第2話 後編
甲賀三十郎は様々な悪事をして朝霧から追放された。特に朝霧市長の
「魔病給付金とかのせいで俺は仕事を失った」
朝霧市から送られてきた手紙を見て甲賀はほくそ笑んだが、朝霧市のミスだった。甲賀は給付金を返さずに海賊船を作ったり、カジノをしたりした。
「島津を殺してくれないか?奴を殺したら10万やるよ」
10万手に入ったら生活を立て直せるかもしれない。
「分かった」
甲賀の部下には
「今月末までにワクチンを完成させなければ、おまえだけでなく家族にも危害を加える」
甲賀はダートペンかカルカノM1938を選べと言った。
カルカノM1938は第二次世界大戦にイタリア王国で制式採用されたボルトアクションライフルで、1891年に設計されたカルカノM1891の派生型として1938年に開発された。
口径7.35mm・銃身長530mm・使用弾薬7.35x51mmマンリッヘル-カルカノ弾・装弾数
6発
ボルトアクション小銃は、手動で遊底(ボルト:薬室に弾を送り込み薬室後部を閉鎖する部品)を操作し、薬室の閉鎖・開放を行う火器のことである。日本語では
ダートペンとは万年筆型のダート発射器。イギリス陸軍情報部が開発し、フランスでのレジスタンスに供給された。射程は12mと短く、威力が小さかっため毒を塗って使用した。
ハデスはどちらかの武器を選ぶことになり、選んだ武器によってストーリーが変わる。
俺は洞窟の中に隠されてあった小型潜水艇を使って鯨島から出た。
1月20日
カルカノM1938の場合
🏔昨夜降った雪のせいで朝霧市の西にある朝霧山は雪化粧を施していた。路面は凍っているためツルツルしてて危ない。
もう少しで市役所に辿り着く。その頃、長宗我部恒夫という島津のボディーガードが「敵が近づいています」と耳打ちした。長宗我部は寒くなると霊感(冷感)が鋭くなる。
「もしかしたら、哲子が雇ったのかもしれない」
島津は机の
哲子は島津の妻だ。島津が浮気をしてることを酷く恨んでいた。
市長室は忍者屋敷みたくなっており、東側の壁がどんでん返しになっている。
市役所の自動ドアを潜ると長宗我部の部下が次々と襲いかかってくる。敵は長宗我部を除いて5人。
倒して武器を奪うことが可能。全員倒すと地震撃を手に入れることが出来る。
長宗我部軍団のメンバーは次の通り
💣発煙手榴弾(煙を発生させ姿をくらまし、逃げる為の装置。爆発はしないが、赤外線センサーを妨害するためにも使用)
💧催涙スプレー(相手の目や鼻に吹きかけると、強烈な刺激を与えて戦闘不能にさせる)
🗡スリーブ・ダガー(錐のような形をしたナイフ。腕に巻きつけて鞘を収納して隠し持ち、いざというときに引き抜いて相手を突き刺す。ハンドル部の先端が突起になっていて相手を殴り倒すことが出来る)
🧤革手袋ピストル(革手袋に単発式ピストルを取りつけた特殊銃。第二次世界大戦期にアメリカの海軍情報部が製作した。手を握り、トリガーを相手に押しつけるようにして撃つ。1発しか撃てない)
