第94話 「強くなりたいかッ!?」


 特異体ノルドを討伐してから3日後の夜。


 討伐に参加した探索者たちは昼間にギルドの大会議場に集合し、討伐報酬の支払いと、その後のギルドの調査報告を聞いた。


 ノルド討伐後に新たな特異個体は発生しておらず、魔物の「大発生」も完全に終息したとの報告を聞き、俺たちは誰に気兼ねすることもなく宴会に雪崩れ込むことになった。


 全員でギルドから場所を移動して、探索者御用達の大衆酒場『酔いどれ墓地』を貸し切っての宴会となる。


『酔いどれ墓地』は広いホールに多数のテーブルと椅子が並んだ大人数の宴会に対応した店だ。カウンター席も含めれば、一度に最大200人は入ることができる。


 そんな店の中で73人プラス16人程度の集団が、酔っぱらい特有の鬱陶しくも陽気な声を上げながら騒いでいた。


 ちなみに16人というのは、今日の財布であるギルド長と、今回の大発生で活躍したギルド所属の斥候たち15人だ。


 一方73人というのは探索者が72人に、プラスエヴァ嬢のことである。


 討伐隊メンバーの中でも、【封神四家】組はエヴァ嬢のみの参加で、他3人は不参加だった。


 とにもかくにも俺たちは互いの労をねぎらい合い、大衆酒場のリーズナブルな料理を肴に、方々から仕入れたらしい高級酒を浴びるように飲みまくった。


「――おい!? どういうことだッ!? 事前に高い酒の在庫はなくしておけと言っておいただろうがッ!?」


 ジジイのくせに筋骨隆々で禿頭に強面のギルド長が、顔を真っ赤にしながらカウンターで店主のおやじに詰め寄っていた。


 どうやら事前に安酒しか置かないように、姑息な根回しをしていたらしい。


 対して、詰め寄られた店主はだらしなく笑み崩れながら、ギルド長に返す。


「いえね、それが賢者様から仕入れた酒は全部飲むから、とにかく高い酒をできる限り大量に仕入れてくれと3日くらい前に頼まれまして……。いやぁ、急にここまで大量の酒を仕入れるのは苦労しましたよ」


「なんだとぉおおおッ!?」


 さすがはイオである。


 ジジイの姑息な策を見破り、事前に手を打っていたとはな。賢者という二つ名は伊達ではないぜ。


 で、そんな策士のイオであるが――、


「アーロン、フィオナ嬢、そろそろ始めようか」


 同じテーブルで飲んでいたんだが、そろそろ良い時間になってきたと判断したのか、席を立つと俺とフィオナに向かってそう告げた。


「おう、了解だ」


 それに頷き、俺も立ち上がる。


 ――と、イオに続いて移動しようとして、横に座っていた人物が一向に立ち上がろうとしないので、声をかけた。


「…………」


「おい、フィオナ」


「わ、分かってるわよ」


 フィオナは若干緊張気味の表情で頷き、それからぎこちない動作で立ち上がった。


 戦闘時ならいざ知らず、こういう場で大勢から注目を浴びるようなのは苦手な奴だからな。かなり緊張している様子だ。


 ともかく――俺とフィオナとイオは、集まった面々から満遍なく注目を浴びやすい場所へと店内を少し移動すると、全員を前にして声を張り上げた。


 まずはイオからだ。


「――楽しんでいるところすまないが、全員注目してくれ! 聞いてもらいたい話がある!!」


「何だ?」

「何か余興か?」


 騒がしい店内に飛び交っていた声が、疑問の声と共に徐々に止んでいく。


 程なく、全員の注目がイオに集まった。それを確認し、イオが再び口を開く。


「今日は、我々≪迷宮踏破隊≫の今後に関して、一つ重要な報告がある。すでにクランメンバーたちには告げているが、今回の討伐作戦に参加した諸君にも聞いてもらいたい」


 その場の全員を見回し、「実は」とイオは続けた。


「ノルド討伐を最後に、我々≪迷宮踏破隊≫は解散することになった!」


 途端、店内にざわめきが広がる。


「解散?」

「おいおい、マジかよ?」

「いきなり何でだ? 討伐で誰か死んだってわけでもねぇだろ?」


 戸惑い混じりの疑問。


 クラン解散の理由は表向きのものと、表には出せない本当の理由の二つがある。この内、本当の理由――【封神四家】が迷宮を踏破されたくないからクランを解散させた――などという事情は、この場で明かすことはできない。


 今のところ何か明確な証拠を掴んだわけでもないしな。


 クラン外の探索者たちは以前のスタンピードに黒幕がいたことさえ知らないのだ。ここでそれを言えば、根拠のない誹謗中傷や安っぽい陰謀論にしかならないだろう。だから口にはできない。


「解散の理由は――アーロン?」


「その説明は俺にさせてくれ」


 と、俺は手を上げてイオの言葉を遮った。


 理由なら表向きの理由を説明すれば良い。しかし、それを認めるのも少し癪だったからだ。


 だってそうだろう?


