大っ嫌いだったはずが…

第6話 もう大丈夫

「おい！水口さんどこ行くんだ？」

水口さんが山田を見た瞬間恐怖でなのか震えて走って逃げてしまった…

(山田が今まで無視してきたことに関係しているのか？)

そう思っていると山田に話しかけられた。

「ゆうきく〜ん！なんでみくなんかと一緒に帰ってたわけ？みくってクズな人間なのに〜笑」

俺はムカッときたがここでイラついてしまってもダメだと思い、冷静に答えた。

「別に水口さんはクズなんかじゃねぇーよ。山田、それより授業サボんなよ。また先生に言われるぞ」

「別にそれはいいのよ〜。ねぇ、ゆうきくん。みくより私と遊ばない？」

こいつ、なに急に変なこと言い出すんだ！俺は早く水口さんのところに行かないといけないのに…

さっさと済ませたいが…もしかしてこいつが水口さんを殴ったのか？それは許せねぇな。口調的にそんな感じだよな。

「山田、それよりだな。水口さんが殴られたあとみたいになって発見したから保健室に連れていったんだが、お前殴ってないよな？」

「ん？殴ったわよ？それがどうしたのかしら。私のゆうきくんが取られちゃうから殴ってやったのよ！」

ほんとにこいつかよ。やべーやつだな。

「俺の大切なパートナーを殴ったんだな？圧))」

「パートナー？なに言ってるの？」

「俺の大切なパートナーなんだ！次またこんなことしたら…殺す((ﾎﾞｿ」

「すいませんでした🙇‍♀️もうしませんから。お許しを〜」

「もう金輪際一切近づくな！」

「わかりました…」

これで山田はおkだとして…

あとは水口さんだな。大丈夫かな？

ﾋﾟｺﾝ

あ、水口さんからだ！

【ゆうき、逃げてごめん。でも今日は遅いから見つけなくていいよ。ていうか無事に家に帰ったし笑。だから大丈夫！】

ほんとに帰っていいのか？まぁそんな心配することもないか。

【わかった、ゆっくり休めよ。】

これでおけ。帰るか〜。明日に今日のこと言って安心してもらわないとだな！