暗くて道が見えない。

    闇に触れ、穢れが溜まった。 →【浸食】 64%


 【press →】


【005】ここは暗くて道が見えない。


 【press →】


【006】ここは暗くて道が見えない。


 【press ↓】


【007】ここは暗くて道が見えない。


 【press ↓】


【008】うっすらと、左のほうから明かりが見える。


 【press →】


【009】どうやら道の先に階段があるようだ。明かりはその上から漏れている。


 【press →】


【010】階段がある。


 【press ↑】


【011】 どうやらここは別の牢獄のようだ。

    細い通路が続き、鉄格子に閉ざされた独房が並んでいる。

    通路の奥には機械仕掛けの装置が設置されている。


 【press →】


【012】両脇には独房が並び、中には誰もいない。


 【press →】


【013】両脇には独房が並び、中には誰もいない。


 【press →】


【014】両脇には独房が並び、右の独房にローブを着た女が鎖につながれている。


 【press →】


【015】両脇には独房が並び、右の独房にぼろきれを着た少女がいる。

    通路の奥に装置が設置されている。


    少女「……。」


 【press →】


【016】両脇には独房が並んでいるが、通路を隔てる鉄格子が無い。

    通路の奥に装置が設置されている。


 【press →】


【017】機械仕掛けの装置が設置されている。

    しかし、どうやら装置には何かがたりていないようだ。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣   〈石のつぶて〉×99

            ┣   〈鞘の無い短剣〉×2

            ┣   〈睡眠の香〉

            ┣  ⇒《銀の歯車》×2

            ┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

            ┃ よく光る銀製の歯車

            ┃ 

            ┃ 本来、歯車を貴金属で作る意味はない

            ┃ しかし機回士たちのことばによれば

            ┃ それが、運命を紡ぐための仕掛けとなるらしい

            ┃ 

            ┃ 錆びやすく摩耗も早いそれは

            ┃ 使えば失われるが機械を素早く動かせる

            ┃ 月に例えられる銀は、移ろうものの象徴でもある

            ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

            ┣   〈灰水晶の瓶〉

            ┗   〈 爆弾〉×23

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【018】歯車が滑らかに回り、機械が動いた。銀の歯車は失われた。

    車輪の街が軋み、呻く音が響いた。


 【press ←】


【019】両脇には独房が並び、左の開いた独房にぼろきれを着た少女がいる。


    少女「……。」



 【press ↓】


【020】独房の中の少女はこちらを睨み、黙っている。


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉         

         ┣〈話す〉

         ┣⇒《呼ぶ》

         ┣〈待機〉

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


【021】少女はあなたの言葉にいぶかしがった。


    少女「ついて来いって?」 

    少女「アナタ…私を知らないわけではないのでしょ?」


 【press ↑】


【022】両脇には独房が並んでいるが、通路を隔てる鉄格子が無い。

   通路の奥に装置が設置されている。


   少女「ちょっと、聴いてるの!?」

   

