主人公がよく分からないが…

設定は最近人気なジャンルの王道モノです。
地の分も携帯小説としては簡潔的で読みやすく、おつまみ感覚で読める素晴らしいモノだと思います。

ただ、主人公の行動に一貫性が皆無です。

以下は最も意味の分からなかった例です。
「勇者にこだわる(=主人公は勇者ムーブをするつもりが無い)」にも関わらず、何故か「勇者が抜くはずの剣を抜き、その件の関係者から強い装備を貰う」。
そのあとに「勇者に自分から後から渡せば良い」などと言いますが、「じゃあ別に主人公が抜く必要なく無いか?」「何故主人公から渡す必要がある?」となります。

装備品を集める、収集癖のあるコレクター気質のある主人公ならともかく、勇者になりたくないにも関わらず人前で勇者と思われるような行動をする主人公が意味分かりませんでした。

ただ、そういったところをざっくばらんと読めば''王道''らしく主人公の活躍やヒロインの可愛さがある作品です。