第5話

「T田くんの童Tゲットだぜーーー!」


「やめてください……。そんなこと言うなら、T塚先輩だって、初めてだったくせに大人の魅力を見せつけないとと強がって、Tバックだったじゃないですか……」


「あたし知ってるもーーーん。T田くんがあたしのどのパンツで一番興奮してたかってー。T田くんが喜んでくれるかなって思って、Tバックにしたんだからぁ」


畜生。可愛すぎるな、このロリババア。T田くんのが大きすぎて無理むりむりっ! って泣いてたくせに。シャワーを一緒に浴びて、再びベッドの上へと戻ってくれば、普段通りに僕をからかいまくってくる。


しかし、今日はとことんT塚先輩をイジメ抜いてやろうと心に決めてきたのだ。倍返しどころか、一気に3倍返しをしなければならないのだ。そうしなければ、僕という存在をT塚先輩に教え込めないからだ。


「T塚先輩。もっとT塚先輩の可愛いらしいところを僕に見せてもらいますからねっ!」


「もう……。あたしはただ単にお見合いしたって話をしただけなのに。T田くんって、もしかして相当なやきもち焼きなの?」


僕が狂ってしまった原因をずばりと言ってしまうT塚先輩であった。T塚先輩は紅い傘アメリカ本社のエリートとお見合いしたのである、この前の土曜日にだ。そして、月曜日に僕が出社するなり、T塚先輩はそのエリートがどれほど素晴らしいのかを、僕にとくとくと説明しだした。


だから僕は、今回の試験薬を飲んで、無事に蘇生出来たなら、今度の週末にT塚先輩と日帰りで良いから、デートがしたいと申し込んだのだ。だが、神は嫉妬に狂う僕に味方してくれた。T京と言えども、そこそこの田舎を選んだためにT塚先輩の思惑とは裏腹に、終電を逃し、さらにはタクシーすらも見つからない状況となってしまった。


T塚先輩はスマホをバッグから取り出し、タクシー会社に連絡してみるね? と僕に言ってきた。僕はT塚先輩からスマホを取り上げ、無理やりにとある場所をT塚先輩に提示した。T塚先輩は、あたし30歳なのよ? と言ってきた。だが、僕はT塚先輩ののために宗派を変えてきたと言ってのけたのだ。


「もう……。どんだけ出せば気が済むの?」


「T塚先輩が僕の赤ちゃんを孕んでくれるまでです。そうなったら、あのエリートだって、T塚先輩から手を引くはずです!」


「どんだけ対抗心を燃やしてるのよ。でも、あたしは赤ちゃんが出来たら、赤ちゃん一辺倒になっちゃう自信があるわよ? それでも良いの?」


「構いません。その代わり、T塚先輩には僕との間に子供は最低10人は作ってもらいますんで」


「ほんと、バカね……。でも、T田くんの生命力だとそれが簡単に出来ちゃいそう。あたしが働けない間はT田くんにしっかり稼いでもらわないとなんだから。T田くんは10人子供がいても、立派に育ててもらうわよ?」




故郷の母ちゃん、ごめん。


7歳も年上の女性に手を出しただけでなく、どこからどう見ても、小学六年生にしか見えないT塚先輩を今、俺は一生懸命、孕ませようとしています。


田舎では母ちゃんは俺のことで後ろ指をさされることになるかもしれません。


でも、僕はこの選択を後悔してはいません。


「ちょっとT塚先輩。最近、甘えんぼうになっていませんか?」


「だって、T田くんがとっても美味しそうなんだもん」


「T塚先輩のせいで身体のあちこちにT塚先輩の歯形がついてますよ」


「んなこといって、今日もおちんこさんがかゆいかゆいって言って、あたしに噛んでもらうんでしょ?」


まったく、このロリババアは……。こんな見た目、小学六年生にしか見えないロリババアが僕のアソコにまで歯型をつけまくっているなんて、世間のひとは絶対に許してくれはしないだろう。


しっかし、T塚先輩は今日も可愛いな。


アア、カワイイナ。


ボクモT塚先輩ヲタベタイ……。

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紅い傘日本支部という怪しい会社に就職したが先輩上司が可愛すぎて今日も退職届を出せない ももち ちくわ @momochi-chikuwa

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