 【press ↑】


【023】独房は空だが、その奥には道があるようだ。


   少女「こんな目の前に、道があったなんて・・・」


 【press ↑】


【024】道はなだらかに上へと向いており、地上へと続いている。


   少女「ねえ、ちょっと!」


 【press ↑】


【025】道はなだらかな坂になっている。

    どこかから鐘の音が響いた。 →【浸食】 69%


 【press ↑】


【026】道はなだらかな坂になっている。


 【press ↑】


【027】ここは、車輪の街。

    どうやらここは、どこかの路地裏のようだ。


   少女「こんな場所につながっていたなんて・・・」


 【press ←】


【028】細い路地には古びた建物が並んでいるが、どれも入れそうにない。


   少女「私を出して、きっとたいへんなことになるわ…」


 【press ←】


【029】路地には古びた建物が並んでいる。


   少女「ねえ、話くらい聞きなさいよ」


 【press ←】


【030】通は丁字路になっており、曲がった先にも路地が続いている。

   どこからか、何かの蠢く気配がした。


   少女「わかってる? あいつらは容赦しないわよ」

   少女「私にも、アナタにも・・・」


 【press ↑】


【031】路地には古びた建物が並んでいる。

   どこからか、何かの蠢く気配が近づいてくる。


 【press ↑】


【032】通は十字路になっており、見える先にも路地が続いている。

   西から、異形の何者かが這って近づいてくる。


   少女「偲骸シガイ…まともにやって、敵う相手じゃないわ」


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣  〈石のつぶて〉×99

            ┣  〈鞘の無い短剣〉×2

            ┣  〈睡眠の香〉

            ┣  〈銀の歯車〉

            ┣  〈灰水晶の瓶〉

            ┗   ⇒《爆弾》×23

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【033】【user_name】は爆弾を投げつけた。

    異形の何者かは、怯み呻いた。しかしその動きは止まらない。

    異形の何者かは突進し、【user_name】へ体当たりした。→【体力】80/100


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉×2

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┗⇒《爆弾》×22

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【034】【user_name】は爆弾を投げつけた。

   【user_name】は爆風を受け、ケガをした。 →【体力】55/100

   異形の何者かは、怯み呻いた。そしてそのまま、動かなくなった。


   少女「ウソ…倒したの?」

   少女「そんな無茶な戦い方、やめたほうがいいわ…」


 【press ←】


【035】路地には古びた建物が並んでいる。

   足元には、異形の何者かの死体が横たわっている。


   少女:「ゴメンね・・・こんなことでしか、もうアナタたちは救えない」


 【press C】〈コマンド〉

         ┗〈調べる〉

         ┃ ┣ 〈壁〉

         ┃ ┣ 〈道〉

         ┃ ┗⇒《異形の死骸》

         ┣〈話す〉

         ┣〈呼ぶ〉

         ┣〈待機〉

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


【036】異形の死体の胃袋には、犠牲者の遺品がつまっている。

   なにか使えそうなものは…

   〈石のつぶて〉〈ロープ〉〈傷薬〉があった。

   〈石のつぶて〉はもうこれ以上持つことが出来ない。


   少女「こんな化け物が、ずっと街を支配している」

   少女「逃げようなんて無駄よ…」


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈ロープ〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣⇒《鞘の無い短剣》×2

            ┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

            ┃ 刃の湾曲した抜き身の短剣

            ┃ 

            ┃ 武器にするのは心もとないが

            ┃ 誰かに渡せば護身具となりそうだ

            ┃ 力無きものにも振るえるが、渡せば当然失われる

            ┃ 

            ┃ 失う覚悟のなき者に、刃を振るう資格はない

            ┃ ただし無力な者の覚悟とは往々にして無謀である

            ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┣〈傷薬〉

            ┗〈爆弾〉 ×21

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


   少女「これを、私に…?」

   少女「これなら私にも使えそうね」


【037】路地には古びた建物が並んでいる。

   足元には、異形の何者かの死体が横たわっている。


 【press ←】


   少女「もう、行くの?」


【038】路地には古びた建物が並んでいる。


 【press ←】


【039】通は丁字路になっており、曲がった先にも路地が続いている。


 【press ↑】


【040】路地には古びた建物が並んでいる。


 【press ↑】


【041】路地には古びた建物が並んでいる。


 【press ↑】


【042】通は十字路になっており、見える先にも路地が続いている。


 【press ←】


【043】路地には古びた建物が並んでいる。

   どうやらこの先は、大きな通りへと続いているようだ。


   少女「あっちは街の中心。でも、いまは…」


 【press ←】


【044】路地には古びた建物が並んでいる。

   進んだ先には通りが見える。


 【press ←】


【045】路地には古びた建物が並んでいる。

   進んだ先には通りが見える。


 【press ←】


【046】大きな通りへと出た。閑散とし、かつての賑わいは見ることが出来ない。

   どうやらここは、商業区画のようだ。


   少女「もう誰もいないわ。少なくとも、まともな人間は」


 【press ←】


【047】街は閑散としている。


 【press ↑】


【048】街は閑散としている。


 【press ↑】


【049】街は閑散としている。


 【press ←】


【050】街は閑散としている。

   どこかから鐘の音が響いた。 →【浸食】 74%


 【press ↑】


【051】道の先には巨大な門がある。門上には巨大な竜が佇んでいる。

   巨大な竜はこちらを見つめている。


 【press ↑】


【052】道の先に巨大な門がある。

   巨大な竜はこちらを見つめている。


 【press ↑】


【053】巨大な門だ、とても人の力では開きそうにない。

   巨大な竜は飛び去った。


   少女「竜…彼はいつも、私たちをみつめていたわ」

   少女「今度こそ、街の外へ飛んでいくのかしら」


 【press ←】


【054】巨大な門だ、とても人の力では開きそうにない。


 【press ←】


【055】道の先は巨大な門がある。

   壁の上から、朽ちかけたロープが垂れている。

   これは、いつか誰かの掛けたもの。この街では、誰もそれを覚えていない。


 【press ↑】


【056】【user_name】は、ロープを上っている。


   少女「本当に上るの?」


 【press ↑】


【057】【user_name】は、ロープを上っている。


 【press ↑】


【058】門壁の上は通路になっている。

   西はこの街の中心へ、東はこの街の端へ。壁は渦巻状につづいているようだ。

   少女「ハァ…ハァ。少し、休まない?」


 【press ←】


【059】門壁の上は通路になっている。


   少女「ねえ、ねぇったら! …もう」


 【press ←】


【060】門壁の上は通路になっている。


 【press ←】


【061】壁の上からは、この街を見渡すことが出来る。

   街の中心には巨大な紡錘が、天を突いている。


   少女「あそこへ行く気なの? そんなこと、とても…」


 【press ←】


【062】道の先に、光の壁が見える。道の先に光る何かがある。


 【press ←】


【063】道の先に、光の壁が見える。道の先に光る何かがある。


 【press ←】


【064】道は光の壁に阻まれており、通ることが出来ない。

   頭の中に思念が入り込む。【穢れし者に、資格なし】

   目の前に、光るオーブが浮いている。


   少女「なんなのかしら? なにか…懐かしい感じがする」


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉

         ┃ ┣〈辺り〉

         ┃ ┗⇒《オーブ》

         ┣〈話す〉

         ┣〈呼ぶ〉

         ┣〈待機〉

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


【065】オーブは光る羽根がいくつも集まって形を成したもののようだ。

   どうやらオーブには不思議な力があるようだ。


   [穢れを癒やす]  ⇒[[少女にわたす]]  [灰水晶の瓶に捕える]


 【press Z】


   少女「これを私に? 嘘……私…」


【066】光るオーブは少女の身体に吸い込まれていった。

   少女の頬を涙が伝った。


   少女「ううん。大丈夫」

   少女「進みましょう。私たちの旅を…」


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉         

         ┣〈話す〉

         ┣〈呼ぶ〉

         ┣⇒《待機》

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


   少女「ここで待てばいいの?」

   少女「わかった。きっと戻って来てね【user_name】」


【067】道は光の壁に阻まれており、通ることが出来ない。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣⇒《ロープ》

            ┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

            ┃ 植物の繊維を編んだ丈夫なロープ

            ┃

            ┃ 何かを縛ることも伝って上り下りもできるが

            ┃ 使用して降りる場合、回収できずその場に残る

            ┃

            ┃ 絆はいつか助けとなる

            ┃ しかし道に堕ち自ら暗い道を歩むなら

            ┃ 手放すこともまた他者への想いだ

            ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┣〈傷薬〉

            ┗〈 爆弾〉×21

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【068】【user_name】は下へ降りた。

   ……どうやらここはこの街の中心街だ、辺りは白い霧に覆われている。

   そこかしこに危険な気配を感じる。


 【press ↑】


【069】辺りは白い霧に覆われている。北北西に強い気配を感じる。


 【press ↑】


【070】辺りは白い霧に覆われている。北に強い気配を感じる。


 【press ↑】


【071】辺りは白い霧に覆われている。北東に強い気配を感じる。


 【press ↑】


【072】辺りは白い霧に覆われている。

   東に異形の何者かが見えるが、相手はまだこちらに気づいていないようだ。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┣〈傷薬〉

            ┗⇒《爆弾》×21

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【073】【user_name】は爆弾を投げつけた。

    異形の何者かは、怯み呻いた。突然のことに驚いているようだ。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┣〈傷薬〉

            ┗⇒《爆弾》×20

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【074】【user_name】は爆弾を投げつけた。

    異形の何者かは、怯み呻いた。そしてそのまま、動かなくなった。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈ワードの脂〉×3

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┣〈傷薬〉

            ┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

            ┃ 硝子のフラスコに入った奇妙な薬

            ┃

            ┃ 飲むと身体の傷が消え

            ┃ ゆえに傷薬と呼ばれている

            ┃

            ┃ 毒や病、呪いの類には効かないが

            ┃ 刀や牙など他者からの加害の過去を消してしまう

            ┃ 人の運命を紡がんとする、機回士たちの業である

            ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

            ┗〈爆弾〉×19

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


   【user_name】の体力は回復した。 →【体力】 100/100


【075】辺りは白い霧に覆われている。そこかしこに危険な気配を感じる。

   どこかから鐘の音が響いた。 →【浸食】 79%


 【press ←】


【076】辺りは白い霧に覆われている。南西に危険な気配を感じる。

   足元には、異形の何者かの死体が横たわっている。


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉

         ┃ ┣〈周辺〉

         ┃ ┗⇒《異形の死骸》

         ┣〈話す〉

         ┣〈呼ぶ〉

         ┣〈待機〉

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


【077】異形の死体の胃袋には、犠牲者の遺品がつまっている。

   なにか使えそうなものは・・・

   〈石のつぶて〉〈琥珀の枝〉

   〈石のつぶて〉はもうこれ以上持つことが出来ない。

   南東に危険な気配を感じる。


 【press ←】


【078】辺りは白い霧に覆われている。南南西に危険な気配を感じる。


 【press ←】


【079】辺りは白い霧に覆われている。南に危険な気配を感じる。


 【press ←】


【080】辺りは白い霧に覆われている。

   どうやら壁の一部が崩れているようだ。


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉

         ┃ ┣〈辺り〉

         ┃ ┗⇒《崩れた壁》

         ┣〈話す〉

         ┣〈呼ぶ〉

         ┣〈待機〉

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


【081】崩れた壁は、時間をかければ上れそうだ。


      ⇒ [[上る]]  [やめる] 

