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  • 編集済

    第32話への応援コメント

     こんばんは。
     感想を書くのが遅くなりましたが、完結させてくださってありがとうございます。
     コメント欄と言ってもネタバレになるようなことはあまり書かない方が良いのでしょうか。分かりませんけれども。

     以前のコメントに書いた谷ヶ崎先生のことですが、気軽に胸を押し当ててくると思っていたら「実は8割パッドでした~。春山くん、鼻の下伸ばしてたけど、残念だったね~」みたいなオチを、僕としてはちょっと期待していました。初対面の男子高校生に胸を押し当てる女性教師はライトノベルにしてもどうかと思いますが、これならまだ、「この学校では珍しい男子をからかっただけ」という言い訳がギリギリ成立するかもしれない、と。
     谷ヶ崎先生による「女」の安売りの是非は、僕の好き嫌いというだけでなく、筋書きの方にも関わる問題ではないかと思います。本編ではある時点で瑠衣さんが暴発しますが、その原因とそれまでのストーリーを考え合わせると、その矛先は何の罪もない駅の設備などではなく、主人公・春山くんをたぶらかす谷ヶ崎先生(あるいは主人公とデートしそうだった潤子先輩)に向かうのでないと不自然だと思います。個人的には、主人公が色々な女性(女子生徒)から信頼され好意を寄せられたのを機にメインヒロインが暴発して女同士の対立が始まるという筋書きもそれはそれでありな気はしますが、そういうストレスフルな展開を避けるなら、最初から火種を撒かない、つまり、谷ヶ崎先生には常識の範囲内で行動してもらうのが得策かと思います。

     近況ノートに書いていらっしゃった、瑠衣さんをより魅力的に描く方策について、僕から言えることはほとんどありませんが、ちょっと思ったのは地の文です。
     本文では、主人公による一人称の語りにもかかわらず、早くも第4話から「朔実」、「潤子」などと下の名前で呼び捨てにするスタイルになっています。
     これを会話文と同じように「朔実先輩」、「潤子先輩」と呼び続けるだけで、「瑠衣」が唯一の同学年(お互いに敬語を使う必要がない関係)であることを強調できて、他の女性キャラたちとの差別化を図れるのではないかと思います。

     ここから先は本当に、僕という一読者の感想でしかないのですが、個人的には朔実先輩が好きなんです。最初に主人公を旧三年十組に連れていったのは朔実先輩なわけですし、基本的に受身な主人公を合唱部や自分の恋愛に巻き込み、最終的に状況の主導権を握る人物に育てていく上で、朔実先輩の存在ってとても大きいと思います。
     ただ、まさにその恋愛のくだり以降、朔実先輩の破天荒ぶりが控えめになり、美幸先輩や潤子先輩に対して独自のアクションを起こしていないように見えるのが、(朔実先輩推しの僕としては)ちょっと残念に思えたところです。美幸先輩にしてもそうですが、個性の強いキャラクターなのに自分の問題に決着がついたら後は背景に溶け込む、みたいなのは、もったいないかなと思います。せっかく群像劇なんですし、朔実先輩が独断専行で突っ走って、先生や他の生徒を巻き込んで状況がさらにこじれてしまう、という展開があっても良かったんじゃないかと思います。もしかするとそれによって朔実先輩の好感度が下がったかもしれませんが、主人公以外の人物に惚れた時点で(もっと言えば主人公が瑠衣さんに一目ぼれした時点で)ハーレム要員からは外れているわけですから、根っこが善人であることが変わらないなら、彼女がトラブルメーカーになるのでも面白かった気がします。

     朔実先輩推しの僕からもうひとつ申しますと、朔実先輩の胸が小さいことはそんなに何度も強調しなくていいのではないかと思います。女性キャラの胸にこだわる読者は最初にそうだと書かれただけで後々まで覚えているでしょうし、女性キャラの魅力は外見や身体的特徴だけではないと考える読者にとっては、語り手となっている主人公の好感度を下げるだけでしょう。胸が小さいことが何か叙述的な意味を持つなら面白いかもしれませんが、本作の場合、別にそういうわけでもないようですし。
     もちろん、フェミニストが何と言おうと、現状、女性の胸の大きさを気にするのは男性だけではありません。ジブリ映画『猫の恩返し』のように、男性キャラ(バロン)が女性キャラ(主人公・ハル)に「胸を張れ!」と言って女性キャラが「胸なんてないのに!」と返すのも1つのユーモアだと思います。しかしながら、本作にはそういうコミュニケーションとしての側面がなく、朔実先輩自身は別に気にしていないのに主人公だけがしつこく彼女の胸にこだわっているという構図になっており、不自然なだけという気がします。
     岩井さんに関してはあまり心配していませんが、一般論として、相手の受け取り方や反応を考えずに自分の思いついたこと、言いたいことだけを書いてしまうと、いわゆるオヤジギャグ(面白いのは当人だけで相手のキャラや読者はどう反応すればいいのか分からない代物)になってしまうことがあります。特にエロティック・ユーモアは笑いや共感を得やすいので、思いついたらそのまま書いてしまいがちかもしれません。ですが、令和の今はそれが受けるだけでなく差別性(これ自体は誰にでもあるものですが)を看破され批判の対象になることもある時代なので、少なくともWeb小説として掲載するなら、ボケた後にはツッコミを入れて、「全く主人公は困った人ですね……」というニュアンスに落ち着かせることをお勧めします(その点、第2話の「そう言うと、俺を連行してきたツインテールの先輩がぐっと胸を張った。あんまりない胸だな、と思ったのは俺だけの秘密」という書き方は、朔実先輩の外見的特徴とそれが気になる主人公の人柄に触れつつ、主人公自身によって『そんなふうに思うのは(恥ずべきことで)他人には言えないが』というツッコミが入っていて、よく出来た表現だと思います)。

