各事件の難易度は程よいものでミステリーは好きなものの推理力のない私でもなんとなく察せるものもあって良かったです。
話数的にクラブの目的や連れて行かれたあとの動きなんかの風呂敷を畳むことはできるのかなと思っていたのでこのオチは意外と同時になるほど~と思いました。
クラブの規模とか内部事情とかその辺りも気になりますね。
続編があれば読んでみたいです。
作者からの返信
ラストまでありがとうございます!
ミステリーの難易度、気に入っていただけて嬉しいです!
クラブの目的、このアイディアが浮かぶまでなかなか苦労しました……。こちらも気に入っていただけて嬉しいです。長く考えた甲斐がありました!
クラブの内情、どんなのでしょうね? 違う視点から見てみるのも面白いかもしれません。続編は……また考えてみますね!
凄いなぁ、というのが全てです。
結局のところ、作品の題名が、全てをあらわしている――結末も、全て。
そういう切れ味が凄かったです。
そしてその結末に至る、事件、推理、告訴、事件、推理、告訴……という流れも、読者をハラハラさせつつも、ページをめくる手を止めさせない手腕はさすがとしかいいようがありません。
あと、法月綸太郎の「死刑囚パズル」とかを出して、意味深だなぁと思わせるところとか、グッと来ました^^;
また、最後にブルドッグを出すところとか、本当に「ヤバイ!」と思いました^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
ありがとうございます! いやー、楽しんでいただけてよかった! 題名が全てを表している……といいなぁ! こういうのっていいですよね。ページを捲る手が止まらないと言っていただけて嬉しいです!
『死刑囚パズル』いいですよね……! 僕の好きな作品のひとつです。
ラストシーンはちょっとこだわりました。序盤は重かったブルドッグが帰りは少し軽くなっていたのか……それともさらに重くなったのか。そこらへんの解釈はご自由に。
読んでいただけてよかったです! ありがとうございます!
ではではー!
遅ればせながら読了させていただきました。
直接的な命の奪い合いはなくても、とてもスリリングなデスゲームでした(๑•̀ㅂ•́)و✧
プレイヤーが実は主人公一人だけというのも、意外性があって面白かったです!!
失敗したらロクなことにならないと思うと、なおさら若槻にとって命がけだったことには違いないしょうね。今後もクラブに命運握られていることには違いないだろうし、若槻もわかった上でしょうけど、同類がいるとわかっただけでもさぞかしスッキリしたんだろうな。なので、ブルドックの存在忘れられる居場所ができてよかったね(*´艸`*)
楽しい読書時間ありがとうございました!!
作者からの返信
ヒサ姉サンキュー!
犯罪者同士のデスゲーム、楽しんでもらえたなら何より!
このオチに辿り着くまで長かった……意外性ありと言ってもらえて嬉しい!
クラブに命運握られつつ、安心もあるような、複雑な心境だろうね……。拳銃の存在を忘れられる居場所、かもね。
いい読書タイムの一助となれれば嬉しいです!
読み終えました。一気に読んでしまった。
そ、そんなぁぁ笑笑みんなグルですか笑しかし納得!
脱落者が退場する際、割とあっさりだなぁ、派手に殺してしまったほうが見せしめ効果あるんんじゃない?などと脱落者生きている説は推していたのですが、そういうことだったとは……。
彼らの論理的思考(こじつけ理論にも)には驚かされましたね。さすがクラブメンバーです。
見事に私の推測は外れましたね笑
なんだかんだ言ってハッピーエンド?笑
どこかのコメントで見たのですが、構想当時高校生!?
同じ高校生がここまでの良作を書かれているとは……尊敬です!!
いやはや、久しぶりに読みごたえのあるミステリーを読んだ気がします。
ありがとうございました。
作者からの返信
こんばんは。一気読みありがとうございます! ヘビーじゃなかったか心配です。楽しんでもらえたなら何よりですが。
脱落者の扱いも含めちょっと工夫しました。おっしゃる通り、あっさりしてることも手掛かりでしたね! 脱落者生存説に目をつけてくださって嬉しいです。いい線行きましたね!
若槻を追い詰めるためなので、多少こじつけでもゴリゴリ押してくる論理でした。
ハッピーエンドかどうかは、捉え方次第……? バッドエンドと捉える人もいましたね。
構想当時は高校生でした。確か生物の授業中に思いついたのかな。ノートにメモをしていて、そのメモ今でも残ってます。
もしかして高校生の方……? 未来がありますね。貴重な存在です。ぜひ伸び伸び創作してください。
こちらこそ、最後までありがとうございました!