 【press ↓】


【082】【user_name】は崩れた壁を上っている。


 【press ↓】


【083】壁の上からは、この街を見渡すことが出来る。

   街の中心には巨大な紡錘が、天を突いている


 【press →】


【084】道の先に、光の壁が見える。


 【press →】


【085】道の先に、光の壁が見える。


 【press →】


【086】道は光の壁に阻まれており、通ることが出来ない。

   頭の中に思念が入り込む。【穢れし者に、資格なし】

   道の先にはぼろきれを着た少女が立っている。


 【press C】〈コマンド〉

         ┣〈調べる〉         

         ┣〈話す〉

         ┣⇒《呼ぶ》

         ┣〈待機〉

         ┗〈別れる〉


 【press Z】


   少女「わかった。いきましょう【user_name】」

   少女「だけど、ごめん。アナタに渡されたコレ、壊れてしまったわ…」


【087】道は光の壁に阻まれており、通ることが出来ない。


 【press ←】


【088】壁の上からは、この街を見渡すことが出来る。


   少女「私、たぶん街の事が好き」

   少女「いろんな事はあったけど、嫌いになんてなれなかった」


 【press ←】


【089】壁の上からは、この街を見渡すことが出来る。


 【press ←】


【090】壁の上からは、この街を見渡すことが出来る。


   少女「きっと私達はいろんな事を知らなくて、沢山の事を間違えてきた」

   少女「それでも…ううん。だからこそ、前に進まなくちゃって」


 【press ←】


【091】壁の上からは、この街を見渡すことが出来る。

   道の先には、巨躯の何者かが佇んでいる。


 【press ←】


【092】道の先に、大きな扉が見える。

   道の先には、古びた甲冑を着た何者かが立っている。


   騎士:「去れ! お前を通すことは出来ん」

   騎士:「何人も、その娘を利用することは赦されんのだ!」


   少女:「お願い、通して!」

   少女:「この人は違う。違うのよ!」


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈琥珀の枝〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┗⇒《爆弾》×19

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【093】【user_name】は爆弾を投げつけた。

   巨躯の騎士は怯んだが、動じていない。鎧を鳴らし、近づいてくる。


   騎士:「なんのっ!」


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈琥珀の枝〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┗⇒《爆弾》×18

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【094】【user_name】は爆弾を投げつけた。

   巨躯の騎士は怯んだが、動じていない。巨大な剣を大きく振り上げた。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈琥珀の枝〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┗⇒《爆弾》×17

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【095】【user_name】は爆弾を投げつけた。

   【user_name】は爆風を受け、ケガをした。 →【体力】75/100

   巨躯の騎士は怯んだが、動じていない。

   騎士は巨大な剣を振りぬいた。       →【体力】45/100


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈琥珀の枝〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┗⇒《爆弾》×17

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【096】【user_name】は爆弾を投げつけた。

   【user_name】は爆風を受け、ケガをした。 →【体力】20/100

   巨躯の騎士は怯んだが、強固な意志でまだ動こうとしている。

   騎士は巨大な剣を振り上げた。


 【press →】


【097】騎士の巨大な剣は空を切った。


 【press V】〈インベントリ〉

         〈使用アイテム〉

            ┣〈石のつぶて〉×99

            ┣〈鞘の無い短剣〉

            ┣〈睡眠の香〉

            ┣〈銀の歯車〉

            ┣〈琥珀の枝〉

            ┣〈灰水晶の瓶〉

            ┗⇒《爆弾》×17

             ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓    

              中に火薬の詰まった鋳鉄製の爆弾


              投げつけると衝撃で爆発する

              固い相手やひび割れた壁を壊すのに使える


              知識は人々に世界の脅威を伝えるが

              危険な知識ほどそれを知る者にはまた魅力的だ

             ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

         〈貴重品〉

         〈記録物〉


 【press Z】


【098】【user_name】は爆弾を投げつけた。

   巨躯の騎士は怯み、動かなくなった。


   少女:「勝ったの…彼に? だけど、もう………」


 【press ←】


【099】道の先に、大きな扉が見える。


   少女:「ねえ……お願い、また会いに来て」

   少女:「私が【user_name】をきっとどこまでも――


 【press ←】


【???】目の前に大きな扉がある。

   しかし、そのカギは秘され、未だ道は閉ざされたままだ。




   ――今夜も月が東へ隠れ、力無きものの運命は解かれた。


        少女の身体は羽根となって散った。


          騎士の鎧は錆びて朽ちた。  


        【user_name】は土くれに還った。


      【土くれの魔女】はニヤリとほほえんだ……。



            GAME OVER


      [Please Enter] Continue to next Round ⇒

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the 100 Moments for far Away. 黄呼静 @koyobishizuka

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