 戦力の不足を理由にクランを解散だと? それは死んだクランメンバーたちのことも、俺たちのことも馬鹿にしているってことだろう。


 46層に転移陣を設置したことだけを見ても、ジューダス君たちや襲撃者たちと戦ったことを考えても、「大発生」の核となっていた特異体ノルドを討伐したことも、決して軽んじて良いような成果ではないはずだ。同じことが誰にでも出来たはずはない。


 そんな俺たちの苦労や労力を「戦力不足」の一言で否定するなんてのは……さすがに舐めすぎだろ。


 だから俺は言った。深刻そうな、神妙な表情を浮かべて。


「実は、ここだけの話なんだが……」


 戦力不足ではなく、クランを解散するに足る納得のいく理由を。



「【封神四家】は、財政難らしい……」



 ――と。


「え……?」

「マジかよ……」

「初耳だが、そんなことあり得るのか……?」

「あ、アーロンさんッ!? いったい何を!?」


 信じられない、というように驚きにざわつく探索者たち。


 俺はさらに詳しい説明を続けた。


「信じられないのも無理はないが……事実だ。【封神四家】の肝いりで設立された≪迷宮踏破隊≫にはストレージ・リングやポーションなど各種消耗品をはじめ、多くの支援がされていたが、遂にその出費すらも厳しくなったらしい……。実際、こうして目的半ばにして解散となったことから、真実は察してもらえると思う……」


「ど、どういうつもりですのアーロンさん!?」


 俺が心痛を堪えるような苦々しい口調で言うと、探索者たちは互いに目を合わせ、意見を交換し合う。


 最初は疑うように否定的な意見が飛び交っていたが、クランの解散という事実を前に、もしかして本当なんじゃないか? という意見が徐々に優勢になっていった。


「言われてみれば……確かに、あれだけ大々的に設立したクランを、理由もなく解散するわけもないしなぁ」

「でも財政難って、あの【封神四家】だぜ?」

「いや、でも俺聞いたことがあるんだけどよ。カドゥケウス家の財政状況って良くないらしいぜ? 何でも当主の散財が酷いらしい」

「俺も、グリダヴォル家で同じような話を聞いたことがあるな。あそこも当主が趣味に大金を費やしているとか」

「うーん、実は俺もだ。キルケーの当主なんだが、最上級のクソ高い治癒ポーションを育毛剤代わりに普段使いしているらしいぞ」

「おいおい、最上級の治癒ポーションって四肢が切断されても場合によってはくっつくやつだろ? 上級探索者でもおいそれとは買えねぇほど高いやつ。それを育毛剤代わりってマジかよ。正気じゃねぇな……」

「ってことは、あながち財政難って話もあり得なくはない……のか?」


「アーロン、どういうつもりだ?」


 探索者たちがそれぞれに話し合う様子を見守っていると、横からイオが胡乱な顔をして聞いてきたので、それに答えた。


「どうもこうも、単なる嫌がらせだが?」


 まあ、最初の予定ではこんなことを言うなんて伝えていなかったからな。もしかしたら反対されるかもしれなかったからだが……どうやら、その心配は杞憂だったらしい。


 イオは堪えきれないというように苦笑した。


「くっ、なるほど……嫌がらせ、か。ふむ……まあ、悪くはないな」


 と言って、イオは一歩前に出た。


 もしかしたらイオも、俺と同じことを思っていたのかもしれない。


「諸君、聞いての通りだ! 私たち≪迷宮踏破隊≫は【封神四家】の財政難により、やむを得ず解散する事となった!!」


「イオさん!? あなたまでどういうつもりですの!?」


「しかしッ! 普段ならば結成できないような大規模クランをこのまま解散するのは如何にも惜しい! それにクラン以外のメンバーでここに集まった者たちも含めて、ノルド討伐に協力し合えた我々だからこそ、何か大きなことを成せるのではないだろうか!? そこで! ここに集まった皆に提案したい! 我々は≪迷宮踏破隊≫に代わる新たなクランを設立したいと思う!!」