🦺防弾チョッキ(特殊な繊維を用いており軽くて防弾性が高く耐熱効果もある。ただし刃物には弱い)
🔫ステンMK.VI(ステンMk.Vにサイレンサーをつけたもの。消音効果が高い。ステンガンは、第二次世界大戦中のイギリスで開発された短機関銃である。合理化された設計によって傑出した生産性を備え、大量生産されて、連合国軍やレジスタンスの主力小火器として大戦中を通じ用いられた。使用弾薬
9mmパラベラム弾・装弾数32/50発)
俺は防弾チョッキを着たマッチョな奴が短機関銃を手にしてるのを察知した。俺は周囲を見回し物陰を探した。自販機、ゴミ箱、コンクリートの柱の3つから選択できる。
プラスチックで出来たゴミ箱は羽黒のステンの銃撃には耐えられないし、頑丈そうに見える自販機も銃撃を受けたら関通してしまい、この2つを選んだらGAME OVERとなる。
俺はコンクリートの柱に身を隠し、カルカノで根来の頭を狙った。根来の頭はポップコーンみたく爆ぜて即死した。残弾5発。
「根来ォッ!!」
野々村が叫んだ。俺はカルカノの照準を野々村に絞ったが、野々村は目にも止まらず早業でその場から逃げ出した。残弾4発
根来は根来衆の末裔だ。根来衆は、戦国時代に紀伊国北部の根来寺を中心とする一帯(現在の和歌山県岩出市)に居住した僧兵たちの集団である。雑賀衆と同様に鉄砲で武装しており、傭兵集団としても活躍した。
信長の死後、小牧・長久手の戦いでは雑賀衆と共に大坂を攻め豊臣秀吉の心胆を寒からしめた。戦後は秀吉による紀州征伐(千石堀城の戦い)が起こり、根来大善(霜盛重)を中心に抵抗した。雑賀衆の鈴木佐大夫が藤堂高虎に謀殺されると、伊勢に逃れ、徳川家康に従い、成瀬正成を組頭とする根来組同心として内藤新宿に配置される。関ヶ原の戦いの際は正成の組下として活躍する。
また、根来寺岩室坊院主であった田中一族は、慶長5年(1600年)頃安芸の毛利氏家臣となり、「根来氏」を称して、長州藩士として続いた。末裔に幕末の家老職であった根来親祐やその子根来親保がいる。
突然、周囲が煙に包まれた。丹羽が手榴弾を投げたのだ。(この直前に丹羽を仕留めてれば手榴弾が手に入る)
「チッ!煙幕か!?」
俺はつい、舌打ちをした。
なお、丹羽はかつて夕凪警察署の織田刑事の部下だったが、強盗犯を取り逃がしたことでクビにされている。俺は丹羽にまで逃げられてしまった。
俺は沼を射殺し、奪った催涙スプレーを羽黒に吹きかけた。目を押さえて悶絶してるところを根来のスリーブダガーで防弾チョッキを切り裂いて、無防備になった彼の体を突き刺して殺した。
防弾チョッキとステンを奪うと、官庁の窓から長宗我部がスナイパーライフルで攻撃を仕掛けてくる。
俺は路肩に停められてあるセダンを見つけた。トランク側にはガソリンタンクがあるので、身を隠すと銃撃されて引火して爆死してGAME OVERになる。
俺はエンジン側に蔵れて防弾チョッキに着替えた。あの、リーゼント野郎!なかなか強いな!