     長文失礼しました。
     本作のことは好きですし、だからこそ2つとはいえ星を送らせていただいたのですが、このコメントは批判的な内容ばかりになってしまったので、ご確認いただいた後は削除してくださって構いません。
     急かすつもりはありませんが、リメイク版が公開されたらぜひ読ませていただきたいと思っています。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! お返事遅くなり、失礼致しました。
    頂戴したコメント、大変興味深いですね。納得できる部分、「いや、俺の考えはこうだ!」と思う部分、両方共大変ありがたいです。

    ひとまず、頃合いを見てちょっとずつ改修していく予定ですので、もしお気が向きましたら、またご意見を頂戴できると大変有難く存じます<(_ _)>

    さて、どう直すかな……。わくわく!(^ω^)

  • 第32話への応援コメント

    完結おめでとうございます、そしてお疲れ様です!

    続きが気になる~!(*´▽`*)
    ってなっちゃう終わり方でした。良かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    僕はシリーズものは書かないんですけど、やっぱり余韻(と思しきもの)はあるといいよね、とは常に思っており、それでいてサッパリまとめられるように注意しております。

    嬉しいお言葉をいただき、ありがとうございました!


  • 編集済

    第24話への応援コメント

     こんばんは。

     相談に乗っていただいた拙作『ようこそ、ナーロッパ劇団へ』は、おかげさまで無事に連載中です。PVが伸びれば罵詈雑言が殺到するかと危惧していましたが、今のところそういったものはなく、ひとまず安堵しております。

     さて、本作『ガールズ・カルテット!+俺』ですが、楽しく読ませていただいております。
     僕がこれまでに拝読した『She Loves You…Absolutely』に比べて文章が読みやすく、『銃刀法エイリアン』に比べて基本的な設定がすっきりとしていて、無理が少ないと思います。こんな言い方は上から目線に聞こえるかもしれませんが、「岩井さん、書き手として腕を上げてきたな」と思います。僕はご存じの通りのひねくれた理屈屋なので、誤字・変換ミスの他、人物の言動や出来事の展開についてもいくつかツッコミどころを感じていますが、岩井さんのメンタルが崩れているとのことですし、後々言及があるかもしれないので、今は言わないでおきます。

     ただ、早い内にツッコミを入れておきたい点がいくつかあります。

     1つは、女の子にお茶汲みをさせる場面が2つあることです。もしかすると岩井さんはフェミニストがお嫌いかもしれませんし、別にフェミニストを怒らせるなとは申しませんが、こだわる必要性がない場面でわざわざ危ない橋を渡るのもどうかと思いまして、一応指摘させていただきます。
     お茶汲みのひとつ目は第6話、主人公が妹さんに相談を持ちかけて、妹さんが「あたしの部屋で待ってて。飲み物持っていくから」と言う場面です。本文には「自分の部屋に向かおうとする聡美を、俺は階段下で引き留めた」とあります。平地に立てられた、居間が1階にあって個室が2階にある家と仮定すると、主人公は妹さんより居間に近い位置から声を掛けているはずですし、妹さんは主人公を「兄貴」と呼ぶくらいには気を許しているわけなので、兄に「カルピス持ってきて」と頼んでもいいんじゃないかと思います。仮に第12話の、はしゃいでいるようにも、兄に媚びを売っているようにも見える姿が主人公の独白通り彼女の平常運転なら、兄に気を遣って率先して飲み物を用意していると解釈することは可能ですが、LINEが普及している時代にそんな露骨な男尊女卑を貫いているのは、はっきり申し上げて異常だと思います。
     もうひとつは第19話、そのものズバリ、「先ほどから、瑠衣はお茶汲み係として立ち回っている」です。潤子先輩が「ありがとう、瑠衣さん。大変美味なお茶でしたわ」と発言していることから考えて、ペットボトルやそれを温めたのではなく、茶葉やティーバッグから淹れるSOS団式のようですが、瑠衣さんは主人公と同じく1年生で事情をよく知らない立場、(運動部で女子マネージャーがスポーツドリンクを用意することはあるにしても)文化系の部活で誰かがお茶汲みをする必要性は普通ない、しかも主人公は趣味感覚とはいえ茶道を習っていると来れば、この場面で瑠衣さんが「お茶汲み係」として立ち回る必然性は、「どう考えてもない」と言っても過言ではないはずです。もちろん、長話をする場面で女子生徒がみんなにお茶を配る場面を書くこと自体が悪いとは言いませんし、現実でもそういう場面はあるかもしれません。ですが、女性が「お茶汲み係」をさせられるのは身近な女性差別として最もよく知られたものの1つですから、よりにもよって「お茶汲み係」という言葉を使ってしまうのは、敵を増やすだけだと思います。もしかすると、この場面を読んで「瑠衣ちゃんはなんて気の利く子なんだ! 主人公が手を出さないなら俺が嫁にしたい!」と思う読者もいるかもしれませんし、もし岩井さんがそういう読者向けに本作を書くおつもりなら止めはしませんが、そういう人たちは果たして、女子高生がお茶汲み係を務めたくらいでその子のことを好きになってくれるのでしょうか。ともかく、100点を目指して大火傷するくらいなら、80点辺りでもそれなりに受け容れられる表現を目指すのが、作品の書籍化を目指すときの基本セオリーだと思います。