ラストのセリフ通り、すごくスリリングで面白かったです!今まで脱落していった参加者たちの処遇が気になっていたので、種明かしの瞬間に、ホッと息をつけました。
一つの物語の中にたくさんの謎が散りばめられていて、とても読み応えがありました!「真実の追求」ではなく「ゲームマスターの納得」に重きを置いた頭脳戦も斬新でしたね。読み終わってしまって寂しいですが、充実した読書時間を楽しめました。素晴らしい物語を、ありがとうございました!
作者からの返信
楽しんでいただけてよかったー! 脱落者、あんな感じでした! 種明かしシーンはちょっとドッキリ感あったかもですね(笑)。
てんこもり、ちょっとやりすぎた感じはありましたが、最後まで読んでいただけてよかったです。ありがとうございます!
少しでも日常に色がつけば幸いです。
こちらこそ、ありがとうございました。
後半はハラハラドキドキ!!すっごく興奮しながら読みました!!
なるほど、ラストはこのようなオチだったのか…
クラブの目的をずっと考えつつ読んでたけど、なるほどな!と思いました!
この組織?クラブってだいぶ日本社会を牛耳ってるよな…
なかなか勢力が強そうな組織だなと思ってたけど、警察内部にまで潜んでるし、かなりお金も持ってそうだし、この辺の組織構造をもっと詳しく知りたくなってしまいました!マスターはもはや世界のドン的な気もするな…政府が絡んでそうな勢い。
大関たちは全て演技だったということか!すごい!しかもこれってあえて妹とそっくりさん用意したってこと?おそろしきクラブ…
若槻さんは本人は馬鹿だと自称してたけど、私この人めちゃ頭良くないか?と思ってて、それが証明されたラストでもあったな~
雰囲気的によく聞くメンサ会員テストを思い出した!
若槻さん、妹想いだし、時折すごく良心的な部分も見せつつ、けれど、時々闇的な冷酷部分も垣間見えて、すごく人間的というか、今後どちらにも転びそうな危ういところが好きだったな~だからラストで今後どんな人生を歩んでいくのか気になる!
ステーキのシーンで私はどうしても人肉を想像してしまいました(笑)
違ってよかったw
殺人犯によって世界をよくするってすごく画期的な世界規模の政策のような雰囲気がしたわ…ちょっとぞくっとするところだね!
ドキドキしながら読ませていただきました!素敵な世界をありがとうございます~(*´▽`*)
作者からの返信
りりさーん!
このラストが決まるまで10年を要しました。長かったような短かったような。気に入ってもらえたなら嬉しい!
かなりダークかつ巨大な組織ですね。まぁ、でも発想としては「俺も逃げたいお前も逃げたいなら手を組むか」だと思うので、組織の発展についてはそんな感じかな。その後の大きくなっていく過程はご想像にお任せします。
メンサのテストはもっとシンプルだよー。パッと見難解そうでも、根っこにあるルールが分かれば何とかなる。
大関含め全員演技。クラブの中でも「試験官」みたいな役割がいるのかもね。マスターも「試験監督」なだけかも。黒幕が出たとは言ってないのだわはは。
ステーキのシーンは確かに人肉っぽさ出したかったから感じてくれて嬉しい(笑)。ハンニバルの海外ドラマで人肉料理するシーンあるんだけどそれ見ながら書いた(笑)
若槻のキャラクターは僕の心の暗い部分(とか言ってみる)……僕妹は嫌いだけどね。
ラストまで楽しんでいただけて何より! こちらこそありがとう!
めちゃくちゃ面白かったです!!
全ての事件とその推理がそれぞれボリュームも凄くて、それだけでも満足度がすごいのに最後は気になってしまって一気に読まされてしまいました。
助かるために人に罪をなすりつけるというラストからの、クラブ入り。今後の彼はどうなってしまうんだろうという余韻もすごかったです。
素敵な物語をありがとうございましたー!!!
作者からの返信
一気読みありがとうございますー!
よくよく考えると穴だらけのミステリーですが、ラストの展開で無理やり締め上げたみたいなところあります(笑)
若槻のその後、気になりますね。彼はどんな人生を歩むのでしょう。
こちらこそ、読んでくださりありがとうございましたー!
