あまりにも危険すぎる特殊能力

 謎の超常能力に目覚めてしまった先生が、教室の生徒たちを次々田中に変換してしまう物語。

 SF、または現代ファンタジー的な設定の、ショートコメディ的なお話です。
 笑ってしまいました。とにかく事故っぷりがひどくってもう……。

 少なくとも、ものすごい能力には違いないはずなのに、その発動条件がなんと「名前を連続して発話する」だけ。
 あまりに緩すぎるために意図せぬ事故が多発してしまい、どんどん滅茶苦茶になっていく様子がもうひどすぎてたまりません。

 法則性がいまいち謎というか、その時々で違う効果があるっぽいのもまたひどい。
 あまりにも大惨事すぎる……。

 終盤、最後の大オチ前の先生が好きです。何かに目覚めちゃってる感じのところ。
 まごうかたなき大災害なんですけど、ついつい笑わされてしまうお話でした。