 イオがそう言った瞬間、探索者たちは再びざわめきに包まれた。


 一方、飼い慣らされた権力の犬であるギルド長は、店主の胸ぐらを掴んだまま警戒するような視線をこちらに向けていた。


 迷宮の踏破を目的に掲げたクランを作ろうとするなら、すぐにでも邪魔するつもりなのだろう。


 だが安心すると良い。


 俺たちが作るクランは、まったく別のものだ。


 イオが横に立つ俺を手で示しながら続ける。


「ここにいるアーロン・ゲイルが≪極剣≫と呼ばれていることは、すでに周知の事と思う! そして、ノルド討伐に参加した皆ならば、今さらアーロンの実力に疑いを持つ者もいないだろう!」


「そりゃあ、まあ……」

「奴が本当に≪極剣≫だろうが偽者だろうが、俺たちの見た実力に嘘はないわけだしな」

「仮に本物の≪極剣≫がいたとしても、本物よりも強いんじゃねぇかってくらいだし」


 続けて、イオは俺の隣に立つフィオナを紹介した。


「そしてフィオナ嬢の強さに関しても、あの戦いを目撃した諸君ならば、異論を挟む者はいない事と思う!」


「『剣舞姫』か……確かに、ノルド討伐の時の『剣舞姫』って凄かったよな」

「すげぇなんてもんじゃねぇよ! ありゃあ≪極剣≫とも良い勝負するだろ!」

「さすがは私のお姉さまだわ……!!」


 俺とフィオナを紹介したイオは、今度は注目する全員に問うように言った。


「この二人に共通することが何か、分かる者はいるだろうか?」


「共通すること?」

「うーん、剣士ジョブだってことか?」

「確かに、それくらいしか思いつかねぇな」

「いや、待って待って? もしかしてだけど……木剣、じゃない?」

「ああ……そういえば、≪極剣≫も『木剣姫』も、木剣で戦ってるんだっけ?」


 ――木剣。


 その言葉が飛び出した瞬間、イオは一際大きく頷いてみせた。


「どうやら思い至った者もいるみたいだが、私からも正解を告げさせてもらおう。――そう、木剣だ」


 イオが正解を告げると、一部の者たちは沸き立ち、他大半の者たちは頭上に疑問符を浮かべた。


「え? 木剣?」

「どういうこと?」

「おいおい、何の話だよ、これは?」


「フィオナ嬢がアーロンに師事し、その実力を急激に高めた事実を知る者もいるだろう。だが、彼女がどのような修行を経て強くなっていったのか、それを知る者は少ないと思う」


 イオの言葉にも、戸惑いはさらに強まるばかりだ。


 しかし、構わずにイオは続けた。


「その答えが、木剣だ。とある特殊な方法で自ら木剣を作り、木剣を手に戦闘を繰り返すことで、彼女はここまで強くなれた。無論、それには彼女の才能や努力もあり、誰でも今の彼女ほどに強くなれるとは断言できない。しかし! ≪極剣≫が編み出したこの修行方法ならば、誰でも飛躍的に強くなれることを私が保証しよう!!」


 声音だけは力強く断言するイオ。


 だが、その顔はほんの少しだけひきつり、ほんの少しだけ自信なさげだった。


 今回、新たなクランを発足するにあたって、俺は木剣製作に特化したクランを作ろうと、昨日、イオたちに提案していた。


 これならば迷宮の踏破とは一見して何の関係もなく、【封神四家】もそうそうに干渉してくることはないだろう――と。


 この提案をイオたちは一部、受け入れた。


 それはクランが表向きに掲げる目的として、木剣に関する事柄を打ち出すこと――だ。


 しかし、俺の提案がそのままに受け入れられることは残念ながらなく、なぜ木剣を製作する必要があるのか、それをより明確にするために、理由付けをすることになってしまった。


 その理由というのが――「強くなる」ことだ。


 上級以上の探索者となれば、ほぼ例外なく強さには貪欲だ。そもそもこの部分で向上心がなければ、探索者として大成することなどできない。強さは迷宮深くに潜る上で、最重要のファクターだ。


 だから俺は、木剣を製作することで強くなれるという世界の真理を、イオたちに詳しく説明したのである。


 俺とフィオナがその証明になるだろう、と。


 特にフィオナの急激な成長ぶりは、すでに一部では話題になっているしな。


 イオたちも「強くなる方法」をエサにすれば、クランに所属してくれる探索者たちも増えるだろうと頷いてくれた。


 そんなわけで今、俺たちはこうして新クランに加入してくれるよう、ここにいる探索者たちに呼び掛けているのだ――が、昨日あれだけ説明したのに、イオが少々自信なさげなのが気になる。


