第5話 やめてよ。
あれ、ここは…
そうか意識が途中からなくなっちゃったのか。
「水口さん?起きました?」
「はい…」
「良かった〜、行木くんがここまで運んできてくれたのよ。後でお礼言っておきなさいね」
「すみません、ありがとうございます。」
「今日はとりあえず早退しましょう。精神的な苦痛もあるかもだからゆっくり休んでちょうだい」
「わかりました」
`・ω・´)∋|ガラッ
「先生!水口さん起きましたか?」
「ちょうど起きたところよ。ほらっ!」
「さっきはありがと…運んでくれて」
「全然大丈夫!」
「今日は水口さん早退させるつもりだから。」
「そうなんですね、そしたら俺も早退させてください!」
「水口さん1人じゃ危ないしいいわよ!そうしましょう。」
「…」
「ごめんなさい、今から先生会議あるから行ってくるわね〜。2人とももうちょい休んでから帰りなさい?」
「わかりました」
バタッ
「水口さん、どうして最近無視しているの?しかもその怪我は何?教えてくれない?」
「…」
「何か言ってくれないと俺分からない」
「(p_q*)シクシク」
「ごめん、泣かせるつもりはなかった。話したくないよな…」
(こっちこそごめん…)
「そうだ!連絡先交換しよう!相談乗ってやるからいつでも連絡してこいよ?じゃないと交換した意味なくなるから(笑)」
「ありがと…」
「さぁ、帰ろう!」
「うん」
ゆうき、そんな優しくしないでよ…また話したくなっちゃうじゃん。もう嫌だよまた殴られるの…
「(இ ω இ`。)」
「ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙」
優しい…それ以上優しくしないで。自分がなんなのか分からなくなっちゃう。
「自分が何か分からなくなっても俺は受け止めてやるから」
( °-° )
「なに?図星だった?(笑)」
「なんでもない」
「素直じゃないな〜(笑)」
帰り道を歩いていたら学校をサボっていたゆきなに会ってしまった…隣で歩いているところを見られている。怖くて震えた。
「大丈夫か?(´。-ω(-ω-。`)ギュッヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙」
「ごめん」
走って逃げ帰ってしまった…
こんな惨めな自分が大っ嫌いでゆうきみたいなやつも嫌いなはずなのに何故かゆうきだけは安心できる。こんな感情初めてでもうわけわかんなくて…
「(´இ﹏இ`)」
また泣いてしまった…
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