親父のつまらない休日

@mikumiu

第1話

 天気の良い7月の晴れた日。


 札幌も関東の様な蒸し暑さが続き、北海道は涼しいという概念がどこかなくなってきている、今日この頃。


 今日の休みは何をして過ごそう。

 年間たった102日の休みの1日のスタートするが、趣味もなければ行動する気にもならない。


 若い時はいろんな事をやってきた。


サッカー、バドミントン、プロレス観戦、結婚後はフットサル、麻雀、大富豪、競馬、キャンプ、思いつく限りに色々と書いたがどれも浅い。


 全然真剣に取り組んでいない。


 なんだろ。


 今は俺は全くの無趣味だ。


2人の子供が中学生になり、割と手がかからなくなってきているのもあり、今まで必死になってなって生活してきたが、

今自分がこれから好きな事をしようと思ったが、心の底から踊る様な興奮。子供の頃の様に早くうちに帰ってこのゲームをやりたいというあの夢中な気持ちににはなれない。


なんだか毎日空虚感が漂いつまらない毎日を過ごしている。


プライベートも

充実感だったり達成感って何か一生懸命やってはじめて獲れたいするものもよくわかっているが今の俺にはそれがまったくない。


理解している様で全くしてないのかもしれない。同年代のお父さんや、友人の少ない独身の同年代はいったいなにをしているんだろう。


俺の休日の始まりは朝起きて毎日よくわからないユーチューバーの動画を流し見して、プロテイン飲んで、軽くランジと筋トレをする。

シャワーをはいり、軽い朝食をとる。基本これが朝のモーニングルーティンだ。よく啓発の本とか、YouTubeとかでは朝本を読みなさい。ヨガは心が安定するとかいってるが、全くやる気がおきない。


YouTuberになってモーニングルーティンなんかやってもこんな汚いおじさんの朝の風景なんてだれも見たいと思わないよね。


 これからはじまるこの貴重な休日

 どうゆう風に過ごそうか??

 いつもだったらいくあてがなく、車で古本屋にいき、読みもしない本を買い、適当に回転寿司屋をふらっとはいり、炙りえんがわを塩で食べて、家に帰ってきて夕方からビールを飲みながらネットフリックスを見ながら、家族の夕ご飯をつくる。

 がケース1

 

 今流行りのサウナにいって、整うというものを体験したいが結局血圧が高いため、長時間入れずにそこそこ汗を流して帰ってくる。

 がケース2

 

本当につまらない1日でまた24時間を無駄にしそうだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

親父のつまらない休日 @mikumiu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る