編集済
すっごく面白かったーーーー!!こんなに夢中になって、寝るのも惜しんで読んだ読書は久しぶりかもしれません。
ネタバラシの内容も納得しました。執事やカイロプラティックの女も犯罪者って所が伏線でしたね。
見事勝負に勝ち、そして警察の手を逃れた彼は今後どんな人生を送っていくのか。そんな所も含めて余韻の残る結末でした。
本格ミステリー、堪能しました!ありがとうございます!!
ちなみに、ゲームマスターはなんで若槻さんが事件の犯人だって特定して招待状を送ってきたんですかね?警察にも解けなかったのに…
迷宮入りクラブの会員が推理したということでしょうか?🤔
作者からの返信
いやー、よかったよかった。夢中になってもらえて作者冥利に尽きます。大変嬉しい。
このネタバラシが浮かんだからこの作品の執筆にゴーサインを出したところはあるんだー。クラブ会員の全員が犯罪者というところは確かに伏線(ぽく?)した。
警察の手を逃れた若槻がどんな生活を送るのか。
勝負に勝った彼が失ったものは何か。
人間性か、それとも誠実さか。
本格ミステリー(玄人が見ると違うかもしれないけど……)、全力投球したので楽しんでもらえて嬉しいです!
クラブが若槻を特定できた理由、は明記しなかったけど、警察内部にもクラブ会員がいるから、なんですよね。若槻の事件は確かに迷宮入り事件だけど、会員によって解かれた事件でもあった。
そういう意味では、揉み消してくれたクラブ会員に若槻は感謝しないと、かも? 感謝すべきかどうかは、別問題として。
音声アプリで聞いたので、既読はついていませんが全部みました。捜査資料によって人物ごとの難易度にとても差があり、かなり古典的でフランクなハッタリも効くゆるめの推理バトルだなと思ってみていたら、なるほどこういう締め方なのですね、納得で、良かったです。後半女性陣二人が好き好き好きなので良かったー、と思う反面、いや日本社会にとってはひとつも良くないのでは??? という気になりました。ミステリアスで知的で、私が犯人だよ? とか言ってくる女性すっき♡♡♡
銃はどこから入手した? ネタで逃げ切ったのに常に銃もってた(と思う)ので、ゲーム開始後に少しでもブルドッグに意識が行って存在が露見することがあれば終わりかも知れなかったなと最後の一文でひやっとしました。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
いやー、推理の緩さや資料の穴は確かに作者としても気になっていたのですが、この締め方なら大丈夫かなぁ、と……。何だか期待外れだったらすみません。
女性キャラ気に入ってくれて嬉しいです! でもまぁ、確かに日本社会のためではないかもですね(笑)。まぁ、クラブがそもそもあれだし……。
銃の一件についても触れてくださりありがとうございます! そのヒヤヒヤ、確かに感じますよね。一瞬でも銃のこと思い出したり、または所持を悟られたら負け、という。
こちらこそ楽しんでいただけて嬉しいです! ありがとうございました!
ごきげんよう、完結おめでとうございます。
スリリング、そしてスピード感がたまらない、緊迫感、盛り上がるストーリーテリング、読者まで心揺さぶられそうな心理戦。
とても濃密な、そして楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございます、そしてお疲れ様でした。
高校時代にこれほどの物語を発想した飯田さまに、乾杯です!
そうか、本当に、本当に歪んだクラブ。
全員がグルで仕込みで、若槻さんだけが試されていて。
警察内部までがメンバーとは、呆れると言うか何と言うか、だからこその捜査資料の豊富さ、現場再現の精密さ。
若槻さんのこれからの人生は担保されましたが、けれど若槻さんは、この先、ああよかった俺は死ぬまで逮捕されないんだと安心して暮らしていくことが出来るのだろうか?
