ストレスは最高のスパイス!太ってどうなった?

 思えば禁煙以上に食欲の元になっていたのはストレスです。

 ストレスは溜めると発散しないといけません。そしてその方法として食べるのは身近でお手軽な方法だったのです。この関係性を当時は把握していなかったので、他のストレスコントロール…というのは思いつきませんでした。


 うっかり営業職についてしまった私は日々猛烈なストレスを感じていました。

 元々、友だちの家に電話する覚悟を決めるのに何十分もかけるような子供でしたから、知らない人と顔を合わせるだけで結構な負担になっていたのです。当然のように心を病み、心療内科に通いました。そこで大量の薬を飲むようになったのですが、その話は一旦置いておきます。

 人には向き不向きがあるものです。ぶっ倒れるまで食事をするという生活を続けていくことになります。

 しかし何故か今も営業職を続けています。人には慣れっつうもんもあるんですね。人を騙すのが嫌すぎるので営業成績はダメですが。


・贅肉がもたらす様々なこと

 ガリがデブになるとどうなるのでしょうか。

 当たり前ですが服が着られなくなります。そして服が似合わなくなりました。市販されている既製服は、やせ型~標準体型に向けて作られているのだろうと思います。見本のマネキンと比べると、自分が着用した姿は明らかに別物です。これ同じ商品じゃねえだろ!と何度も悲しみにくれました。

 急激に太ったせいか、発汗が尋常じゃなく、少し食べると汗がダラダラ流れ、辛いものを食べると滝になりました。

 とにかく、いつでも暑く、夏は車にのると背中に絞れるほどの汗をかきます。少し動くと汗が流れ落ちるので、タオルが手放せません。真冬でも暑いので、Yシャツ1枚でウロウロしていました。すれ違う人々がおかしな奴を見る視線を向けてきます。これは思いの外心が痛くなりました。

「デブ汗かきすぎだろww痩せろよww」などと思っていた事は反省せねばなりません。人には色々事情があるもんなんですね…


・どこまで太ってしまったのか

 肥満化に気づいてからは、こまめに体重を測っていました。日々順調に増えていく数字は恐怖です。90kgぐらいまでは計測していましたが、それ以上は怖くて体重を測っていません。0.1tまでいってなかったと思いますよたぶん。


・太ってよいこともある!

 太ることが必ずしもダメってことはないのです。元々虚弱体質でよく風邪をひいていた私ですが、太ると全くひかなくなりました。

 寒い時期に裸で寝ようが何をしようがへっちゃらです。タフガイになれた事は思いの外嬉しく、嬉しかったのですが、代わりに膝が痛くなりました。


・何故痩せようと思ったか

 33歳ぐらいだったでしょうか。そろそろ(2回目)の結婚をしようと考えました。最初の結婚と体重増加の時期が完全に一致しているのは偶然ではなく、デブになる重大な要因の一つであるのですが、割愛致します。

 それはともかく、立派なデブになってしまっており、異性の反応はかなり悪くなっていました。それまで女性というのは優しいものだと思っていたのですが、勘違いでした。もちろん、よい歳になっているのもダメだったのはわかっているのですが、同年代の女性との出会いを探していたわけで…おつりを投げたりしなくてもいいと思うのです。


 これはアカン…ダイエットを決意しました。

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