第2話 台湾有事とはなにか
台湾有事(中国が台湾を侵略する、台湾海峡を封鎖する)なんていうのは、欧米人が作り上げた、いつもの作り物(幻想)です。
中国人が恐れるのは、台湾が第二の日本となり、欧米人の植民地主義(自分たちは働かないで、アジア人の富を搾取する)という、ばい菌を中国に持ち込むことです。
日本人は、ここのところをよく理解しましょう。
① 中国は絶対に台湾に攻め入らない(同士討ちはしない)
北朝鮮と韓国は別民族ですから、戦争は起こりうる。
しかし、中国と台湾とは、原住民と客家を除けば、同じ民族です。
かつて冷戦時代に別の国であった東ドイツと西ドイツは同じゲルマン民族同士ですから、絶対に戦争にはならなかった。
また、かつて中国人は原住民に対し、彼らを「化外の民」として尊敬し、無理に中国文化や現代文明を押し付けるようなことはしなかった。「放っておけ」という態度です。だから、台湾を無理に統治しようとはしなかったのです。
その経緯からすれば、台湾に住む人々が反中国としての具体的な行動に出ない限り、中国は台湾に住む人を殺したり、占領することはない。
② 台湾人に人を殺すこと(大量殺人)などできない
もともと温厚で競争を好まない人間が集まった場所です。
気候温暖、きれいな水も豊富な台湾。そこで、のんびり暮らそうと来た人間が、なぜ人殺し(戦争)までやる必要があるのか。
中国人にしても、台湾に住む人を奴隷にするつもりではない。
欧米人には「植民地思想」というものがあり、他人を働かせて自分たちはその上前をはねる、という生き方ですが、中国人というのは自分で働いて飯を食うのが基本です。もともと中国人であるびん南人にはそれがわかるはずです。
③ 中国人にとって台湾という島自体に魅力が無い
バナナやマンゴ、魚など、中国本土でいくらでも採れるし、ベトナムやタイも地続きだ。同じ民族のよしみ(好意)で、台湾から購入してくれているのではないのだろうか。中国人にとって、台湾にあるものはすべて中国で手に入るのだから。
台湾に石油でも発見されれば、別かもしれませんが、今のところ中国人にとって戦争してまで(殺し合いをしてまで)手に入れるべき土地でもない。
④ 中国とは数千年の昔から、匈奴(異民族)の侵入に悩まされてきました。
中国人とは、よく働くし頭もいいので、物も豊富だし文化レベルも高い。だから、欧米人は18世紀の頃から中国に目をつけ、なんだかんだといちゃもんをつけては、中国人の富を搾取しようと躍起になってきた。
台湾の人々は、そんなアジアの歴史を学ばないのだろうか。
中国人は欧米人というコロナよりも怖い病原菌が中国に入ってくるのを恐れている。だから、香港からそれを追い出し、台湾が今まさにそれに侵され、それが中国本土に伝播するのを恐れている。
台湾の人々は、日本人のように欧米人の奴隷になりたいのだろうか。
夫婦喧嘩は犬も食わない @MasatoHiraguri
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