私は、出来ないと思います。
妹さんの幸いあれとここまで隠し通して生きてきた、許されない殺人と言う罪を背負いながらも彼なりの正義を持って隠し通してきた人生で、最後の最後で、他者に罪を擦りつけてしまった、暗い部屋へ行くことが怖くて逃げようとした、そんな彼がこのまま平穏で暮らしていけるとは、とても思えません。
そう考えると、ミステリーでありながら、人間の弱さ、原罪を問い掛けるような、そしてブラックな、バッドエンドを彷彿とさせる、この独特な読後の余韻まで含めて、本当に素晴らしい物語でした。
重ねてお礼申し上げます、ありがとうございました。
作者からの返信
ごきげんよう、最後までお付き合いいただきありがとうございます。感無量でございます。読者の皆さんに楽しんでもらえるよう、精一杯の球を投げたつもりでしたので、そう褒めていただけると嬉しい限りです。
高校時代の僕はずっと鬱屈としていて、そんなストレスが本作を生んだのかもしれません。自分の罪を隠せ、他人の罪を暴け。何かの縮図、だったのかな。
犯罪者たちが保身のためだけに作ったクラブ。
新人を試すためだけにここまでの試練を課すクラブ。
ちょっと皮肉めいたハッピーさを演出してみましたが、効果的に作用しているか……(残念な作家ですので……)。
若槻さんのこれから、暗く見る人が多いですね。僕もしのぶ様のおっしゃる通りだと思います。それまで自分なりの矜持を持っていきてきた男が、それを捨てざるを得ない環境に連れ込まれて、よってたかっていじめられて、それを捨ててしまって。未来の平穏は保障されたとはいえ、心の平穏はなくなっていることでしょう。
読後感、上手く演出できているなら幸いです。このラストだけはずっと(着想当時からずっと)頭にありました。最初は銃なしでは生きていけなかった若槻が、クラブの後ではその存在さえ忘れてしまっている。それだけの喪失、それだけの恐怖。
こちらこそ、丁寧に読んでいただけて幸せでした。本当にありがとうございます。
読み終わって放心してしまいます!
めちゃくちゃ面白かったです
読み始めたら止まらなくて出勤に遅れそうになり泣く泣く途中で中断して仕事終わるのを待って読みました!
最後の告訴は手に汗握りました。クラブの目的がわからなくて怖かったですがみんなグルだったとは…
若槻が殺人をしたとはいえ良心を失うことない人であって欲しいと思います。
他人になすり付けた時点でそれはなくしてしまったのかもですが
作者からの返信
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます!
仕事にまで影響を及ぼしまして……嬉しいですが、何事もなく一日を過ごせたことを祈ります。
最後の告訴、緊迫感が伝わってよかったです。僕も書きながら(伝わるかな、って意味も含め)ドキドキしてました。
クラブの秘密、若槻は良心を失わずに生きていけるか……。
おっしゃる通り、一線は超えてしまったかもしれませんね。
熱いレビューもありがとうございました!
すっごく嬉しいです!
いやー……最後の最後、息するの忘れてましたね……もう、いったい何が起きるのかと。
例えテストだったとしても、自分の罪を隠し通して他人になすりつけた事実は消えないわけで。今後もそれを背負ったまま、このクラブでの活動を続けていくのだとしたら、人として大事な何かが壊れていきそうですよね。
心のざらつく中、ポケットにあったブルドッグ。その後のことをいくつか想像できるラストで、苦しくなります。
面白かったです! すごく面白かったです!
夢中で読みました。とても充実した時間でした。ありがとうございました!!
作者からの返信
よかった……!
最後まで楽しんでいただけて本当に嬉しいです。長年温めた話だったので、こうしてすずめさんに楽しんでもらえたのが何よりの勲章でございます。
クラブの存在の是非、人としての何かを壊してまで罪から逃れる意味、若槻明宏はこれからもずっと考えるでしょう。妹のことが何度か頭をよぎるかもしれません。ブルドッグが何の象徴になるのか、読者の数だけ答えがあると思います。
面白かったと言ってもらえて本当に本当に嬉しいです! こちらこそありがとうございました! 今日はいい日です!
遅ればせながら拝読させていただきました。
すっごく面白かったです!!読み始めたら最後まで止まりませんでした。
文中でも登場した「そして誰もいなくなった」を想起させる魅力的な場所と設定、いつ告訴されるのかというハラハラ感、そして魅力的な謎と真相。
デスゲームでありながらしっかりとしたミステリー小説になっていて、本当に勉強になりました。
素敵な作品を書いていただき、ありがとうございました!
(これ、本にならないのでしょうか。本で読みたいです……!)
作者からの返信
読んでくださりありがとうございます! 楽しんでいただけたことも嬉しいです!
こういうクローズドサークル系だとどうしても『そして誰もいなくなった』は避けて通れないですからね。だったら当ててしまおう、ということで作中にチラッと出しました。舞台と緊迫感、そしてミステリーとしての楽しさまでご堪能いただけて嬉しいです!
ミステリーの勉強になったとのお声も……! 今度書かれるんですか? もしそうなら、楽しみに待ってます!
そして本にはならないそうなんですよね……僕も本になったら嬉しいなーとは思うのですが、角川ホラー文庫さん的にはNOのようです。残念。