     早い内にツッコミを入れておきたいことの2つ目は、谷ヶ崎先生のことです。とはいえ、この僕が、お茶汲みについて長々とお話しした後に彼女のことに触れるとなれば、こちらが言いたいことはもうお分かりだと思います。
     あえてひとつだけ申し上げるなら、「女」を安売りする女性は、同性に嫌われるだけでなく、男性にも軽んじられるばかりで愛されはしないだろう、といったところですね。まあ、この辺りは既に申し上げた通り、今後の展開で変わる可能性もあるので、今の時点でこれ以上の指摘をするのはやめておこうと思います。

     コメント欄を拝見しますに、他の方は「可もなく不可もなし」くらいの評価のようですが、ここまで読んだ僕としては、もう少し上の評価でも良いと思っています。突飛なことがなかなか起こらないという意味で「この作品独自の強み」がないのは確かにそうかもしれませんが、異世界モノで代わり映えしないテンプレがPVを稼いでアニメ化までされるように、水戸黄門や寅さんがいっつも同じようなことしかしないように、ベタな展開を手堅く、安定してこなせるなら、(Web小説としては)それはそれで需要があると思います。少なくとも僕は、事件らしい事件が起こる後半パートよりも、前半パートの方が好きでした。
     当然、今から路線変更しろとは言いませんが、ベタな展開でも良いくらい脇役たちにも魅力がある作品なので、形はどうあれ、話として一段落するところまで持っていってほしいと思います。

     長文失礼しました。このコメントは批判的な内容が長くなったので、ご確認いただいた後は削除してくださって構いません。
     最後になりましたが、物語の続きを楽しみにしています。

    作者からの返信

    こんばんは。いつもお世話になっております<(_ _)>

    コメントを拝読させていただきました。が、現在(=拝読したばっかり)としては「よし、これからバリバリ改稿するぞ!」というアバウトな目算しか立っておらず、「やる気はあるけど知恵はでない」状況です(^^;

    具体的にどうこうと申し上げられないのが心苦しいのですが、あじさいさんから頂戴したアドバイスを精査させていただくことには大変意欲的であり、前向きであると言う程度のことはできるかもしれません。

    今後ともよろしくお願いいたします(^ω^)

  • 第13話への応援コメント

    感想の希望がありましたので、こちらにて。

    現時点の読み味として、文章は読みやすく、話の筋も王道の部活モノと感じる分かりやすいものです。
    一方でこの作品独自の強みがまだ感じられず、評価保留の状況です。
    この作品で軸とするのがコンプレックスの解消なのか、部活動を通しての青春なのか、部活動というよりこの集団の人間関係が引き起こす青春なのか、しっかり見えると作品の評価がぐっと上がるような気がします。
    (今のところの読み味は、最後の人間関係による青春が一番近い?)

    作者からの返信

    貴重なコメント、ありがとうございます!
    確かに、オリジナリティが出てくるのは後半になってしまいますね……。そこが弱点か。
    どちらかといえば『この集団の人間関係が引き起こす青春』の色合いの方が強いでしょうか。

    重ね重ね、御礼申し上げます<(_ _)>

  • 第5話への応援コメント

    みんなのキャラが濃くて面白かったです😂✨
    誰とどう恋愛に発展するのか楽しみですね😍

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    キャラが面白かったとご評価いただけて歓喜しております!☆彡

    次は第二章! ヒロインたちをそれぞれ照らしていきます。どうなることやら……(^ω^)