俺はステンMK.VIを腰だめに構えた。
俺はサイコロを振った。🎲
危機を脱出するには⚄以上を出さないといけない。俺は⚅を出した。
🛩雲の切れ間からグライダーが現れた。
スパイ仲間の
グライダーに乗り込みスパイの基地がある
3人殺しているので中回復を覚えた。また、催涙スプレー・スリーブダガー・防弾チョッキ・ステンMK.VIの4つを盗んだので5P✕4なので再び炎撃を覚えた。
正午の夜神基地に俺たちはやって来た。
👹
あまりの光景に、清盛は大声で人を呼んだが、誰も来ることはなかった。その内に無数の髑髏が一つに合体し、14~15丈(約42~45メートル)もの巨大な髑髏となり、生きているかのように無数の目で清盛を睨みつけた。
清盛は意を決し、髑髏の目を思い切り睨み返した。するとやがて、大髑髏は日の光に溶けるかのように、跡形もなく消え去ってしまったという。
目競は中回復を使って立ち直った。
基地から南に行ったところに宝箱があり、開けると【不思議な目薬】が手に入る。アイテムを手に入れればそこまで苦戦しないで倒せる。
俺は【不思議な目薬】を差した。
「う〜効くぅー!!」
俺は目競を睨みつけた。
「ウワァーッ!!」
目競は
目競を倒したことで透明になる魔法を覚えた。
「ルエキルエキ」呪文を唱えると俺は透明になった。敵を攻撃するとハデスに戻ってしまうから注意が必要だ。
氷室のランボルギーニで市役所近くまで向かい、徒歩で市役所に向かう。島津に雇われた市民がライフルやナイフで襲いかかってきた。
「おまえらザコなんかのためにMP減らしてたまるかよ!」
市役所に入るとエスカレーターか、エレベーターか選ぶことになる。エレベーターは密な空間なので魔病が蔓延しておりゾンビが大量に発生する。
俺はエスカレーターを使って市長室へと急いだ。
魔法が解けたのか元に戻った。扉が開いて長宗我部が姿を現した。
時計台の影からカルカノM1938で長宗我部を倒した。虫の息の長宗我部が「御破算だ……ゲホッ」と言い残して息絶えた。
市長室に入ると壁にパネルがあることに気づいた。3つの数字を入力すると隠し部屋に入れる。非常用のボタンらしい。『583(御破算)』
隠し部屋に入って島津を背後からスリーブダガーで突き刺した。
「おっ、おのれ、地獄に落ちろ」
島津は死んだ。
長宗我部と島津を倒したことで雷撃を覚えた。
鯨島に戻り、甲賀に報告をした。
飲み屋でワイワイやった。久々の酒の味は格別だった。セーブポイント①
ダートペンの場合
🏙俺は朝霧市の繁華街を歩いていた。
「ちょっと、あなた……」
豚みたいに太った女が声をかけてきた。いかがわしい店に誘い込もうってんじゃないだろうな?風俗店では魔病が蔓延してるらしい。
「何でしょう?」
女は自己紹介をした。島津市長の奥さん、哲子というらしい。
「あなた、喧嘩強いでしょう?」
「どうして分かるんですか?」
「私は人の顔を見るだけでその人の中身が分かるの。相談に乗ってくださらない?」
丁度いい手間が省ける。
島津邸には広い庭園があり、池には錦鯉が泳いでいる。
「こんにちわ~」と、哲子は芸人の真似をした。
哲子の部屋に入った。彼女はティーパックの緑茶を淹れてくれた。日本庭園なのに抹茶じゃねーのかよ?
「主人が浮気をしてるの。しかも、毎日のように家事のことに口出ししてくるの」
洗濯の仕方が雑、食器の油が落ちてないなど細かいことを言われるらしい。
「もしかしたら、私の留守中に愛人を家に上げてるかも知れない」
俺はボール型空気清浄機をリビングに設置した。
哲子には旅行といいわけしてもらって監視をした。監視2日目、美しい女が島津邸にやって来た。
リビングのソファで『失楽園』もビックリのエロいことをはじめた。「明日も女房は伊香保だ。ゆっくりしていけ」
女は元同僚の
ダートペンの射程は12mだ。かなり島津に接近しないといけない。
宅配業者を装って島津邸に潜入。
「こんにちは〜ウーパールーパーです〜」
「人違いじゃないのか?」
「何か顔についてますよ」
ダートペンを取り出し、口に咥えた。ヒュッ!
首に毒矢が突き刺さり、島津は悶えながら死んだ。
「もしかして、ハデス?」
チッ!奈緒に気づかれてしまったか!
「何でこんなとこにいんだ?」
「島津はヘル帝国に我が国の情報を売っていた。
昼風島は日本の領土だが時々、ヘルの連中が偵察にやってくる。ヘル帝王は私欲のために親族すら殺す。
奈緒は俺の胸に飛び込んできた。
「ずっと愛してた」
セーブポイント②
逃げるゲーム HADES 鷹山トシキ @1982
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