 現に、話を聞いている探索者たちの多くは困惑したままだった。


「『賢者』は、いきなり何を言ってるんだ……?」

「木剣って……正気か?」

「最近忙しかったようだし、疲れているのかもしれないな……」


 このままではダメだ。


 そう直感した俺は、一歩前に出て、声を張り上げた。


「――難しいことは言わねぇ!!」


 注目が俺に集まった。


 俺は木剣を作れば強くなれるという真理が正しいことを知っている。だから視線に怖じ気づくことなく、力強い声で言った。


「重要なのは、強くなるための方法を俺が知ってるってことだけだ! もしもこの中に、今よりも強くなりたい奴がいたら、俺たちが新しく設立するクランに入ってくれ! 間違いなく強くしてやる!! 新しいクラン、≪木剣道≫の目的はただ一つだけだ! 一人一人が一騎当千の最強のクランになるッ!! どうだッ!? 入りたい奴はいるかッ!?」


 探索者たちを見回した。


 返ってきたのは呆気にとられたような沈黙。しかし――、


「「「うおおおおおおっ!!」」」

「僕たち入ります!! 入らせてください!!」

「アーロン先生! もちろん俺も入るっすよ!!」

「ぶひぃいいいいッ!! 我らが姫と同じクランになれるなら、拙者らも入るでござるよ!!」


 最初に、一部の木剣マニアたちと変態どもが興奮した様子で声をあげた。


 それに触発されたように、探索者たちは互いの顔を窺い合って、相談し出す。


「お、おい、どうする?」

「いや、どうって言われてもな……」

「でも、≪極剣≫に『剣舞姫』に『賢者』も所属するクランなんだろ? ひょっとして凄いクランなんじゃ……?」

「えっと、つまり……≪極剣≫が修行つけてくれるってこと?」

「『剣舞姫』が同じ修行して強くなったんだよな? ってことは……これってガチなやつ?」

「≪迷宮踏破隊≫じゃなかった俺らも入れるのか……俺、入ろうかな?」


 探索者たちの様子に、俺は最後のひと押しだと、さらに声を張り上げた。


 所詮は探索者なんて、俺も含めてこいつら全員、脳筋だ。ぐだぐだとあれこれ小難しい理由を並べるよりも、勢いに任せた方が良いに決まっていた。


「――お前らッ、強く木剣職人になりたいかッ!?」


「……ぉ、おお!! つよくなりてぇに決まってんだろ! なれんならな!」

「おい、≪極剣≫!! 本当に強くなれんだろうな!?」

「嘘だったら承知しねぇぞこら!」


「嘘なんかじゃねぇよ! 俺の二つ名にかけて誓ってやる!!」


 この『ウッドソード・マイスター』の二つ名にかけてな!


「≪極剣≫の二つ名に!?」

「そこまで言うなら、俺も入るぜ!!」

「最強のクランか……へへっ、面白そうじゃねぇの!!」


 だいぶ好意的な反応が大半になってきた。


 こいつらが少しでも冷静になる前に、俺は話を纏めてしまおうと締め括りにかかる。


「――よぉしッ!! なら決まりだ! お前ら全員クランに入りやがれ!! まさか嫌だって奴はいねぇよなぁッ!?」


 ぐるりと店内を見回す。


 その場の雰囲気に当てられてか、反対の声をあげる奴はいない。


 ――決まりだ。


「よっしゃあ!! それじゃあここに! 新クラン≪木剣道≫の設立を宣言する! 俺たちでどデカイことやってやろうぜッ!!」


「「「おおおおおおおおおッ!!」」」


 勢いに流されて歓声をあげる探索者たち。


 チョロいもんだぜ。


 内心でそう思い、俺はにやりと笑った。


 ――と。


「あっはっはっはっはっ!!」


 珍しく、イオが腹を抱えて大笑いしていた。


「イオ……? 何だよ、何かおかしかったか?」


 思わず問えば、イオは目尻に浮かんだ涙を拭うような仕草をして答えた。


「いや……まさか全員クランに所属させてしまうとはな……。アーロン、やはり君は、私なんぞよりよっぽどクランマスターに向いているよ」


「はあ?」


「昨日の話し合いでは私がクランマスターをするということだったが、クランの名前からして≪木剣道≫だし、やっぱり君がクランマスターの方が相応しい。私は辞退しよう」


「はああ?」


 ――というわけで。


 ノルド討伐に参加した72人の探索者たちで、新たにクランを設立することになり。


 なぜか俺はそのクランの、クランマスターとなることが決まったのだった。



 ●◯●



 余談ではあるが。


 クラン≪木剣道≫設立の数日後。


 キルケー家の屋敷、その当主の執務室にて。


「――旦那様」


「どうした、スチュワート?」


「なぜか市井で【封神四家】が財政難だという噂が広がっております」


「何でだッ!?」


「さあ……?」


 唐突に市民の間で広がった根も葉もない噂話に、【封神四家】の当主たちはしばらく頭を抱えることになるのだった――。



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